ゲイの恋愛生存戦略「口説きスキルを学んでボーイフレンドを作ろう」

「ゲイの恋愛生存戦略」の2つの記事『ナイモンの相互ブリをリアルに繋げるロードマップ』『ハッテン場型求愛行動から脱却して恋愛プロセスを学ぶ』には、「オトコ探し」を頑張るゲイ・バイ男性からの大きな反響があった。

今回は、さらに一歩進んだゲイの恋愛生存戦略として、『口説きスキルを学ぶ』ことを考えていきたい。

目次

・マチコを脱却して自分からアタックする
・冷静に状況を見て相手の気持ちを考える
・「デート」を強調し自分の気持ちを示す
・即ヤリ心を封印することが成功への近道

マチコを脱却して自分からアタックする

ゲイの恋愛生存戦略
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ナイモンの相互ブリをリアルに繋げるロードマップ』で記したように、ほとんどのゲイは「マチコ(待子)」である。好きなタイプがいても、自分からアプローチする人はごく少数であり、大半は白馬に乗った王子様に声をかけてもらえるのを待っている。

ごくまれに「マチコ(待子)」であっても、白馬に乗った王子様から声がかかる人はいる。しかし、それは顔や体などルックスが秀でたごくごく一部の「ゲイの勝ち組」に限定される。「勝ち組」になれる要素が皆無な普通のゲイが白馬に乗った王子様から声をかけてもらえる可能性は、とても低い。

「恋人がほしい」「誰かと付き合いたい」と願っているだけでは事態は変わらないのだから、「マチコ(待子)」であることを止めて、自分が白馬に乗った王子様になる道を選ぶしかない。

そこでまずするべきは、自分の今までの求愛行動を振り返ってみることだ。

ハッテン場型求愛行動から脱却して恋愛プロセスを学ぶ』で解説したように、ナイモンで好みのタイプを見つけたら、いきなり体や局部の画像を送りつけたりしていないだろうか。そんな「ハッテン場型求愛行動」では、恋愛映画やドラマのような「恋」を手にすることはできない。

冷静に状況を見て相手の気持ちを考える

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「マチコ」を脱却して、白馬に乗った王子様になる道を目指すのであれば、絶対に忘れてはいけないことがある。

それは、頭の片隅に「常に状況を客観的に見る視線」を持っておくことだ。

「恋は熱病のようなものである」(スタンダール)とはよく言ったもので、好きになる相手を見つけアプローチを始めると、熱病に浮かされたように心は舞い上がってしまう。そんな状態になると、相手の反応すべてを、自分にとって都合よく解釈してしまいがちになる。

「のぼせあがること」が、恋愛の始まりの時期の楽しみであることは事実だ。しかし「のぼせあが」っていては、白馬に乗った王子様になることは無理だ。

想像してみてほしい。好みではないタイプの人からアプローチされ、内心迷惑だという気持ちをはっきり言いづらいのでオブラートに包むように伝えているのに、そのサインを完全に無視してしつこくアプローチされる状態を。

そんな人と、恋に落ちる可能性はあるだろうか?

だからこそ、頭の片隅に「常に状況を客観的に見る視線」を持ち、アプローチした相手の反応を冷静に判断していくことが、「恋」を手にするためには必須なのだ。

「デート」を強調し自分の気持ちを示す

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ナイモンの相互ブリをリアルに繋げるロードマップ』で記したように、好みのタイプと「お茶」することに成功した場合、その次のステージにどう進んでいくのかが重要になる。

まずは「お茶」したときのことを、「常に状況を客観的に見る視線」でチェックしてみよう。

・会った時の相手の表情に曇りがなかったか?
・会話のキャッチボールが弾んだか?
・自分が話してばかりではなかったか?
・会話しているとき、相手は笑顔をみせたか?
・「そろそろ」となった時に、相手がホッとした表情をみせなかったか?
・「また会いましょう」と言った時に、嬉しそうに同意してくれたか?

いくつも思い当たる点があるなら、その相手と恋に発展する可能性は限りなくゼロに近い。すっぱりと諦めるしかない。

思い当たる点がほぼないのであれば、これは脈ありだ。「鉄は熱いうちに打て」という言葉の通りに、すぐに連絡して次に会う予定を立てよう。

初リアルは相手に負担を感じさせないことに重点をおいたが、2回目からは「自分がその人に抱く好意」を伝えることに重点をおくことが必要だ。

好意を伝えるための手段として、「デート」という言葉を使って誘っていきたい。

たとえば「今度はちゃんとデートしてください」とか、「次はデートしましょうね」とか。ただの友達になりたいわけではないという気持ちを「デート」に込めて、相手に印象付けていきたい

即ヤリ心を封印することが成功への近道

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「映画」でも「食事」でも「飲酒」でもいいが、首尾よく初回「デート」の約束を取り付けることができたのならば、忘れてほしくないことがある。

それは「即ヤリ心を封印すること」だ。

初デートで盛り上がったら、そのままホテルとか自宅に連れ込んで、ムフフ。という展開は、十分に考えられる。

好みのタイプとムフフな展開になれたらそれで大満足、という人ならば止めはしない。しかし、「恋」を手にするために白馬に乗った王子様になったのであるならば、ゴールはムフフではないはずだ。

お互いイケると分かったら即ヤル、というハッテン場型求愛行動からの恋愛プロセス無視が身に染みついてしまっていると、誰もが同じような行動をすると思い込みがちだ。

しかし、ムフフに至るまでに必要とするプロセスは人によって異なる。時間をかけてお互いを理解してから、初めてその段階に進めるという人だって、決して珍しくはない。

「マチコ」を脱却して、白馬に乗った王子様になり、意識変革をしながら時間をかけて漕ぎつけた初デート。焦って即ヤリ心を発動させて相手に拒絶されたら、ここまでかけてきた時間も想いもすべて無駄になってしまう。

だからこそ、初デートなら手を握るだけとか、ハグするまでとか、自分の中にルールを作っておくべきだ。

そして初デートでの「即ヤリ心の封印」は、即ヤリに慣れているタイプにとっても「この人は一発ヤリたいだけじゃなく、本気で俺のことをすきなのかもしれない」と思わせる効果があることも、記しておきたい。

令和を生きるゲイ諸君、口説きのテクニックを身につけて、「オトコとの出会い」を成功させる方法を探ってほしい。

「恋」を手中に収めるためのさらなる解説は、またの機会に。

9モンスターズ:https://ninemonsters.com/ja

(冨田格)

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