ありのままのリアルな男の肉体を愛する写真家スティーブン・ティロッタ

鍛え上げたマッチョな肉体は美しいが、ゲイの男の好みはそれだけじゃない。ありのままのリアルな男の体の魅力を、6年間に渡り撮影し続けた、写真家スティーブン・ティロッタの写真集「As Is」を紹介する。

男を苦しみから解放する「ボディ・ポジティブ」

As Is

写真家スティーブン・ティロッタのテーマは「ボディ・ポジティブ」だという。

「ボディ・ポジティブ」という聴き慣れない言葉はどういう意味なのか、スティーブン・ティロッタの言葉を引用する。

ボディ・イメージや身体醜形症は、女性を苦しめるだけの問題ではなく、男性にも様々な形で不自由を強いています。

ハリウッドやニューヨークの広告代理店が私たちに押し付ける魅力的なもの、美しいものに飽き飽きした私は、あらゆる体型の素晴らしい男性たちを撮影する旅を始めました。

男性の魅力、美しさ、男らしさを定義するために強制されてきたイメージとは違う男性を選び撮影することは、ありのままの自分を受け入れるための旅でもありました。

この旅で学んだことは、被写体となってくれた男たちは皆、心や感情を持っており、世間からどう見られるかではなく、自分自身を愛されたいと思っている、ということです。

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As Is
As Is
As Is
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自分自身を癒し受け入れる革命

男たちのありのままの肉体を6年間に渡り撮影し続けたスティーブン・ティロッタは、2020年11月に写真集『As Is』を出版した。

この写真集に収められた男たちの体の多様性を見ていると、「ボディ・ポジティブ」という考えを理解できそうだ。

「私は革命を起こしたい。私たちが自分自身を癒し、受け入れることを学び始めることができるような革命を。長い旅になりましたが、自分自身を愛することを始められるように願っています」

引用元:https://www.advocate.com/photography/2020/12/15/25-male-photos-celebrate-bodies#media-gallery-media-1

と、写真集刊行に際しスティーブン・ティロッタは語った。

As Is
As Is
As Is
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彼のInstagramをのぞくと、『As Is』に収められている男たちの写真を見ることができる。

ゲイの体型の好みは実にさまざま。普通体型が好きだとか、筋肉のうえにたっぷり脂肪が載ったタイプが好きだとか、典型的なマッチョ以外を好む人にとっては、この写真集で好きな男の肉体を見つけることができるかるかもしれない。

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Instagram
tilotta_photo:https://www.instagram.com/tilotta_photo/?hl=ja

(冨田格)

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