カメラの魔法で本人も知らない男の魅力を引き出す写真家「NetNuNet」
ゲイにとっての”eye candy”（アイ・キャンディ）、「目の保養になるくらい素敵、可愛い、魅力的」な男たちを撮り続けているタイの写真家”NetNuNet”。モデル本人の自撮りでは引き出せない本当の魅力を、カメラアイと演出で巧みに写し出す”NetNuNet”を紹介する。
カメラの魔法が写し出す真の魅力
スマホのインカメラで自撮りするのが当たり前となった現在。インスタグラムなどには、決めポーズや表情などを写した自撮り画像が溢れている。自分で撮影して、その場で確認できるので、自分なりに納得のいく顔の角度や表情、肉体のポーズや見せ方の画像が撮れるという利点がある。
しかし、人に対してこんな風に思ったことはないだろうか。
「この人、自然に会話している時に見せる笑顔がとても素敵なのに、本人が自撮りした笑顔は全然魅力を感じない」
これは、自分でベストだと信じる見せ方と第三者が感じる魅力にズレが生じているために起きることであり、決して珍しい例でもない。
タイのバンコクにスタジオを構える写真家”NetNuNet”がインスタグラムで発表している男たちの上裸の画像の数々と見ていくと、第三者の視点が重要であることを実感するだろう。
彼が発表している作品の中には、モデル名のクレジットとアカウントへのリンクが記載しているものもある。そのモデルのアカウントで自撮り画像を見ると、”NetNuNet”の作品から受ける印象とは大きく異なることが大半だ。
もちろん、プロの写真家であるわけだから、照明やモデルに取らせるポーズの的確な指示、構図や魅力的な瞬間を逃さない実力など、素人の自撮りと比較するのは無理があると思うだろう。
しかし、プロの技を参考にすることは誰にでもできる。その最たるものが、自撮りで陥ってしまいがちな、「自分が信じるベストな決めポーズや表情」に疑問を抱いてみることだ。
”NetNuNet”が撮った男たち
カメラの魔法で、モデル本人の自撮りでは引き出せない本当の魅力（チャーム）を写し出す”NetNuNet”が撮った男たちを見るだけでも楽しいが、自撮りのクオリティを向上させるためのヒントが詰まっているという観点で見ると、さらに楽しめそうだ。
（冨田格）
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