”不適切な関係”が炎上したリッキー・マーティンの甥が訴えを取り下げた

実の甥から「不適切な関係」の末にストーカー行為をされたという理由で接近禁止令を求められていた、プエルトリコ出身のポップスター、リッキー・マーティンだが、プエルトリコの裁判所は、甥が自ら訴えを取り下げたと発表した。

7月18日公開記事「懲役50年？　リッキー・マーティンと甥っ子の”不適切な関係”が大炎上中」

リッキー・マーティンに何が起きたのか

ゲイであることをカミングアウトしているリッキー・マーティンは、2016年には芸術家のジョワン・ヨセフと結婚し、現在は代理母出産で授かった4人の子供とともに暮らしている。

ところが、実の甥から接近禁止令を求められたというニュースが世界中に報じられた。

DVの疑いで通報されたリッキー・マーティンの被害者は、実の弟エリック・マーティンによって明るみに出た。告訴人はリッキー・マーティンの21歳の甥デニス・ヤディエル・サンチェスである。

デニスによると、リッキーとの交際は7ヶ月で終わったが、「彼が別れを受け入れなかった」ためデニスをしつこく呼び出して迫害するようになったと説明している。

https://www.marca.com/en/lifestyle/music/2022/07/14/62cf4501268e3e3d758b4606.html

弟のエリック・マーティンがFacebookに投稿した、甥のデニス・ヤディエル・サンチェスのジムトレ後の画像。

リッキー・マーティンの弁護士は、この訴えの内容は完全に虚偽であると否定。

リッキー・マーティンの弁護士であるマーティ・シンガーは、リッキーは甥っ子といかなる性的関係や恋愛関係にあったことはなく、これからもないだろうと主張している。

“残念ながら、この主張をした人物（甥っ子）は深い精神衛生上の問題に苦しんでいます。”リッキーは声明の中でこう続けた。

“私たちは皆、甥が緊急に必要とする助けを得ることを望んでいます。しかし、何よりも、裁判官が事実関係を調べれば、この事件がすぐに却下されることを期待しています。”

https://www.latimes.com/entertainment-arts/story/2022-07-17/ricky-martin-nephew-domestic-violence-lawyer-statement

この接近禁止令を解除するか、支持するかの審問会が21日に開かれた。

甥が自ら訴えを取り下げる

ところが、事態は急転した。7月21日にFOX8が公開した記事「Court closes restraining order case against Ricky Martin（リッキー・マーティンに対する接近禁止命令の裁判が終了）」から引用する。

プエルトリコの裁判所は、スーパースターのリッキー・マーティンに対して出された接近禁止命令を「アーカイブ」し、事件が終了したことを意味すると、司法広報担当者は木曜日に述べた。

同報道官はAP通信に対し、「申立人は自発的に主張を止めたので、事件はアーカイブ化され、これ以上の手続きは必要ない」と述べた。

この件を審査する審問は木曜日に予定されていたが、密室で行われ、当事者はそれに出席した。法廷の外では、数人のメディアの記者とカメラが待ち構えていた。

“我々が予想した通り、一時的な保護命令は裁判所によって延長されなかった “と、リッキー・マーティンの弁護団は声明で述べている。

マーティンの弁護団は木曜日に、「これは、問題を抱えた個人が、それを立証するものが全くない虚偽の申し立てをしたに過ぎない」と述べている。「私たちのクライアントは、正義が行われ、彼の人生と彼のキャリアを前進させることができることをうれしく思います」と述べた。

リッキー・マーティンは、金曜日と土曜日にハリウッドボウルでロサンゼルスフィルハーモニーとコンサートを行う予定だ。

https://fox8.com/news/court-closes-restraining-order-case-against-ricky-martin/

甥の訴えが事実だと認定されると、プエルトリコの法律では懲役50年になるか、と予想されていた。しかし、甥が自ら訴えを取り下げ、リッキー・マーティンの身の潔白が証明されたことになる。

世界中のファンは、この数週間落ち着かない気持ちで過ごしていただだろうが、この報道でホッと安心できたはずだ。

最後に、リッキー・マーティンが7月15日に公開した新曲「Ácido Sabor」のMVをご覧いただこう。

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