ゲイの老後のために知っておきたい小冊子「50代からのゲイライフ」に注目

地元を離れて、しがらみのない都会に住み、仕事をしながらゲイライフを楽しんでいる人は日本にも多い。しかし、歳を重ねるごとに、楽しいわけではない現実問題が迫ってくる。

高齢の親の介護や、自分の老後のことなど、考えれば考えるほど漠然とした不安に襲われてしまいかねない。

どんなことを知っておくべきなのか、どんな準備をすればいいのか、悩めるゲイの役に立ちそうな小冊子「50代からのゲイライフ」が注目を集め始めている。

50代からのゲイに贈る老後のレッスンA

50代になると、親の介護や自身の老後など気になる悩み事は一気に増える。しかし、実際にどのような準備をしたらよいのか、まずは何から手を付けたらよいのか途方に暮れる人もいるはずだ。

そんな人の助けになりそうなのが、友活の会(ゲイの老人ホーム・共同住居案内と友活の会)が昨秋に発行した小冊子「50代からのゲイライフ」だ。

その中身は、「親の介護と老後の備え」「身元引受問題」「老い支度を行うタイミング」などの文章で書くと硬くなりがちなテーマを、すんすん氏の描くかわいいイラストを用いた漫画形式で、分かりやすく解説している。

位置付けとしては、50代以降の自分の生活に対して全く白紙状態で不安になっている人に贈る、入門編といったところ。

親の介護や、自分の老後、終活など、ただでさえ不安が大きく暗くなってしまうテーマを、硬い文章で説明しても、正直読む気になかなかならないもの。

そこを漫画形式で、最低限知っておきたいことを明るくポップに描いているので、ストレスなく読めて、50代からのゲイライフに向けてのイメージづくりに役立つこと確実だ。

さらに、「ゲイの老後は横浜で」という記事も掲載している。

老後の年金暮らしになると、現役時代から住んでいた家に住み続けることは非常に難しくなる。家のダウンサイズや所持品の整理も兼ねて、住み替えすることが重要になってくる。

「ゲイの老後は横浜で」は、23区内に住み続けることが難しくなりそうな人や、老後は関東で過ごしてみたいと考える人に向けた企画である。

どうやって入手できるの?

現在、この小冊子「50代からのゲイライフ」を入手できる場所を紹介しよう。

東京・上野のバラエティショップ「BIGGYM」「コンボイ」、さらに池袋の「BIGGYM」にも設置。2022年3月31日までに、小冊子を持ってバラエティショップへ行くとちょっとしたプレゼントをもらえる。

新宿の「akta」、福岡の「haco」という2箇所のコミュニティセンターでも入手できる。

ゲイバーでは、上野の「上州男」「はやし」「スナック松&部長」、浅草の「工事現場」「BBC」「Tamo Tamo」、新橋の「コメット」「TUGBOAT」「FILL」で入手できる。

友活の会(ゲイの老人ホーム・共同住居案内と友活の会)では、現在、小冊子「50代からのゲイライフ」を置いてくれる協力店を募集している。興味を持ったなら、公式サイトから連絡してほしい。

大きくなる不安から目を背けて「なんとかなるさ」と楽観的で居続けても、現実はそうはならないもの。知っておくべきことが分かれば、どんな準備をすればいいのかも明確になる。あとはアクションを起こすのみだ。

悩んでいるのは、あなた一人ではない。漠然とした不安に押しつぶされる前に、必要なことを知って不安を軽減していきたい。

「友活の会(ゲイの老人ホーム・共同住居案内と友活の会)」
アライアンサーズ株式会社

高齢者の終活支援事業を行う。ゲイの老後に特化した友活の会での活動が、NHKのBS1スペシャル「カミングアウトの”向こう側”」にも取り上げられた。

友活の会HP:https://alliancersjp.com/
友活の会 Twitter:https://twitter.com/alliancers9_9

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