【イケ親父】ライアン・フィリップは歳と共に熟成する高級ワインのような男
セクシーなティーンのアイドルがいつの間にはアラフィフのセクシーな親父になっていた。ワイルドでマッチョな親父好きにはたまらない、熟成された雄のフェロモンをふりまくハリウッド俳優ライアン・フィリップの魅力に迫る。
セクシーなティーンのアイドル
米国の男性ライフ・スタイル雑誌「シガー&スピリッツ」と「ノーブル・マン」の2023年1・2月号の表紙に登場したのが、ライアン・フィリップだ。
1974年9月生まれのライアン・フィリップは、現在48歳。童顔の面影がある甘いマスクに、年齢を重ねた渋みが加わり、まさに魅力的なアラフィフ親父となっている。
もともと俳優業に興味をもっていたフィリップは、17歳の時に床屋で居合わせたキャティング・ディレクターにスカウトされ、1992年、テレビのソープ・オペラ(昼メロドラマ)にゲイの少年役でデビューした。
1995年『クリムゾン・タイド』で映画デビューを果たし、1996年『白い嵐』1997年『ラストサマー』で注目を集め、1999年『クルーエル・インテンションズ』が大ヒットしてセクシーなティーンのアイドルとしてブレイクする。
アイドルとしての人気絶頂の1999年に、『キューティー・ブロンド』主演のリース・ウィザースプーンと結婚。一男一女を授かったが2006年に離婚。ウィザースプーンとの離婚以後は、複数の女性とかなり波乱に富んだ交際歴を重ねていく。
大人の俳優へとシフトチェンジ
2004年にヒットした映画『クラッシュ』の巡査役が評価され大人の俳優へとシフトをチェンジして、誠実で実直な役を演じることが増えてくる。主演映画としてはクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』(2006年)が印象に残る。
映画では渋い脇役を担うことも多いが、2016年にはマーク・ウォルバーグ主演の映画『ザ・シューター/極大射程』のドラマ版『ザ・シューター』でプロデューサー兼主演を務める。マーク・ウォルバーグにはないどこか甘い雰囲気が人気を集めドラマはシーズン3まで続いた。
今年は主演した新作スリラー映画『ザ・ロックスミス(The Locksmith)』の公開が控えているフィリップは多忙な毎日を送っているようだ。
男が憧れるライフスタイルを実践
ティーンのアイドルから大人の俳優に脱皮して、アラフィフの現在も雑誌のカバーを飾るなど活躍を続ける理由は、フィリップのライフスタイルが、多くの男性の憧れの対象となっているからだ。
彼のインスタグラムを覗くと、アクティブで健康的な生活を楽しんでいることが伝わってくる。この生活は「ウェル・エイジング・ザディ(a well-aging zaddy)」の象徴だと評価されている。ウェル・エイジング・ザディとは「上手に歳を重ねたハンサムでオシャレでセクシーかつリッチな男」という意味。日本で言うなら木村拓哉のイメージが近そうだ。
フィットネスとアメリカンフットボールのファンであるライアンは、ビーチで長時間過ごすことを好む「ビーチバム」でもあるようで、砂浜で太陽の下で楽しんでいるシャツ姿の写真が何枚もある。これもまたウェル・エイジング・ザディの大きな要素のひとつだ。
ライアン・フィリップのように主演も脇役もこなせるポジションは、ハリウッドのトップの座につくスターよりも束縛の少ない自由で充実した生活を送ることができるのかもしれない。
歳を重ねるごとにワインが熟成されるような魅力を身に纏うライアン・フィリップが、どんな50代になっていくのか、これからも注目していきたい。
※参考記事:instinct
Netflix『ザ・シューター』
Amazonプライムビデオ『父親たちの星条旗』
U-NEXT『白い嵐』『ラスト・サマー』
(冨田格)
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