脅威の40歳!アジアTOPインフルエンサー”エディソン・ファン”の肉体美
年齢を感じさせない見事な肉体と、青年のようなハンサムな顔、そして成功した起業家であり、パートナーと共に子供を育てるパパでもある。絵に描いたような完璧な人生を送る、アジアでトップのゲイ・インフルエンサーを紹介する。
ニュージーランドでゲイを自覚する
2022年秋、40歳の誕生パーティーの模様をインスタグラムに投稿したエディソン・ファンは、中国・南京で生まれた。40年前といえば、日本では昭和末期。そんな時代の中国でゲイであることが認められるわけはなかった。
エディソンもまた、同性愛は異常なことであると教えられながら育った。エディソンが10代の頃は、まだまだインターネットは黎明期であり、今のように簡単にゲイと交流したり情報を入手できる環境ではなかった。
エディソンが自分がゲイであるときちんと自覚したのは、16歳の時にニュージーランドに移住してからだ。
ニュージーランドのテレビで、オープンリー・レズビアンであるアメリカのコメディアン、エレン・デジェネレスの番組を見た影響は大きかったという。「僕が、ゲイであってもいいんだ」と実感したそうだ。
大学の親しい同級生にカミングアウトし、ボーイフレンドもできたエディソンだったが、両親へのカミングアウトはもっと先にするつもりだった。なぜなら、長い時間をかけて自分に投資してくれた両親には、大学を卒業して安定した仕事につくまではカミングアウトすることで負担をかけたくないと考えたからだ。
親へのカミングアウトの結果
ところが事態は急変する。
当時のボーイフレンドとひどい喧嘩をして泣き崩れた後、心配した母親に「どうしたの?」と尋ねられて、勢いでカミングアウトしてしまった。計画的ではない、突発的なことだった。
「父さんには秘密にしてほしい」と頼んだにも関わらず、母親は父親に話してしまう。両親はカミングアウトに対して劇的な反応はしなかったが、かといって受け入れたわけでもなかった。
その後、エディソンと両親は何回もカミングアウトしたことに関して話し合った。父親が繰り返したのは「女の子と一緒にいたくないなら、それはそれでいい。でも、男とは一緒になれない」ということだった。父親は当時のボーイフレンドと別れてほしいと思っているようであった。
予想外に両親がゲイであることを否定しなかったこともあり、ボーイフレンドと別れることに同意したエディソンだったが、そのわずか2週間後に復縁することになってしまった。
最初は隠していたが3ヶ月もすると母親は復縁したことに感づく。2人を引き離すのは無駄だと思った母親は、ボーイフレンドを家に呼ぶようにとエディソンに言った。
両親の心配を解消するために
その時、エディソンはこう考えた。息子がゲイだとカミングアウトしたときに親が最初に心配するのは、異常なライフスタイルを好んでいるのではないか、ということだ。親は同性愛に詳しいわけではないから断片的な情報から、ゲイとHIVやドラッグを結びつけて考えてしまうのは無理がない。
だから、自分たちに会って普通のカップルと何も変わらないのだと理解してもらうことがとても重要だった。実際、2人に会った母親は、普通のカップルと変わらない姿を見て理解を深めてくれた。やがて、両親ともにエディソンのセクシュアリティを受け入れるようになった。
ゲイの成功者となったエディソン
現在のエディソンは、10年ちょっと前にクローゼットでいた姿とはかけ離れた生活を送っている。
SNSには、鍛えた筋肉質な肉体を公開する男性は少なくないが、エディソンは抜きん出た存在といえる。インスタグラムのフォロワーは80万人近く、微博では100万人以上のフォロワーを誇る、名実ともにアジアでトップのオープンリーゲイ・インフルエンサーだ。
プロの写真家が撮影した雑誌のグラビアレベルの写真も多く、エジソンのフィードは他に類を見ない完成度を見せている。
また「OMGスポーツウェア」と「U-Touchアンダーウェア」という2つの成功したファッションベンチャーの創設者でもある。
そして、今のパートナーとの美しい2ショットとともに、代理出産で授かった3歳の息子フレデリックがエディソンをとりわけ魅力的な人物に見せているのも事実だ。
あらゆる意味で「オープン」であるだけでなく、ゲイ・フレンドリーなビジネスを展開し、自分自身がボスであるという状況は、エジソンの言葉を借りるなら「ゲイであることの闘いとは無縁になった」のだという。
エディソン・ファンが輝ける生活を公開し続けることで、アジアの次世代ゲイにとって目標となるロールモデルになることは確実だ。日本からもそんなインフルエンサーが登場することを期待したい。
OMGスポーツウェア:https://www.omgsp.com/
U-Touchアンダーウェア:https://www.utouchunderwear.com/
※参考記事:DEAR STRAIGHT PEOPLE/instinct
(冨田格)
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