オネエたちがうっかり殺人鬼の霊を召喚!新作ホラー映画『シルビア召喚』
同性婚を目前にした友人を祝うための独身最後の「バチュラー・パーティー」でゲイの友人たちが訪れたのは、お化けが出ると評判のとある屋敷。その館の主である殺人鬼の霊をうっかり召喚してしまった彼らに災厄がふりかかる、というどう考えても笑える新作ホラー映画『Summoning Sylvia(シルビア召喚)』が見たい!
殺人鬼の霊をうっかり召喚
独身最後の夜を友人たちと過ごす「バチュラー・パーティー」と言えば、大量の酒とピザを用意してストリッパーを召喚する、なんてイメージが湧くものだが、ゲイの「バチュラー・パーティー」では殺人鬼の霊を召喚してしまうようだ。
3月31日より全米公開の新作ホラー映画『Summoning Sylvia(シルビア召喚)』は、オネエなゲイたちの大騒ぎと恐怖をまとめて楽しめそうな作品だ。
『シルビア召喚(原題)』の物語
不吉な霊が突然召喚され、不気味な展開になるゲイのバチェラーパーティー。
同性婚式を間近に控えたゲイのラリーは3人のゲイの親友に拉致されるようにお化けが出ると評判の屋敷に連れて行かれ、独身最後の週末をそこで過ごすことになる。
ビクトリア調の廊下を颯爽と歩きながら、仲間たちは100年前のこの屋敷の伝説を語り出す。シルヴィアという名の女性が息子を惨殺し、床板の下に埋めたというのだ。
そこにラリーの超ストレートな義理の弟が乱入してくるまでは、すべてが順調で不気味に思えたのだが…。
スタッフもキャストもゲイ揃い
脚本と監督を務めたのは、ブロードウェーや映画・テレビで活躍中の俳優兼脚本家のウェスリー・テイラーとアレックス・ワイス。2人とも、これが監督デビュー作だ。
ウェスリー・テイラーはオープンリーゲイで、アレックス・ワイスはプライベートは秘密主義だとのこと。
テイラーとワイスは『シルビア召喚(原題)』について、Peopleにこう語った。
「この映画は、私たちがお互いに抱く思い込みを探求するものであり、最終的にはゲイの友情の祭典となる、超おバカで怖い不気味な物語です」
『シルビア召喚(原題)』に出演しているキャストもオープンリー・ゲイ俳優ぞろい。
同性婚式目前のラリーはドイツ出身のトラビス・コールズ、シルビアをうっかり召喚してしまうニコはアリアナ・グランデの異母弟のフランキー・グランデ、ラリーの婚約者のジェイミーはマイケル・ユーリが演じている。
全米では3月31日に劇場公開、4月7日にVOD・ストリーミング配信開始となっている。
日本語字幕なしの予告編を見るだけでも笑えるオネエ騒ぎのホラー映画『シルビア召喚(原題)』の日本公開を期待したい。
※参考記事:People
(冨田格)
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