ラグビーチームで秘密の恋。新作ゲイ映画『In From The Side』日本公開希望

世界各国の性的マイノリティの映画祭で話題を呼んでいる、ゲイのラグビーチームを舞台にしたイギリスのゲイ映画『In From The Side』が、いよいよ英国で劇場公開された。日本での公開を期待しつつ、この作品の魅力と、セクシーな2人の主演男優を紹介しよう。

ゲイのラグビーチーム在籍中に着想した物語

In From The Side
Photo Credit:Verve Pictures

ラグビー好き、というよりもラグビー選手好きなゲイは多いが、ラグビーをテーマにしたゲイ映画は実に珍しい。

ラグビー選手であり、映画監督であり、脚本家でもあるマット・カーター監督による『In From The Side』は、ゲイのラグビーチームの雰囲気がリアルに描かれていると評判だ。というのも、マット・カーター自身が、かつてサウスロンドンのゲイラグビークラブに在籍しており、そこで過ごした時間から物語の着想を得たからだ。

In From The Side
Photo Credit:Verve Pictures

今年3月の「ロンドンLGBTQIA+映画祭」でワールドプレミア上映され、以降、サンフランシスコの「Frameline」や、ノースカロライナ州ダーラムで開催された「Out South Fest」など、世界各地の映画祭で上映された。

そして、9月16日より英国では劇場公開が始まった。

チームの仲間には秘密の2人の関係

In From The Side
Photo Credit:Verve Pictures

『In From The Side』は、とあるゲイのラグビーチームを舞台に、2人のチームメイトによる秘密の恋愛を描いた物語だ。

テムズ川を見下ろすペントハウスでリッチな恋人と同棲中のマークは、ゲイのラグビーチームに入部する。チーム内でトップレベルのベテラン選手ウォーレンと出会ったマークは、その魅力に心を鷲掴みにされてしまう。

それはウォーレンも同じだったようで、目があって5分後に、ウォーレンはマークをトイレの個室の壁に叩きつける。

お互いに惹かれあっているとはいえ、2人の関係はオープンにはできない。なぜならウォーレンにはチームメイトである恋人がおり、その関係は浮気厳禁の非オープンリレーションシップだからだ。

しかし2人の想いは抑えられず、互いのパートナーやチームメイトに必死に隠そうとしながらも、に燃え上がっていく。その秘密がバレ始めるにつれ、チームスピリット、忠誠心、仲間意識が試されていく…。

In From The Side
Photo Credit:Verve Pictures

2人の主演俳優のセクシーな画像に注目

アレクサンダー・リンカーン(マーク)

マークを演じるアレクサンダー・リンカーンは、数々のショートフィルムに出演した後、1972年から続いているイギリスの長寿番組『エマーデール』に2019年から2年間キャスティングされた。今後は、ファンタジー映画『Gods Among Us』への出演も決まっている。

アレクサンダー・キング(ウォーレン)

ウォーレンを演じるアレクサンダー・キングは、『In From The Side』が俳優デビュー作。映画オーディションの情報サイトでこのプロジェクトを見つけて応募したそうだ。オーディションではアレクサンダー・リンカーンと息の合った演技を見せて役を勝ち取ったとのこと。今後は、スリラー映画『Charlotte』への出演が決まっている。

ノンケの中でゲイを隠すとか、カミングアウトすべきか否か、という視点ではなく、ゲイのラグビーチームの中での恋愛模様を描くこの作品。ラグビーに興味がないゲイでも、共感できる部分が見つかりそうだ。

とはいえこの『In From The Side』は、日本ではまだ未公開で今後の上映予定なども決まっていない。映画祭でも、劇場公開でも、配信でもいいので、何らかの形で早く見られるようになることを願っている。

In From The Side

公式Instagram:https://www.instagram.com/infromtheside/

※参考記事:QUEERTYQUEER FORTY

(冨田格)

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