MCU重要キャラ”カーン”役で注目の筋肉俳優ジョナサン・メジャーズの肉体
公開中の映画『アントマン&ワスプ クワントマニア』でついに本格的に登場した最大の敵”カーン”を演じている俳優ジョナサン・メジャーズ。鍛え上げた逞しい肉体と、圧倒的な存在感で2023年大ブレイクすること確実なメジャーズの魅力に迫る。
最強の敵が似合う肉体と面構え
現在公開中の『アントマン&ワスプ クワントマニア』からフェーズ5に突入したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。アベンジャーズはフェーズ3で最強の敵サノスを倒したが、フェーズ5から6にかけてスーパーヒーローたちの前に立ち塞がる最大の敵となるのが”カーン”だ。
カーンを演じる俳優ジョナサン・メジャーズに、今、注目が集まっている。
ジョナサン・メジャーズは、1989年にアメリカ・カリフォルニア州で生まれた。2019年の映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』で注目を集め、2020年にはHBOのドラマ『ラブクラフトカントリー 恐怖の旅路』で初主演。
映画への出演も相次ぐなか手にしたのが、MCU史上最大の脅威となるヴィラン”カーン”役だ。
2026年公開予定のMCUフェーズ7の『アベンジャーズ シークレット・ウォーズ(原題)』にかけて、今後、様々なMCU作品に登場することに加え、2023年5月日本公開の映画『クリード 過去の逆襲』でヘビー級のボクサー役で出演。
鍛え上げた肉厚でマッチョな肉体と太々しいタフな面構えで、クリードを脅かす敵役を演じている。
強迫観念で崩壊していくボディ・ビルダー
さらに、主演映画『マガジン・ドリームズ(原題)』のファースト・ルックが公開されるや、全米のゲイが沸き立った。
『マガジン・ドリームズ(原題)』でメジャーズが演じるキリアンはボディビルダー志望。憧れのボディビルダーのように雑誌の表紙を飾る存在になることを夢見るのだが、名声を得るために強迫観念に取り憑かれ、ステロイドに手を出し、内なる暴力性をあらわにし、他者とのコミュニケーションができず、やがて精神的に崩壊していく男の悲劇を演じる。
1月開催の「サンダンス映画祭2023」でワールド・プレミア上映され、サーチライト・ピクチャーズによって2023年後半の全米公開が決まっている。
メジャーズの見事な肉体は、フィットネス専門メディア「メンズ・ヘルス」でも大きく取り上げられた。
非男性的なカバー写真が賛否両論
絵に描いたようなマッチョで男臭いメジャーズだが、最近登場したWEB雑誌「EBONY(エボニー)」のデジタル表紙が話題になっている。真紅の薔薇の花束を手に、赤いジャケットを肩にかけソファーにしなだれる姿は、とても官能的だ。
この表紙が魅力的だ、という称賛の声が上がる一方、ちょっと男性っぽくないのではないか、という声も上がった。マッチョ至上主義で典型的な男性らしさを求められる黒人社会のイメージとはそぐわない、ということなのだろう。
ところがそんな批判的な意見に臆することなく発表されたデジタル表紙第二弾は、ふわふわのピンクのコートにブーツとジーンズの組み合わせを身に纏ったもので、さらに典型的な男性らしさから遠ざかった。
これには賛否両論の声が巻き起こったが、いわゆる黒人社会の「典型的な男らしさ」に対する問題提起を起こした面もあり、ジョナサン・メジャーズの存在感が増していることを証明する結果となっているようだ。
担当スタイリストによると、このルックは漫画・アニメ『ONE PIECE』のキャラクター”ドンキホーテ・ドフラミンゴ”からインスピレーションを受けたと語っている。
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』で注目が集まる以前、2017年にメジャーズはABCのドキュメンタリードラマ『When We Rise』で、ゲイの活動家ケン・ジョーンズの若い時代を演じているという。
今後、メジャーズがその見事な肉体を惜しみなく披露しながら、大物俳優へと成長していく姿を追いかけていきたい。
※参考記事:QUEERTY/The Hollywood REPORTER/Men’s Health
Amazonプライムビデオ『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:
『クリード 過去の逆襲』公式サイト
(冨田格)
★あわせて読みたい!
『マジック・マイク ラストダンス』でゲイも魅了する筋肉ストリッパーたち