Netflix『ナイト・エージェント』青年期の終わりの輝きを放つ主演男優
3月23日にNetflixで配信がスタートするや、日本を含む世界中で多くの視聴者を集めているドラマ『ナイト・エージェント』。ストーリーの面白さはもちろんだが、ゲイとしては少年っぽさと男くささが絶妙なバランスの主演男優から目が離せない。主役のピーターを演じるガブリエル・バッソを紹介する。
子役としての見事なキャリアを築く
1994年12月11日、米国ミズーリ州セントルイスで生まれたガブリエル・バッソは、2007年に地元のセントルイスで2本の映画に子役として出演し、俳優のキャリアをスタートさせた。そのうちの1本には姉のアレクサンドリア・バッソも出演している。
本格的に俳優の道を目指すべく、母や姉妹と共に西海岸ロスアンジェルスへ引っ越すと、すぐに子供向けのウェブドラマ・シリーズの主役の座を得る。
2010年から2013年まで4シーズン続いたドラマ『キャシーのbig C いま私にできること』のアダム役で最初に注目された。
2011年に『SUPER8/スーパーエイト』、2013年に『キングス・オブ・サマー』と2本の映画に出演したが、子役としてのキャリアはここで終了。
以降、子役から大人の俳優へ移行する、どの子役にとっても難しい時期に差し掛かる。子役時代にどれだけ人気があっても、大人の俳優へ移行できなかった例は枚挙にいとまがないほどあるのだ。
しかし、ガブリエル・バッソは違った。
青年から大人の男への端境期特有の魅力
2020年のNetflixオリジナル映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』で、エイミー・アダムスとグレン・クローズの二大演技派女優と共演。青年になったバッソは、元肥満児という役柄に合わせて顔も肉体もムチムチとしており、GMPD好きの目を惹きつけそうだ。
それから3年、『ナイト・エージェント』の主役である下っ端FBI捜査官ピーターを演じるバッソは、肉体も顔も引き締まり、大人の男の雰囲気を纏って帰ってきた。とはいえまだ28歳、下っ端捜査官という役柄もあってか、ちょいちょい少年っぽい表情を覗かせるところが、絶妙な魅力となっている。
捜査官としても、男としても、これからさらに経験を積んでより魅力的になっていきそうなピーター。嬉しいことに『ナイト・エージェント』は爆発的なヒットとなり、配信一週間でシーズン2への継続が決定。2024年にシーズン2を配信することを発表した。
まだ未見の方は、男臭さと少年っぽさが絶妙のバランスでミックスされた青年期の終わりの輝きを放つガブリエル・バッソの魅力に触れてほしい。
子役時代はツルッツルだった肌も体毛が濃くなり、男性ホルモンも雄のフェロモンも明らかに増加しているこの年代だからこそのセクシーさを堪能できるのは、これが最後になるかもしれないのだから。
Netflix『ナイト・エージェント』
※参考:Wikipedia
(冨田格)
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