【ザック・エフロン】祝・誕生日!美少年からマッチョ「裸族王」への変遷
2006年「ハイスクール・ミュージカル」で大ブレイクした俳優ザック・エフロン。絵に描いたような”紅顔の美少年”が、気づけば野郎くさいマッチョな裸族に変貌。16年間で見事にイメージを変えてきたザック・エフロンのルックスの変化をたどる。
・「ハリウッドの裸族王」ザック・エフロン魅惑の肉体と伝説的腹筋
ブレイクはディズニー・チャンネル
ザック・エフロンは1987年10月18日に、カリフォルニア州で生まれたユダヤ系アメリカ人。2000年代初め頃より俳優としてのキャリアをスタートさせ、何本かのテレビドラマにゲスト出演。
映画への出演も重ねながら、2005年に出演したドラマ「サマーランド」(日本未放送)で頭角を現し始め、シーズン2では主役となった。
ザック・エフロンの運命を大きく変えた作品が、2006年にディズニー・チャンネルのオリジナル映画『ハイスクール・ミュージカル』だ。ディズニーらしい明るく楽しく健康的な高校ドラマは世界中で大ヒット。
翌2007年には『ハイスクール・ミュージカル2』がオンエア、さらに2008年には『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』が公開され、大ヒットする。
ティーン・アイドル脱却への試行錯誤
『ハイスクール・ミュージカル』でブレイクしたザック・エフロンは、2007年にミュージカル映画『ヘアスプレー』に主要キャストとして出演、さらに2009年には主演映画『セブンティーン・アゲイン』が大ヒットする。
ここまではティーン俳優として順風満帆なキャリアだったが、以降、数年間は試行錯誤の時期が続く。紅顔の美少年の良い子、というイメージを覆すべく、個性的な役柄にも積極的に挑戦していくが、作品評価的にも興行成績的にも報われなかった。
この試行錯誤を重ねた時期に肉体も逞しく変化し始めたことで、良い子からワイルドへとイメージを変えていく。
ターニングポイントは2014年
ザック・エフロンの転機となったのが2014年だ。映画『恋人まで1%』は興行成績はふるわなかったものの、「裸族」の片鱗を見せはじめたことでMTVムービー・アワードで「ベストシャツレス演技賞(つまり上裸演技賞)を受賞。
また同年の映画『ネイバーズ』では、毎晩パーティー三昧で大騒ぎをして隣の家と戦争を始める迷惑大学生を演じる。これが大ヒットして、2006年には続編も製作。
2007年の『ダーティ・グランパ』では祖父役のロバート・デ・ニーロと共に脱ぎまくり、「裸族」イメージが強くなっていく。
男くさい逞しい裸族へと変貌
ザック・エフロン=筋肉、ザック・エフロン=裸族、という二大イメージを決定づけたのが、2017年の映画『ベイウォッチ』だ。主役のドウェイン・ジョンソンと共に、たっぷり肉体美を見せつけるという、ゲイにとってまさに「眼福」な一本だ。
さらに同年公開の映画『グレイテスト・ショーマン』が世界中でメガヒットとなり、ザック・エフロンのスクリーンでの存在感は増していく。
映画の最新作は今年9月に配信開始した、Apple TVのオリジナル映画『史上最高のカンパイ!~戦地にビールを届けた男~』で、ラッセル・クロウと共演している。
ワイルド、というよりも、むさ苦しいザック・エフロンを堪能できるのがNetflixで配信中のドキュメンタリー『ザックエフロンが旅する明日の地球』だ。食・資源・ライフスタイルという観点から、世界を旅してその問題点をレポートしていく内容。
小ぎれいなハリウッド・スターではなく、髭も髪も伸び放題で世界中を巡る飾り気のない男くさい姿を見せてくれる。
『ザックエフロンが旅する明日の地球』は、11月11日より「シーズン2:オーストラリア」が配信開始となる。
爽やかなティーン・アイドルとしてブレイクし、その後、大人の俳優としてキャリアを重ねることは非常に困難だ。しかしザック・エフロンは、肉体を改造し、個性的な役にも積極的に挑み、「裸族」としての地位も固め、見事に大人の俳優へと成長した。
日本人からすると、身長が173cmと決して大柄ではないところも親しみがもてるポイントだろう。
男くさいマッチョなイメージのザック・エフロンが40代、50代とどんな姿を見せてくれるのか、期待が膨らむばかりだ。
『ザックエフロンが旅する明日の地球』
Netflix
(冨田格)
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