一人もしくは二人暮らしでも「正月」らしさを満喫できる「個食おせち」
一人暮らし、またはパートナーと二人暮らしだと持て余してしまうこと確実なのが「おせち」だ。とはいえ、食卓に正月らしい華やかさが欲しいという気持ちもあったり。一人、二人暮らしでも持て余すことなく食べ切れる、華やかな「個食おせち」に注目が集まっている。
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一段重の「個食おせち」が今熱い
コロナ禍で自宅で正月を迎える人が増えたこともあり、この数年「おせち」需要が高まっている。それと同時に、生活スタイルの多様性に合わせて、二段重・三段重といった実家に帰省して家族が集まる、というシチュエーションとは異なる少人数向けの「おせち」も注目されてきている。
母が施設に入ったことで一人暮らしを始めた筆者は、今年の正月に「一人用おせち」を初めて購入してみたが、これがなんとも立派な正月膳。好きな映画でも見ながら、酒を飲みつつ「おせち」をつまみ、一人の正月も悪くないと実感したものだ。
画像は「一人用」だが、ちょっとずつ摘めれば満足という感じならば二人暮らしでもちょうどいい分量だ。
来年の正月に向けて予約受付が始まっている「おせち」だが、一人用の一段重を販売するところが増えてきている。おすすめの「個食おせち」を紹介しよう。
無添加調理の「迎春小箱」
佃煮製造業からスタートして創業77年の石井食品は、長年培ってきた製造技術を活かし佃煮や煮物など食材の風味を引き出したおせちを作っている。
一人用の「迎春小箱」は、長方形の重箱に、めでたい謂れのある品々が18品目ぎっしり詰まっている。江戸雑煮のつゆと角餅もセットになっているので、これ一つで正月料理はばっちりだ。
詳細:https://shop.directishii.net/shop/pages/lp_osechi.aspx
二人で摘みたい「和・洋・中おせち」
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの総料理長・磯貝徹氏監修の新作メニュー「和・洋・中おせち」。三段重、二段重に加えて、二人で摘むには最適な量の一段重が登場。
新年を祝う縁起の良い「祝い肴」をはじめ、厳選食材を使用した「十勝ハーブ牛ローストビーフ」や「オマール冷製サラダ」、調理法にこだわり旨味をじっくり閉じ込めた「鮑やわらか煮」や「合鴨燻製」など、多彩なメニューは酒の肴としても楽しめそうだ。
詳細:https://yokohama-bay-sheraton.jp/news/16/
和と洋の美味しいものを少しずつ
コンラッド東京からは、総料理長の水口雅司氏と日本料理「風花」統括料理長の田村勝宏氏の共演による素材と味にこだわった極上おせち料理が登場。
2人に最適な一段重には、「黒豆、田作り、数の子味噌漬け、紅白膾、紅白蒲鉾、栗金団」と「キャビア・パンケーキ、和牛ヒレのローストビーフ、タラバ蟹のブランダード 帆立貝とトリュフ添え」の、和洋めでたいご馳走が詰まっている。
詳細:https://conrad-tokyo.hiltonjapan.co.jp/plans/restaurants/takeout/cerise-2209
ワインとともに「フレンチおせち」
洋菓子・洋惣菜のテイクアウトショップ「FLO(フロ)」が毎年販売するのは、フレンチレストランのような豪華食材をふんだんに盛り込んだ、オリジナリティのある“フレンチおせち”だ。
キャビアやフォアグラ、オマール海老、鮑や仔羊、生ハム、ローストビーフなど、フレンチならではの料理を”チルド”で提供。作りたての美味しさを楽しめそうだ。和風おせちには飽きた、という人はワインやスパークリングと共に、フレンチ正月気分を堪能するのもよさそうだ。
詳細:https://epark.jp/docs/cake-takeout/osechi/flo/
※予約は11月1日よりスタート
肉食男子なら「肉おせち」一択
焼肉トラジより、創業来初となる「肉おせち」が登場。一段重の蓋をあけると、そこにあるのは肉・肉・肉。さまざまな調理法であつらえた、牛・豚・鶏・鴨の料理がぎっしり詰まっている。
その内容は、黒毛和牛サーロインローストビーフ、黒毛和牛ももローストビーフ、ロースト牛タンスモーク風味、ボローニャソーセージフラワー仕立て、合鴨スモーク、塩麴漬けローストチキンロール、皮付き豚バラの角煮、黒毛和牛ビーフシチュー、とまさに肉づくしだ。
詳細: https://www.toraji-onlinestore.com/toraji-osechi
※11月30日まで予約受付中
仕出し弁当屋さんの新鮮「生おせち」
仕出し弁当屋「ちがさき濱田屋」のおせち祝膳は全4種で、そのうち1段重は3種類を発売。
《特選》一段重:「祝波」 は、職人が技を尽くした逸品30品目が所狭しとぎっしり詰まった、重厚感のある濱田屋自慢のおせちだ。
一段重:「潮騒」~和風~は、伝統的なおせちを少人数でも楽しめるように選りすぐった本格派和風おせち。
一段重:「潮騒」~洋風~は、ローストビーフ、キャビアなど和風とは一味違うゴージャスな洋風おせち。
さらに、正月には欠かせない、濱田屋名物の「お正月・筑前煮」も発売。
詳細:http://chigasaki.shop-pro.jp/
気づけば今年もあと2ヶ月ちょっと。正月の準備を始めるにはもう遅くない時期だ。年末になって慌てないよう、予約はお早めに。
(冨田格)
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