【ブーメラン】ノンケ男性の「競泳パンツ恐怖症」は世界共通のものなのか?
ジムのプールでは競泳パンツで泳いでいても、ビーチやホテルのプールでは悪目立ちしそうではきづらい。なぜなら、周囲のノンケ男たちは揃いも揃って長めの水着を着用しているから。そんなノンケの「競泳パンツ恐怖症」に悩んでいるゲイ・バイ男性は、日本だけではないようだ。
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「競泳パンツ」は悪目立ちする?
ジムのプールはもちろん、ビーチでもホテルや公営のプールでも着用するのは「競泳パンツ」一択、というゲイ・バイ男性は少なくない。鍛えた自慢の肉体のラインをセクシーに見せるのは「競泳パンツ」なのだから、この選択は正しい。間違いない。
とはいえ、ジム以外のプールでは「競泳パンツ」はマイナーな存在であるのも事実。ノンケ男性たちがトランクス・タイプや膝丈のサーフパンツ・タイプなどとにかく長めの水着を選ぶ傾向がある中で、「競泳パンツ」は悪目立ちしそうだと躊躇してしまう。
競パンを愛するゲイ・バイ男性にとって明らかに生きづらいこの状況は、日本独特のものではないようだ。
米国でゲイ・ユーザーが多いネットフォーラムで、ノンケ男性の「競泳パンツ恐怖症」というトピックが盛り上がった。
社会が強制するのは巨大なショーツ
米国在住のあるユーザーが競パンに関して、こんな投稿をした。
「水泳や日光浴をするときに最も合理的な水着であるから、我ら男たちは何十年もの間、競泳パンツを着用してきたことを忘れてはならない。
ところが最近は、男が “巨大で型崩れしないショーツ”を着用することを社会から強制されているように感じて不満だ。しかも、これは強制ではなく男たちが自ら慎み深さを求めるゆえの選択だと納得させようとしている。
しかし、競泳パンツに反対するすべての議論には、同性愛嫌悪や他人の身体を辱める中傷が伴っていることがあまりにも多すぎる」
国によって異なる競パン事情
この投稿にさまざまな意見が寄せられたが、興味深いのは国によって競泳パンツの受け入れられ方が違うということだった。
「オーストラリアでは、ノンケもゲイも、少なくとも70年代から、どのビーチ、プール、リゾートでも、完全に自由に競泳パンツを着用している。
ビーチではライフガードは全員着用しているし、プールではトレーニング中のラップスイマーが着用している。ヨーロッパ的なのかもしれないが、アメリカほど肉体の露出に対するこだわりがない。
ちなみに、私たちは競泳パンツのことを、前身頃にフィットする小さな鳥(セキセイインコ)のように見えるということで”budgy/Budgees(セキセイインコのスラング)”という愛称で呼んでいる」
これはオーストラリアに限ったことではない。ラテンアメリカやヨーロッパでは、競パンが当たり前だという国があるようだ。
しかし、イギリス人も「競泳パンツ恐怖症」を経験しているらしい。
「イギリスでも『競泳パンツ恐怖症』は問題になっている。競パンを愛用する男は、ゲイか、変態か、あるいは風変わりな奴として見下されている。少しでもセクシーなイメージのあるものに関しては、ノンケ男たちは拒絶する傾向が強い」
男性には水着革命が必要だ!
実のところ、この投稿に対するスレッドでは競泳パンツを支持する声が圧倒的だった。
「どこであろうと、誰がいようと、私は競パンで泳ぎます。誰かが不快に感じたら、よそ見をすればいい。私は気にしない。とはいえ、私はメキシコに住んでいるのですが、ここで競パンを愛用しているのは3種類の人たちだけです。ゲイ、老人、ゲイの老人」
その実用性を賞賛する人もいる。
「競泳パンツは着脱がとても簡単で、乾くのも早い」
しかし、 “巨大で型崩れしないショーツ”を嫌う人の中にも、競泳パンツ以外を好む人もいる。
「競泳パンツにはあまり興味がなくて、それよりもフィットしたショートトランクスが好き」
「僕は、スピードでもブリーフでもない自分が履きやすいと感じる短さのスイムショーツをはいているよ。自分が快適だと感じるのが一番だよ」
多くのゲイ・バイ男性に混ざって、ノンケ男性の競泳パンツ愛用者からのこんな意見も投稿されていた。
「僕はゲイじゃないけど、ビーチでは競泳パンツしかはかないし、プールではもっと小さいタイプの水着しかはかないよ。男性の体も美しいのだから、そろそろ男たちも自信をもって自分がはきたい水着を選ぶべきだよ。男性には水着革命が必要だ」
読者のみなさんは「競泳パンツ恐怖症」の圧力にさらされていないだろうか。アンケートで尋ねてみよう。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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