【恋人?家族?】長く一緒に暮らしているゲイ・カップルたちの日常とは
恋愛は情熱。恋の熱に火照っている間は、冷静さを失うもの。では、恋が成就した後はどうなる? 長く付き合い、一緒に生活しているゲイ・カップルたちは、毎日、どんな夜を過ごしているのだろうか。
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目次
付き合いの長いゲイカップルの夜
恋の始まりは、誰もが熱病にかかったような状態となり、冷静な大人ではいられなくなるもの。でも、いつかその熱は治まり、2人でいることが当たり前の日常となっていく。
熱い恋愛が日常に変わったら、2人はどんな時間を過ごすようになるのだろうか。
恋が長続きしないタイプのゲイ・バイ男性にとっては永遠の謎であるのが「もはや家族のような関係」。『家族』のようになった2人がどんな暮らし方をしているのか、知りたくない?
米国のゲイ・ユーザーが多いあるネットフォーラムで、こんな書き込みがあった。
「私たちの日常では、夜が一番好きです。
私は家で仕事をしていて、彼はたいてい4時半から6時の間に帰ってきます。その時間に合わせて夕飯を作るか、近所の店に食事に行きます。毎日、夕食は一緒に食べることにしています。
食事が終わると、彼はゲームをしたり、ソファで一緒に動画を見たり。ベランダに出ておしゃべりすることもあります。たまに友達と予定が入ることもあるけど、平日の夜はほとんど家で過ごしています。
あなたたちは、どんな夜を過ごしていますか?」
これに呼応して、多くのゲイ・バイ男性が、自分とパートナーとの日常を書き込んでいった。
動画は2人の時間の必須アイテム
「毎晩、何かの動画を観るのが日常の僕らの間では、同じ質問が無限に繰り返されているよ。『何を見たい?』って」
「平日は、私が帰宅すると、週に2回は夫と一緒にジムに行きます。ジムに行かない日は、一緒に街をぶらぶらしたり、レストランで食事をしたり。たまには、夫が選んだ動画を一緒に私が見たりもします。
毎日同じ時間に一緒にベッドに入り、少しおしゃべりをしてから眠ります。たまにはいちゃいちゃすることもあるけれど、それはだいたい週末ですね」
「私たちは2人とも実家で暮らしていて、お互いの家族には内緒の関係。でも、毎晩会っている。一緒にコーヒーを飲んだり、冗談を言い合ったりして過ごす。動画をシェアして見たり、お互いの仕事の話をしたり、ドライブしたり。時には一晩一緒に過ごすこともある」
”時間”は不満に慣れさせる
「私たちは二人とも8時から5時まで働いています。
彼は帰宅すると、たいていずっとソファに寝転がって、何度も見たことのあるドラマを見直したり、ゲームをしたりしている。私は夕食を作ったり、犬を散歩に連れて行ったりもする。
夕食後は、彼と一緒にソファでiPadでネットサーフィンしたり、本を読んだり、ゲームやアプリをしたりする。お互いの部屋で別々にテレビを見ることもある。
最近、私たちの間に共通の話題がほとんどないし、彼が共有スペースを『占領』していることがとても気になる。でも、14年も経てば、それに耐えられるようになるものだ」
”幸せ”を確認できる朝が最高
「我が家には2人のプロフェッショナルがいる。平日の夜は、お互いに長時間の仕事で疲れていることが多い。
パートナーはテレビを見てくつろぎ、私は読書をする。時々、彼が真剣にテレビを見ている間、私はその様子を見て楽しんだりもしている。
我が家では金曜日の夜はデートと決めていて、その夜は私は普段の厳しい食事制限から解放される。週末は、家の用事とジムでのウェイトトレーニングに費やす。
朝は私にとって最高の時間だ。目が覚めて隣を見ると、夢にまで見た相手と一緒にいられるなんて、本当に幸せなんだと思う。私たちは17年間一緒にいて、年々関係が良くなっている」
兼業農家の彼との日常
「彼の本業は自動車整備工だが、ずっと兼業農家でもある。
彼は月曜から金曜までは、8時から5時まで店で働き、5時半頃に帰宅する。私の仕事が長引いていなければ、夕飯の支度をして一緒に食事をする。
夕食後は、8時か9時ごろまで二人で農作業をする。そして9時半か10時にはシャワーを浴びてベッドに入る。もっと早く帰ってくることもあるし、ベッドでおしゃべりしたりする時間もある。
平日は、いつもこんな生活の繰り返し。でも、それでいいんだ。私は私のしたいことをして、彼は彼のしたいことをする。一日の終わりに彼があまり疲れていなければ、ちょっとドキドキも味わえたりするし」
ロックダウンも楽しい思い出
「私たちはほとんど家庭的ですが、外に出て人間観察をするのも好きです。カフェの表のテーブルに座ってラテを飲みながら、行き交う人々の人生を空想しながら過ごす時間も大好きです。
私たちは本の虫でもあります。主な楽しみのひとつは、田舎のロッジを借りて、好きな本と音楽を持って行き、2人きりでくつろぐことです。
日常的に二人でかなり自給自足しています。コロナ禍の期間中、ロックダウンされていたときも、一日中一緒に過ごせて楽しかったです。だから、ロックダウンが終わるとちょっと寂しさを覚えました」
週末は思いつきで過ごす楽しい時間
「私は24歳、彼は30歳。
平日は、二人とも5時ごろに仕事から帰ってきます。そして、私が夕食の支度をするところから夜が始まります。私は料理が好きで、毎晩一緒に夕食をとるようにしています。
夕食後は、ソファにこもって一緒にテレビを見たり、たまには散歩に出かけたりもします。
週末はたいてい、何の予定もない楽しい日です。寝坊して、起きたらハイキングに出かけたり、外食したり。その時に思いついたことをして自由な時間を過ごしています」
平凡な日常こそが素晴らしい
「この質問が大好きです。夫との日常の夜はとても穏やかで、居心地がよいです。
たまにはデリバリーを頼むこともありますが、私たちは料理をするのが好きなんです。夫がテレビを見ている間に私が料理をすることもあるし、その逆もあります。
私たちにはちょっとした習慣があって、夜に車でスーパーにソーダを買いに行きます。家からちょっと出ることが、楽しみになっています。
帰ってくるとたいていテレビで何かを見ます。夫はいつもテレビを見ながら寝てしまうので、寝室に連れて行くのに苦労します。
寝る前にジム用のバッグに荷物を詰め、翌日の着る服を用意しておきます。
金曜日の夜は、いつもデートしています。夕食を食べに出かけたり、時には映画を観たりもします。一週間のうちで一番楽しみにしている日です。
私たちの日常は、すべてが平凡に感じられるでしょうが、それこそが素晴らしいのです。心が安らぎます。
たまの休暇には旅行に行きますが、平凡な日常を積み重ねていることで、非日常の時間がより特別なものに感じられるます」
恋の熱病を超えた後に生まれる穏やかな時間の幸せを感じていただけだろうか。最後に読者の恋愛状況について尋ねてみよう。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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