素朴さと笑顔、そしてワイルドな逞しさ、ハワイの男の魅力に溺れたい。
アメリカ人にとっても、そして日本人にとっても、ハワイは憧れの地。それは自然環境や文化、食など楽しみが多いこともあるけれど、ハワイの男が持つ独特の魅力にひきつけられることも大きな理由。今、全米のゲイの注目を集めている、ハワイ出身の俳優ケコア・ケクマノを紹介しよう。
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若きアクアマンを演じた新鋭俳優
ハワイ出身の俳優といえば『アクアマン』こと、ジェイソン・モモアが一番に思い浮かぶところだが、映画の中で若きアクアマンを演じたのが、ハワイ出身のケコア・ケクマノだ。ジェイソン・モモアからアクを抜いたような端正な顔立ちのハンサム。
ケコア・ケクマノが一躍注目を集めるようになったのは、HBO制作のドラマシリーズ『ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン1で重要な役を演じたからだ。
逞しく艶かしい肉体にフォーカス
『ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル』の舞台は、ハワイの高級リゾートホテル。
ここを舞台に、白人のリッチな滞在客たちと現地の従業員たちの、トラブルやアクシデントや葛藤やプレッシャーや言ってはいけない本音などが飛び交い、アメリカが抱える病巣をごった煮にしたような物語が描かれるブラック・コメディ。
傲慢、ワガママ、気まぐれなど白人の金持ちの醜さだけじゃなく、頭でっかちな意識高い系女子の浅はかさ、白人金持ちがいかに気まぐれな人種か知っているにも関わらず甘い言葉にのっかり傷ついていく現地スタッフの惨めさ、一皮剥けば酷いエロ親父だったゲイの支配人の崩壊していく様など、どの階層、人種、セクシュアリティにも肩入れせず全方位をシニカルに描くところが絶賛され、すでにシーズン3までの継続が発表されている。
ケコア・ケクマノは、ホテル「ホワイト・ロータス」に勤務するセクシーな現地のスタッフで、女性客の一人と性的関係に陥ることから、大惨事を引き起こす重要なキャラクター”カイ”を演じている。
現地スタッフたちがポリネシアン・ダンスを披露する場面や、女性客との性的なシーンで、ケコアのタトゥーが刻まれた逞しい肉体の艶かしさを、カメラは舐めるように描写していく。女性とのラブシーンでも印象に残るのはケコアの肉体ばかりというほど執拗に。
支配人が男性スタッフを口説き落として見せるドラッグ混じりのかなり露骨な性的描写の場面もあるのだが、それすら印象が薄くなるほど、ケコアの存在感は強烈だ。
モデル出身で俳優のキャリアを築く
ケコア・ケクマノは、1998年6月16日、ハワイ州ミリラニで誕生。
高校卒業後にエージェンシーと契約して、モデルとしてキャリアを積みはじめた。さらに俳優業にも進出し、ドラマ『HAWAII Five-O(ハワイ・ファイブオー)』や『イン・ヒューマンズ』、そいて2018年の映画『アクアマン』では、若きアクアマンを演じた。
演技やモデルの他に、自身のInstagramアカウントでは、サーフィン、スキューバダイビング、ウェイトリフティング、柔術の練習をしている写真をよくシェアしている。また、海洋安全ライフガードの資格も持っており、経験豊富なフラダンサーでもある。
ドラマの中で堂に入ったダンスを披露した理由も納得だ。
『ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル』はシーズンごとに異なるリゾート地が舞台になるのでケコアの再登場は望めなそうだが、一気に注目を集めている彼は他の作品で今後目にする機会が増えそうだ。
その時も、逞しい肉体を惜しげもなく晒してくれることを期待したい。
『ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル』は現在、U-NEXTでシーズン2まで独占配信中。
U-NEXT『ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン1
※参考記事:instinct
(冨田格)
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