【筋肉ラグビー選手】仏ラグビー界のトップ・スターがゲイ雑誌の表紙に登場
フランスのラグビー選手アントワーヌ・デュポンが、ゲイ雑誌『Tetu』最新号の表紙インタビューに登場。ラグビー界に残る「同性愛嫌悪」は許さないと発言した。
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フランス代表のマッチョな司令塔
記憶に新しい、昨秋の2023ラグビーW杯フランス大会。開催国のフランスは準々決勝で敗れはしたが、大会自体は大きな成功を収めた。
フランス代表のキャプテン”アントワーヌ・デュポン選手”は、ナミビア戦でタックルを顔面に受けて骨折のアクシデントに見舞われた。しかし手術を受け、準々決勝では復帰したことが話題を集めた。
デュポンのポジションは、司令塔であるスクラムハーフ。1996年生まれで現在27歳。身長174cmで体重85kg。鍛え上げたマッチョな肉体の持ち主だが、欧米人にしては小柄で日本人から見ても親しみがもてるタイプだ。
仏スポーツ界のトップ・スター
2017年からはトゥールーズに所属しているデュポン。チームは、5月25日にロンドンで行われた欧州チャンピオンズカップ決勝戦に進出。延長戦にずれこむ壮絶な展開となり、100分間の熱戦をトゥールーズが制して優勝した。
ラグビー界のトップ・スターであるデュポンには、多くの企業も注目している。アディダス、プジョー、ヴォルビックなど様々なグローバル企業とエンドースメント契約を結んでいる。またフランス国有鉄道会社のブランド・アンバサダーにも就任。
2023年6月には、ヒップホップ・ユニット”ビッグフロー&オリー”のPV『Dernière(ラスト)』に出演。このPVはビッグフロー&オリーの2人が、フランスの一流スポーツ選手にしごきまくられるというものだ。
ゲイ雑誌登場で語った内容とは
今夏のパリ五輪では「セブンズ・ラグビー」の代表選手として出場するデュポンだが、今週発売されたフランスのゲイ雑誌『Tetu』に表紙&インタビューで登場したことが大きな話題となっている。
フランスのプロ・ラグビー選手でゲイを公言しているのは、当時2部リーグのルーアンに所属していたジェレミー・クラミー・エドルーただ一人。しかし、デュポンはもっといるだろうと語る。
「ピッチにゲイが一人しかいないとはとても思えません」
さらにデュポンは続ける。
「目標は、すべての選手が自分のセクシュアリティを受け入れ、周囲から受け入れられることです。ラグビーはマッチョなイメージがあるかもしれませんが、私たちはとてもオープンマインドです。
同性愛嫌悪は意見ではなく、犯罪です。これからは、ピッチでホモフォビア的な発言をする選手がいたら、試合を止めるでしょう。なぜなら、状況は変わらなければならないからです。
選手として、チームメイトとして、あるいは対戦相手として、声を上げ、自分たちに問題がないこと、すべての人を受け入れていることを示すことも、私たちの責任だと思います。だから、私たちはそれを繰り返し、誰もが納得できるように伝えていく必要があります」
デュポンは、ラグビーにおける固定観念を打ち破ることに全力を注いでいる。
「ラグビーは強さと闘いのスポーツであり、本物の男でなければならないという少しマッチョな側面があります。しかし、今日、私たちはこれらの制約をすべて乗り越えたと思います」
ゲイの味方であることを公言したデュポン。パリ五輪の「セブンズ・ラグビー」、そしてトゥールーズの次期シーズンでの活躍にも注目していきたい。
最後に、読者のみなさんにラグビーに関する意識調査をしてみよう。
※参考記事:OUT SPORTS/the japan times
(冨田格)
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