【ゲイの恋愛相談】ショック！好みの男が住んでいるのは汚部屋だった

SNSの自撮り画像も、デートする時に見せる姿も、どちらも人目を気にして作った姿であって、その人の実像ではない。本当の姿を知りたいなら、彼の部屋を訪ねるのは一番だ。好みのタイプの男の部屋が汚部屋すぎたことにショックを受けたゲイ男性に、人生相談の専門家が授けたアドバイスとは。

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好みの男は汚部屋に住んでいた

結婚・家族セラピストの資格を持つジェイク・マイヤーズが担当する、米国のゲイ・メディア『QUEERTY』の人生相談コラムに、ゲイ男性ジェームズ（仮名）が送った相談。

「ハイ、ジェイク。

僕は今、最近付き合うようになった新しい彼に夢中なんだ。僕たちはゲイのスポーツ・サークルで出会ったんだけど、会った瞬間すぐに彼に惹きつけられた。そして、話をするようになると僕たちはすごく気が合うことが分かった。

彼は、スマートで、セクシーで、ウィットに富んでいて、面白い。まさに僕の理想の男！　だと思ったのだけど。

4回目のデートの後、初めて彼の部屋を訪ねた。その部屋は、あまりきれいじゃなかった。というより、汚かった。汚部屋だったんだ。インテリア・コーディネーターもどきのゲイみたいにうるさいタイプじゃないんだけど、とにかく彼の部屋は惨憺たるものだった。

あちこちに汚れた服が脱ぎっぱなし、使った食器はシンクに山積み、部屋の中のどこもかしこも散らかっていた。でも一番ひどかったのは臭い。彼は水槽を持っているんだけど、何カ月も水を替えていないような臭いがした。

『泊まっていきなよ』と言われたけど、汚部屋があまりにも気持ち悪かったので、『明日の朝は仕事の打ち合わせがあって、いつもより早起きしないとならないから帰るよ』と嘘をついた。

本当に好きになっても、その人の部屋がどうしても好きになれなかったらどうする？　僕は彼の部屋には決して行かず、いつも僕の部屋で会うようにすればいいのだろうか？　それともこの関係は続かない運命にあるのだろうか？

いろいろ不安になってきている」

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彼が好きなら問題を解決するべき

こんにちは、ジェームズ。

誰かと知り合いになるとき、その環境に居心地の良さを感じることは重要です。新しい彼の部屋は、あなたにとって居心地がいい場所とは言い難いようですね。

とはいえ、私は2人の結びつきが十分に強ければ、あらゆる障害を乗り越えられると信じたい。どんな関係も完璧ではないし、言葉にすれば大変な障壁に思えるようなこともあるものです。肉体的な魅力も含めてだが、2人の相性がとても良いと感じられるなら、障害を乗り越えて愛を尊重することをお勧めします。

交際が発展するにつれて、2人が最も本来の自分でいられるよう、適切な条件を整えたくなるでしょう。彼の部屋を気持ち悪いとか居心地が悪いと感じたりすることは、深夜のセクシーな時間や、将来への希望ついての深くて重要な会話などを誘うものではありません。

さて、ここからが難しいところです。今の困難を乗り越えるには、巧みなコミュニケーションが必要です。彼のアパートについて感じている不快感を隠しても、長期的にはうまくいかないでしょう。

彼のことが本当に好きで、お互いのことを深く知り合うことも楽しんでいるけれど「もっと快適にできることがある」と正直に話してもまったく問題ありません。重要なのは、伝え方です。批判的なニュアンスを感じさせてしまうと、彼は批判されたと感じたり、軽んじられていると感じたりして、2人の距離は縮まらないでしょう。

それよりも、一緒に解決策を考え、協力し合えるように、あなたの懸念を表明してみましょう。

たとえば、「君の部屋、掃除が必要なところがいくつかかあるよね。手伝うから一緒に綺麗にしようよ」と伝えるなら、批判的なニュアンスを感じさせないですむと思います。

いわば”ブレーンストーミング”のようなものだと考えて、あなたの望みや懸念を敬意を持って伝え、解決策を見出していきましょう。

最終的には、基本はあなたの部屋で過ごすことで今は構わないということになるかもしれない。あるいは、彼の部屋をあなたが許容できるものに変える方法を見つけることができるかもしれない。

プロを頼んで清掃してもらうとか、古い水槽を捨てたり、新しいマットレスを買ったりなど、いろいろな可能性があるでしょう。

あなたが彼とのつながりを本当に大事にしたいと考えているのならば、目の前に立ちはだかる問題を解決することなく、交際を止めたくはないはずです。

古いことわざにあるように、『風呂の水と一緒に赤ん坊を捨ててはいけない』のです。

あなたの場合は、水槽の水かもしれないですが。

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ジェイクのアドバイスに賛否両論

ジェームズの悩みに対するジェイクのアドバイスを受けて多くのゲイが意見を表明した。賛否両論だが、ジェイクのアドバイスに否定的な人の方が多かった。

「このアドバイスはありえない。自分の家を片付けない溜め込み屋と一緒に時間を浪費するより、外で新しい魚を釣る方が簡単だ。あなたは関係を望んでいるのであって、他の雑用を望んでいるわけではない」

「逃げなさい！　部屋の状態は心の状態を反映する。もしそのアパートが惨状を呈しているのなら、それはこの先、長期的にあなたを待ち受けているもののかなり信頼できる指標だ」

「彼の家が散らかっているなら、彼の生活も散らかっている可能性がある。基本的な衛生面やその他の健康面をおろそかにしているかもしれない。私ならすぐに出て行く」

「その彼のジェームズに対する心境も気になるよね。彼は、新しい恋人が豚小屋を訪ねてくることに問題がないと思い込んでいるのだろうか？」

「ペットを飼っている人は、自分のアパートや家が本当に臭いことに気づいていないことがある。ジェームズが水槽の臭いが気になるということを彼に話したら、彼はジェームズが自分に強い好意を抱いていると感じるかもしれない。正直に話すことは悪いことではないと思う」

「これが解決策。相手の家には行かず、自分の家に呼ぶようにする。もし彼が自分の家さえも散らかし始めたら、イカれたフリでもして追い出せばいい」

付き合い始めた新しい恋人が汚部屋に住んでいたら、あなたならどうする？　もしくは汚部屋に住んでいるあなたは、新しい恋人を部屋に招待できるかな？

※参考記事：QUEERTY

（冨田格）

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