【恋愛のルール】男同士のカップルが揉めないための29のヒント・前編

恋人とはいつだって仲良くしていたい。それは誰もが理想とするカップルの姿。とはいえ、揉める火種が生まれてしまうのが人間関係の難しいところ。男同士のカップルが仲良くい続けるための29のヒントを紹介する。

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男同士のカップルのための有益なヒント

とかく人間関係は難しい。職場や趣味のサークルなどで、そんなことを実感する機会は少なくないと思う。我々にとってもっとも重要な、恋人との関係においても難しい面があることは変わらない。

むしろ、体の関係があるゆえに生じるある種の”甘え”からくる行為が、2人の関係を決定的に壊してしまう場合だってある。

米国のゲイ・メディア『PRIDE』が発表した、男同士のカップルならではの「それをやったら絶対に揉めるNG行為」は、現在恋人がいる人も、これから恋人を作りたいと考えている人も参考になりそうなヒントに溢れている。

今彼を元彼と比較してはいけない

01)彼と自分を比べる

男女のカップルならばお互いに違うということが前提なので生じない問題だが、男同士の場合はさまざまな局面で自分と相手を比べてしまうことがある。しかし、相手と自分を比べて、そこに「優劣」を感じてしまうと、自然と態度に現れたり、最悪の場合は口に出してしまうことも考えられる。

しかし、2人の関係に要らぬ波風を立てたくないならば、自分と相手を比較することは厳禁としよう。

もし相手があなたほどのマッチョじゃないとしても、あなたよりも優しい面を持っているかもしれない。もし相手があなたより収入が低かったとしても、彼はあなたよりも多くの人を助けることができるかもしれない。

比較して「優劣」をつけるよりも、相手の得意な分野、優れた面に目を向けるようにしたい。

02)今彼を元彼と比較する

今彼に不満を覚えると、ふと昔の彼が懐かしく思えてくる。今彼よりも、もっとお互いを理解して、気を使いあっていたよなあ、などと思い出を美化しがちだが、ちょっと待ってほしい。あなたと元彼は、別れる理由があったからこそ「元恋人」なはず。思い出を美化せずに、別れた原因を思い出すようにするべし。

03)家族からの同性愛嫌悪発言をスルーする

あなた、もしくは彼の家族に、同性愛を嫌う人がいる可能性はある。もし2人の交際が長続きしてお互いの家族と会う機会ができると、嫌味のひとつでも言われることがあるかもしれない。しかし、そういう時は笑顔でやりすごしたりせず、「僕たちに敬意を持って接してほしい」ときちんと伝えよう。それが相手を守ることになるのだから。

2人の関係性について自分に嘘をつかない

男同士のカップルが揉めないための29のヒント
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04)不特定多数の男性に嫉妬する

彼のことをまめにチェックしたり、もっとはっきりいうなら、ちょっかいかけてくるような男たちがいるかもしれない。しかし、いちいちそんな相手に嫉妬して、口汚く罵ったりすることは止めよう。多少のヤキモチは「俺に惚れてる証拠だ」と彼を喜ばせる可能性はあるが、それも過ぎれば鬱陶しいと思われるだけ。

どんな男がちょっかいかけてこようと、彼はあなたを選び付き合っている、という現実に自信を持つべき。

05)2人の関係性について嘘をつく

本当は、お互いに浮気OKな関係でいたいけれど、彼の気持ちを忖度して、浮気はNGな関係でいようと嘘をつかないこと。その嘘をあなたがずっと守り続けられる自信があるならともかく、そう時間をおかずに浮気の虫が騒ぎ出してしまう可能性は高い。それがバレると相手の心を大きく傷つけてしまう。2人の関係に何を求めているのか、正直に話し合うことが重要だ。

06)”ノー “と言わない

あなたが高飛車な女王様気質でもない限り、本当に大切な人の要求に「ノー」と言うのは意外と難しいものだ。 しかし、あなたが不快に感じた時は正直にに「ノー」と言える関係性であることが、恋愛を長く続けるにおいて重要なことだ。

彼の友人関係を断ち切らせない

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07)彼を小馬鹿にする

ちょっとしたジョークとして笑って受け止められるうちはいいのだけれど、度を過ぎたジョークには怒りが生まれる。特に彼の友人の前で、小馬鹿にするようなジョークを言うのは厳禁。

08)彼をクローゼットに押し込める

たとえば、同性愛に理解のない高齢の親族の前だけでは「恋人じゃなく友人のふりをして」と頼むことはあるかもしれない。しかし、大半の場合はお互いが恋人同士であることを隠すべきではない。家族や知り合いの前で友人のふりをし続けてもらうこいとは、彼がゲイであることを受け入れるために葛藤した過去を、頭ごなしに否定されたと感じて傷つくかもしれないのだから。

09)彼に友人をあきらめるよう求める

付き合い始めると、それ以前の友人関係を断ち切らせようとする傾向のあるゲイ・バイ男性がいる。しかし、これは人を操ろうとする意図があり、ある種の虐待だ。不安や困窮、涙を利用して人の心を操ろうとする人がとる手段の1つが、友達づきあいをあきらめさせることだ。もしこのような傾向を感じたら、関係を断つことを考える方がいい。

スマホ依存にならないように

10)彼が他の男を品定めするときに嫉妬する

まあ、嫉妬するのは自然な心の動きなので構わないのだが、そのたびに怒ったり、軽率なことはしないこと。特に、彼が悪気なく男をチェックする癖がある場合は、そういう人なんだと受け入れることも必要だ。彼もあくまで欲望のある男なのだから、誰かに手を出さない限り、品定め自体に害はないのだから。

11)スマホを使いすぎる

これは相手には、とても失礼で不愉快に感じることは理解しておいてほしい。ベッドに横たわりながらスマホを使い、世間話をしているのならいい。でも夕食中や、彼がまともに会話しようとしているときは、スマホを手から離して目を向けないようにしよう。

12)彼に心を読ませる

自分が望んでいることは何か、言葉にしないで相手に理解してほしい。そんな無茶な要求をする人は実際にいるが、よく考えてほしい。私たちは男を好きなゲイ・バイ男性であるだけで、超能力者ではない。他人の心を読めるはずがないのだ。本当に希望することがあるなら、正直に言葉に出して伝えることだ。

小さな不満を溜め込まないこと

男同士のカップルが揉めないための29のヒント
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13)小さな不満を溜め込まない

付き合っていれば、相手に対する些細な不満はどうしても生じてくるものだ。しかし、気まずい空気になることを恐れ、不満な思いを押し殺し続けると、それはいつしか心の中に膿のように溜まっていってしまう。何かの拍子に、火山が一気に爆発してマグマを放出するかのごとく、心に溜め込んだ不満の膿が噴き出して、彼にとんでもない暴言を吐いてしまうことにもなりかねない。

爆発が小さくて済むうちに、こまめに不満を表明することが必要だ。

14)意地悪な口調で接する

どうしても意見の違いは生じるし、私たちは失敗もする。でも、何があっても、どんなに腹が立ったとしても、彼には敬意をもって接する必要がある。つまり、あなたがどんなにイライラしようとも、彼を苛立たせるような意地悪な口調で接してはいけないということだ。

15)彼を不安にさせる

06)”ノー “と言わない、で説明したように断ることが苦手なタイプはいる。彼がそのタイプだった場合、あなたが何気なく要求したことがプレッシャーだと感じる可能性もある。彼がどういうタイプであるのかをきちんと判断して、無駄にプレッシャーをかけて精神的に追い込まないよう気をつけるべきだ。

前編はここまで。参考にできそうなアドバイスはあっただろうか。後編では、さらに14のNG行為を紹介する。

最後に読者に恋人との関係性について尋ねてみよう。

※後編はこちら
【恋愛のルール】男同士のカップルが揉めないための29のヒント・後編

※参考記事:PRIDE

(冨田格)

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