【年齢差恋愛って罪?】親父が好きなZ世代に贈る先輩ゲイからのアドバイス
同世代が好きな人もいれば、先輩後輩くらいの年齢差を好む人もいる。ゲイ・バイ男性の男の趣味はさまざまだが、なかにはかなりの年齢差を好む人だっている。ふた周りはゆうに超える親父世代を好きなことで悩むZ世代に、先輩ゲイたちが有益なアドバイスを贈った。
★ジオ倶楽部はひとつ前の記事も見逃せない
【40代のニオイの原因】ミドル世代の男のニオイは体よりも「頭」から
親父世代に惹かれるのは悪いことなの?
最近、米国のゲイ・ユーザーが多いある掲示板型ソーシャルニュースサイトで一人のユーザーが、「Z世代が親父世代に惹かれるのは悪いことでしょうか?」という質問を先輩ゲイの賢者たちに投げかけた。
そのユーザーを、ここではZ君と呼ぶことにする。Z君は21歳で、好きになる男は最低でも35歳以上、上は50歳くらいまでの男に惹かれてしまうそうだ。
Z君は、「かなり年上の男の人を好きになるのは、僕にとってはまったく自然なことなのですが、時々、何か少し間違っているのではないかと考えてしまうことがあるんです」と彼は書いている。
Z君は、もし自分が年上の立場だったとしたら、20歳以上も年下の青年とデートするのは「若い子を食い物にしている」感じがすると言う。しかし、Z君は年上の男性とデートしても「食い物にされている」とは感じないそうだ。
「たいていの場合、僕とデートする人たちは、当然のことだけどとても大人で責任感があるし、性的な面だけではなく、知的な面でもより多くのものを僕に与えてくれると感じているんだ」
Z君はまた、かなり年上の男に惹かれてしまうことはと彼にとって単なる好みにすぎないのか、あるいは潜在的に「ファーザー・コンプレックス」を抱えてしまっているのかもと考えた。
「年上のゲイの方に聞きたいのです。親父世代の若専の男性は、若い子のどこに魅力を感じるのですか?」
年上の先輩ゲイたちのアドバイス
悩めるZ君に、何人もの年上の先輩ゲイたちがアドバイスを贈った。その中から有益なものをピックアップして紹介する。
17歳年下のパートナーと16年連れ添っている同性婚をしているあるゲイは、こう記した。
「人生の晩年について現実的に考える必要があるよ。そのためには、セックスだけで2人の関係を構築してはいけない。2人にとってより楽しい人生を維持していくためには、もっと多くの共通点が必要なんだ。もちろんセックスは最高だけど、2人の1日にはそれ以外の時間の方が長いのだから」
別の先輩ゲイは、ノンケの年齢差カップルにはほとんどいつも不快な感じがするのだけど、ゲイの年齢差カップルにはそれほどの不快さを感じないと考えている。
「ヤルだけの関係に限って言えば、2人ともそのことに同意しているならばまったく気にしない。付き合う場合、私が心配するのは「年齢差のある2人の間に親近感が湧くだろうか」ということ。共通の、もしくは似たような経験を共有していることはとても貴重だと思うから。それ以外は、別に変だとは思わないよ」
同じように、双方が同意している大人なら、年齢差が “大きすぎる “かどうかはその人次第だ、という先輩ゲイもいた。
「Z君からすると年上世代の僕は、自分と同年代の男性に魅力を感じることはない。今まで付き合った人はみんな年齢差があったよ。一番年の差があったのは8歳、僕が年下だったけど特に問題になるようなことはなかった」
また「21歳から35歳の間に人生の多くのことが起こる」と的確に指摘する先輩ゲイもいた。彼が20代後半だった時に40歳の人と付き合ったそうだ。
「年上の彼に合わせるように無理して大人ぶっていたのだけど、うまく行かず別れることになった。彼は別れる時に『君は30代の間にもっと自然に成熟して大人になっていくし、僕はそんな君と付き合いたかった』と言われた。たしかにその通りだと後悔した。無理して相手に合わせるのではなく年齢相応の自然な感じで、お互いのことを思いやっていられれば、そこに恋の喜びはたくさんあると思う」
Z君と同じように、かなり歳の離れた男性に惹かれてしまう人の参考になっただろうか?
※参考にした記事はこちら:QUEERTY
(冨田格)
★あわせて読みたい!
【ゲイの恋愛相談】新しい恋人のパパが昔寝たことのある男だと気づいた件