【ゲイドラマ】ジョナサン・ベイリーがマット・ボマーとのラブシーンを語る
世界中のゲイ・バイ男性も女性もドキドキさせるイケメン・ゲイ俳優2人が、恋人役で共演する話題のドラマ『フェロー・トラベラーズ(Fellow Travelers)』。放映日が迫る中、ジョナサン・ベイリーがマット・ボマーとのラブシーンについて口を開いた。
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40年間に渡る2人の男の物語
注目のドラマは、「Paramount+(パラマウント・プラス)」と「Showtime(ショウタイム)」が制作の『フェロー・トラベラーズ(Fellow Travelers)』。10月27日にParamount+でのプレミア放送が予定されている。
2007年に小説家でエッセイストのトーマス・マロンが発表した小説「Fellow Travelers」を、映画『フィラデルフィア』『僕の巡査』の脚本家ロン・ナイスワーナーが脚色した。
物語は1950年代初頭、マッカーシズム時代のワシントンD.Cから始まる。
物語の主人公は、カリスマ的存在だが戦場での経歴がやや不透明な「戦争の英雄」で政治スタッフになったホーキンス・フラー(マット・ボマー)と、DCで働く道を模索している宗教的理想主義者のティム・ラウリン(ジョナサン・ベイリー)。
公開されたティーザー予告編では、この2人が政府機関の建物の廊下で初めてすれ違う場面が印象的に使われている。
オフィスの廊下で何気なく歩いていた2人は、突然目が合う。すると、突然、衝撃的な場面のモンタージュが流れ、二人の熱いロマンスをワープスピードで垣間見ることができる。再び出会いの場面に映像は戻り、2人は一言も会話することもなくすれ違っていく。
しかし、これが最後の出会いにならないことは、なぜか2人は知っているようだ。そして、そこから40年間に渡る2人の男たちの関係が、アメリカの性的少数者の歴史とともに描かれていくとのこと。
ゲイにとってセックスが本質的であると描く
『Out』誌の最新インタビューでティム・ラウリンを演じるジョナサン・ベイリーが、『フェロー・トラベラーズ』のベッドシーンの撮影の裏側や、ゲイのベッドシーンの新たな側面を見せるために何が必要だったかを明かした。
「それはとても重要なことだと思う。ゲイのラブストーリーを語るのに、セックスがいかに本質的なものであるかを描かないわけにはいかない」
Netflixの人気シリーズ『ブリジャートン家』でブレイクしたジョナサン・ベイリーは、そう語り始めた。
「異なる肉体を持つ2人の間に生じることだとしても、その『欲望』の構造を言葉にするのはとても難しい。でもそれがもし同じ体の中に存在するとしたら、どうやって支配し、服従的であることがセックスにどのような影響を与えるのか、そして性倒錯とはどういうことなのか。この作品は、私が自分の中の欲望を探求したいと切望していたことを、心から正直に検証して形にしたものだと思う。
ゲイの性的関係における役割や、従順であることと支配的であることのパワーやステータスに光が当てられるのを見たのは、間違いなく初めてだった。
僕にとって興味深いのは、この2つの関係がギブ・アンド・テイクだということなんだ。一人が『私はこうする』と主張するのではなく、二人とも『私はこうする』と意思表示する。個人個人ではなく、2人はユニットとして動いていて、それはとても美しいことだと思う。2人の間には常に交渉が存在しているようにも思えるが、逆に常にひとつの役割として認識している人々に興味が湧いてくる」
ドラマの中では、ティムとホーキンスという2人のキャラクターが、性的な力関係を切り替えていく様子が描かれている。
「これはラブストーリーなんだ。だから、彼らのセックスのありようにしても、そこには寛容さとコミュニケーションが重要だ。そして、このドラマ全体が寛容さとコミュニケーションと真実についてどのように作られているか、そこに注目してほしい」
日本での配信予定はまだ未発表。今後も新たな情報が発表されたらジオ倶楽部で紹介していく予定だ。
※参考記事:Out
(冨田格)
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