『君の名前で僕を呼んで』疑惑の俳優アーミー・ハマー、LA検察庁が検証中
交際していた女性たちからレイプされたという告発に加え、嗜虐趣味やカニバリズムへの興味などの異常な性癖があることを明かされてスキャンダラスな存在となり表舞台から退場した俳優のアーミー・ハマー。最新情報をCNNが報じた。
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アーミー・ハマーの件は現在検討中
ロサンゼルス地方検事局が、俳優のアーミー・ハマーに対してなされた性的暴行の訴えを検討していることが、CNNによって明らかになった。
同事務所の広報担当者であるティフィニー・ブラックネル氏はCNNに、「この件は現在、検討中です」と語った。ブラックネル氏は原告や告訴人の身元を明かさなかったが、ハマーは2017年に女性からレイプされたと訴えられ、2021年2月から性的暴行で調査を受けていることが知られている。
ハマーはこの件で起訴されておらず、いかなる不正行為も否定しており、当時は弁護士を通じて、この申し立ては “とんでもない “と述べ、女性や他のパートナーとの交流は “完全に合意の上で、事前に話し合い、合意し、相互に参加した “と述べている。
レイプされたと告発した女性の主張
ハマーにレイプされたという24歳の”エフィー”と名乗る女性は、4月17日に声明を発表した。
「私はアーミーにひどいトラウマを負っています。彼が私にしたことの責任を取らず、私を攻撃することに嫌悪感を感じています。アーミーは反省していません。彼は苦痛を与え続けており、全く変わっていないと思います」
ヨーロッパに住んでいたエフィーは、2016年から2020年までハマーとくっついたり別れたりを繰り返しながら親密な関係を築いていたと語っている。
「20歳の頃にFacebookでハマーと出会い、即座に恋に落ちました」と語る彼女は、ハマーがしばしば彼女の忠誠心を試し、彼女の性的な面での限界点を突破させようとしたと主張している。
「時が経つにつれて、彼はますます暴力的になったのです。アーミーは私を精神的、感情的、そして性的に虐待しました」と、2021年に記者会見をしたときに彼女は語った。
エフィーは、2017年4月24日にロサンゼルスで4時間以上にわたってハマーに暴力的にレイプされたと訴えた。彼が彼女の足を乗馬鞭で叩いたなど、彼女が同意していない暴力行為が行われたと述べている。レイプされた後1週間ほど歩くのも痛かった、とエフィーは語っている。
「私は彼に殺されるのではと思いました」と彼女は言う。彼を恐れて生活し、自分に対する彼の行動を “歪んだ愛の形 “として否定しようとしたそうだ。エフィーは、自分に起こったとされる出来事のために、生きることにさえ興味を失ってしまったという。
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ハマーは告発は事実ではないと語る
かつての交際相手たちから立て続けに告発を受けたのち、沈黙を続けていたハマーは今年2月にAir Mailのインタビューで、性的な出会いのすべての段階で同意を得たと語った。
「あらゆることが事前に話し合われましたた。私は誰かに不意にこれを突きつけたことはありません、決して。
私は、非常に激しく極端なライフスタイルを持っていました。気に入った女性たちをすくい上げ、旅行やセックス、ドラッグ、大きな感情が飛び交う渦中に放り込み、コトが終わるとすぐに彼女たちを置いて次の女性へと関心が移っていきました。私と関わった女性たちは、見捨てられたり利用されたと感じていたでしょう」
Air Mailのインタビューでは、子供の頃に教会の青年牧師から性的虐待を受けたことから相手を性的にコントロールしたい欲望が生まれたことや、女性たちとの関わりの詳細を赤裸々に語っている。
ロサンゼルス地方検事局がどのような判断を下すのか、アーミー・ハマーに関する問題には、今後も注視していきたい。
※参考記事:CNN
(冨田格)
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