4月23日(土)「清水ミチコ大感謝祭 in 武道館」WOWOWで放送&配信

2022年1月2日(日)に開催された、清水ミチコの東京・日本武道館でのライブ『清水ミチコ大感謝祭 in 武道館~作曲法SPECIAL』の模様が、4月23日(土)午後6時30分より、 [WOWOWライブ]で放送、同時に[WOWOWオンデマンド]で配信。

それを前に、当日のステージの模様をレポートする。

“ベスト盤”ネタのオンパレード

清水ミチコ WOWOW

2013年開催の『国民の叔母・清水ミチコの「ババとロック」 in 日本武道館』からスタートし、今や年末年始の風物詩となっている清水ミチコの東京・日本武道館ライブも今年で8回目。

政治家から芸能人、文化人など、旬な時事ネタはもちろんのこと、ピアノの弾き語り、そしておなじみの「作曲法」を、新作を含めたSPECIAL版で披露するなど、まさに清水ミチコの“ベスト盤”というべきネタのオンパレードとなった。

肌寒い気候とは裏腹に、会場内は大勢の観客の熱気が充満。

そんな中、ステージのスクリーンに大映しとなったのは、清水たちが出演する架空のテレビ通販番組「ドッコイショッピング」。リモート会議が一般的になってきた昨今、寝転がりながらリモート会議をしたいというニーズに応え、シーツに背景が描かれた「リモート用シーツ」を紹介すると、ドッと沸く会場内。

この日のライブでは、楽曲の合間のところどころで「ドッコイショッピング」が上映され、「名言風カレンダー」「ボカロが体験できるガス」など、清水らしいひねりのきいたユニークなグッズの数々を紹介し、会場を盛り上げた。

桃井かおりに託されたこと

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会場には、リピーターの観客はもちろん、初めての観客もいっぱい。ということで、会場みんなでの一体感を実感するべくウェーブを実施。

波打つ観客の様子を見た清水は「おめでとうございます!2022年が始まりました!」と祝祭ムードをかもし出しつつも、「なぜお金を払ってこんなことをしなくちゃいけないのかと思うかもしれませんが、来た以上はこういうもんなんです」と冗談めかすなど、観客との当意即妙なやりとりで会場は大盛り上がり。観客も楽しそうな様子でウェーブを行っていた。

続けて「武道館も8回目ということでわたしも力が入っておりまして。なんと今回、レパートリーも100人くらいは出したいと思います。そのうち似ているのは2、3人ですけどね」と語った清水は、小池百合子、麻生太郎、安倍晋三などの政治家モノマネを披露。

さらにピアノの弾き語りコーナーでは、童謡の「さっちゃん」を桃井かおり、大竹しのぶ、山口もえ、叶姉妹などのモノマネで歌唱。

先日、実際にロサンゼルス在住の桃井かおりとインスタライブを行ったという清水は、桃井から「日本にいる桃井かおりのことは、椿鬼奴とみっちゃんに全部任せた!」と直々に委任されたことを明かし、会場は大喝采。

小田和正の作曲法も披露

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その後は10代から100歳代までの、年代別の有名人のモノマネとなる「100年使える声の歌」、さらに中島みゆき、松任谷由実という大物シンガーソングライター同士が対決する「トルコ行進曲」などで会場を沸かせた後は、松尾スズキ出演で、カラオケ映像あるあるを歌った映像ネタ「別れのボサノバ」、そして弟のイチロウを迎えたコラボコーナーなどを次々と披露。会場は大いに沸いた。

そして終盤には、清水の代名詞であり、本ライブのサブタイトルにもついている「作曲法SPECIAL」のコーナーに。

“このアーティストはこんな風に作曲をするであろう”という想像のもと、清水がオリジナル曲を作り歌う大人気シリーズだ。サカナクション、Mr.Children、椎名林檎といった歴代の人気レパートリーをはじめ、今年は新ネタとなる小田和正の作曲法まで飛び出した。

観客の満足度も非常に高く、「デビューしたての頃に、ライブハウスに永六輔さんが観に来てくれて。『君ね、次のネタ、次のネタとポンポンやるんじゃなくて。たっぷりと拍手を浴びる時間が多い人ほど一流なんだよ。だからたっぷり浴びなさい』と言われたので、今日はたっぷり拍手を浴びようと思います」と語ると、会場からはいつもの二倍の拍手が。清水も全身でその拍手を浴びていた。

アンコールはノスタルジックに

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そしてアンコールは「ドッコイショッピング」の新作、そして並木路子の「リンゴの唄」や、笠置シヅ子の「東京ブギウギ」、美空ひばりの「東京キッド」など懐かしいメロディーを集めた「戦後昭和歌謡メドレー」のコーナー。

会場をノスタルジックな雰囲気に包み込んだ。最後に「今日は本当にどうもありがとうございました! 伊丹十三賞をいただいたんですが、その理由としましては、コロナ禍にあってYouTubeではげましたということだそうです。自分が日々、ふざけ続けてきたことが認められたようで、うれしくなりました」と笑顔を見せた清水。

アンコールでは“あの大物”の作曲法を披露。力強く壮大なバラードで盛り上がりも最高潮に。一体誰の作曲法か? 

デビュー時から多くのゲイの琴線に触れまくってきた清水ミチコ。圧巻のステージを放送と配信で堪能したい。

「清水ミチコ大感謝祭 in 武道館~作曲法SPECIAL~」
放送日:4月23日(土)午後6時30分 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
出演:清水ミチコ、清水イチロウ
収録日:2022年1月2日(日)
収録場所:東京 日本武道館
番組URL:https://www.wowow.co.jp/detail/177125

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