2023年秋、第11回ゲイゲームズは香港とメキシコ・グアダラハラで共同開催
夏季オリンピックの中間の年に4年ごとに開催してきた、ゲイのオリンピック「ゲイゲームズ」。本来は今年2022年に開催の予定だったが、コロナ禍により2023年開催となっている。ゲイゲームズの歴史と、史上初の国境を超えた二都市共同開催となる次期大会を紹介する。
1982年にサンフランシスコから始まる
1982年、サンフランシスコで初めて開催したゲイゲームズは、1968年メキシコシティ・オリンピックの十種競技選手だったトム・ワデル博士の発案で始まった。第一回ゲイゲームズには、170以上の都市から1,350人のプロとアマチュアのアスリートが参加した。
1986年にも同じくサンフランシスコで開催、以降、カナダ・バンクーバー(1990年)、ニューヨーク(1994年)、オランダ・アムステルダム(1998年)、オーストラリア・シドニー(2002年)、アメリカ・シカゴ(2006年)、ドイツ・ケルン(2010年)、アメリカ・クリーブランド&アクロン(2014年)、フランス・パリ(2018年)で開催してきた。
二つの都市で開催する種目とは
第11回ゲイゲームズは、当初2022年に香港で開催される予定だったが、コロナ禍のために1年延期となった。このことを受けて、主催者は香港とメキシコ・グアダラハラとの新しい共同開催コンセプトを試すことにした。
これにより、第11回ゲイゲームズは史上初のアジア(香港)とラテンアメリカ(グアダラハラ)での開催が実現することになった。
日程は、香港とグアダラハラ共通で、2023年11月3日(金)~11日(土)。開催種目の多くは両都市で異なっている。
香港で開催する種目は、バドミントン、ドッジボール、ドラゴンボート、フェンシング、フィールドホッケー、麻雀、マラソン、マーシャルアーツ、オープンウォータースイミング、ロードレース、ボート、七人制ラグビー、ディンギー、スカッシュ、スイミング、卓球、テニス、陸上競技、トレイルランニング。
グアダラハラで開催する種目は、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレー、ボーリング、チアリーディング、ダンス競技、ダイビング、サッカー、ゴルフ、マラソン、パワーリフティング、ロードレース、ソフトボール、スイミング、テニス、陸上競技、バレーボール、水球、レスリング。
そしてゲイゲームズならではの種目、水上のドラァグショーと言われる「ピンクフラミンゴ」はグアダラハラでの開催となる。
参加したい人は誰でもエントリー可能
2023年「第11回ゲイゲームズ」へのカウントダウンは、すでにスタートしている。グアダラハラでは、関係者と地元の有名人が集まり「365日」のタイマーをスタートさせ、アスリートに登録を呼びかけるセレモニーを開催した。
ゲイゲームズは参加を希望するすべての人に門戸を開いているので、参加を希望するアスリートには、できるだけ早くエントリーすることを奨励している。
近年のゲイゲームズは規模を拡大し、世界中から12,000人以上の参加者が集まってきている。アジアと中米の二カ所で共同開催となる2023年は、もっと多くの参加者が集まる可能性も高い。ゲイゲームズに興味があるなら、早めにサイトをチェックして参加を検討してみるのも良さそうだ。
最後に、パリで開催した「第10回ゲイゲームズ」参加者たちがインスタグラムに公開した画像を紹介する。大会の楽しい雰囲気が感じられるはずだ。
第11回ゲイゲームズ
香港公式サイト:https://www.gghk2023.com/en/
グアダラハラ公式サイト:https://gggdl2023.org/
(冨田格)
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