チャリティに協力するため自ら裸になったセクシー町長を断然支持!
政治家がどうあるべきなのか、もちろん人によって見解が異なることだろう。では、貧困家庭によいクリスマスを過ごしてもらうためのチャリティ目的で、自らヌードになってカレンダーに登場した市長の政治家としてのあり方は、あり? それとも、なし?
クラフトビール醸造所作成のカレンダー
米国中西部のアイオワ州クレストンで、今、ちょっとした騒動が起きている。
アイオワ州といえば、だだっ広い平原に延々と続くトウモロコシ畑、という典型的な米国の内陸部でガチガチの保守的傾向が強い土地でもある。クレストンはアイオワ州ユニオン郡の郡庁がある都市で、人口は約7,500人というのどかな地方都市だ。
クレストンのクラフトビール醸造所である「ホット・エアー・ブリューイング(Hot Air Brewing)」は、毎年チャリティ目的でカレンダーを作成して販売し、資金集めをしている。2023年版のカレンダー『親父のスタイル(Father Figures)』が、ちょっとした騒動を引き起こしているのだ。
なぜなら、11月に登場している裸の「親父」が、クレストンのゲイブ・キャロル市長だからだ。
裸になった市長の行為に賛否両論
豊かな体毛を晒して椅子に座っているゲイブ市長は、ローストチキンを載せた皿で局部を隠すという「親父スタイル」を披露しているのだが、この写真、そして市長の行為に対する苦情が一部の住民から寄せられているとニュースが伝えている。
CNNによると、クレストン市に対して10数件の苦情が寄せられたとのこと。その一人であるベイリー・ニーダーマンは、「市長がこんな写真を公表するなんて気持ち悪い」と言っている。
カレンダーを作成した「ホット・エアー・ブリューイング」のオーナー、ケイティ・デビッドソンによると、ゲイブ市長はオールヌードになったわけではなく、下着を隠すように皿を持っているのだという。
オーナーのケイティはこう語っている。
「よくわからないけど、みんな怒るのが好きなんだね。これはただ楽しいだけでなく、クリスマス・バスケット基金の資金を集めるという良い目的のためなんだ。貧困家庭がクリスマスの夕食を楽しむための助けになるんだよ」
もちろん、ゲイブ市長の行為に賛同する人も少なくない。住民のトム・ジャクソンは「市長は、小さな町のビジネスを支援しようとしている。市長として素晴らしい仕事をしていると思います」と語った。
セクシーと可愛いのギャップに萌える
実のところ、カレンダーはよく売れて、クリスマス・バスケット基金に220ドルの資金を提供することができたそうだ。
カレンダーではセクシーな「親父スタイル」を見せるゲイブ市長だが、日頃はメガネを愛用しており、知的で優しい雰囲気の人だ。
可愛さを感じるいつもの姿と、セクシーな「親父スタイル」のギャップに萌えるゲイは少なくないはず。そんな姿を見せて、かつ人の役にたつ行動をしているゲイブ市長の「政治家としてのあり方」は断然支持するしかない。
※参考記事:Out Traveller
(冨田格)
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