ダイアナ妃の弟がコリン・ファースとシャワーを浴びた過去を告白
映画『シングルマン』『スーパーノヴァ』などでゲイ役を見事に演じた俳優のコリン・ファース。最近、故ダイアナ妃の弟が、コリン・ファースと一緒にシャワーを浴びて、尻を褒められたことがあると告白して話題を呼んでいる。
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きっかけは『アナザー・カントリー』
故ダイアナ妃の弟チャールズ・スペンサーが、有名なゲイ映画の脇役として出演していたことを知っている人は多くないと思う。
1984年のイギリス映画『アナザー・カントリー』は、主演のルパート・エヴェレットを一躍有名にした。そして、後にアカデミー賞を受賞するコリン・ファースは、この映画で主役の一人として長編映画デビューを果たした。
『アナザー・カントリー』は、実在の英国スパイであるガイ・バーネットの人生を基にした作品。
物語は、英国の上流階級のパブリックスクールに通う架空のガイ・ベネット(エヴァレット)の学生時代に焦点を当てている。ベネットが他の生徒たちに同性愛的な魅力を感じ、英国のエリート主義的な階級制度に次第に幻滅していく。
卒業後にベネットがロシアのスパイとなる決意をするきっかけが、この映画の中で描かれているのだ。
チャールズ・スペンサー唯一の映画出演
エヴェレット自身も寄宿学校に通っていたため、ベネットの役柄にはぴったりだった。しかし、映画に登場する特権階級の青年は彼だけではない。実はチャールズ・スペンサーが、セリフのない脇役として出演していたのだった。
現在60歳となったスペンサーは、Xの新たなポストで自身の短い映画キャリアについて振り返っている。
「これは、私の俳優人生の始まりであり、終わりだった…!」
『アナザー・カントリー』は、スペンサーの唯一の出演作である。
コリン・ファースが語ったこと
同じ画像を投稿したインスタグラムには、このようなキャプションが添えられていた。
「1983年にオックスフォード、ノーサンプトンシャー、ロンドンで撮影された映画『アナザー・カントリー』でブレイクしたルパート・エヴェレットは、非常に格好良い。この写真の一番左端に写っているのが、その映画では単なる『目立つエキストラ』だった私です」
さらに、コリン・ファースにも言及している。
「コリン・ファースが映画『英国王のスピーチ』のプロモーションを行なっている時にばったりと会い、『コリン、君は僕のことを覚えていないだろうけど、僕たちは『アナザー・カントリー』で一緒にシャワーを浴びたよね』と言いました。
すると彼は『もちろん覚えているよ!』と笑い、『君のお尻は最高だった!』と言いました。
『昔はね。今は見る影もないよ』と私は答えました」
『アナザー・カントリー』が結んだ縁
『アナザー・カントリー』は主演のルパート・エヴェレットと、コリン・ファースのキャリアを開花させる重要な作品となった。
その後、さまざまな映画でキャリアを重ねていった2人は、2018年に再びスクリーンで共演することになる。
それが、ルパート・エヴェレットの初監督作品で、脚本と主演も務めた『さすらいの人 オスカー・ワイルド』だ。
作家として成功したが同性愛で有罪となり、仕事も名誉も失ってしまったオスカー・ワイルドの晩年を描いたこの作品。エヴェレットはオスカー・ワイルドを演じ、コリン・ファースはその友人を演じた。
エヴァレットは、「ファースが減額したギャラで出演を承諾してくれたおかげで『さすらいの人 オスカー・ワイルド』の資金的な裏付けが確保できた」と語っている。
エヴァレット、ファース、そしてチャールズ・スペンサーの初々しい姿を見ることができる映画『アナザー・カントリー』は、U-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオで配信中だ。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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