【ゲイの出会い戦略】10年前の画像を送った相手との初リアルで罵倒された
SNSでの出会いをリアルにこぎつけるために、自分の魅力を必死でアピール。そのために、”ちょっと”昔の画像を使ってしまうことってありがちかも。ところが、その画像と実物のギャップを、リアルした瞬間に罵倒されて傷ついたゲイ男性に人生相談の専門家が授けたアドバイスとは。
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初リアルした瞬間に詐欺師だと罵倒された
結婚・家族セラピストの資格を持つジェイク・マイヤーズが担当する、米国のゲイ・メディア『QUEERTY』の人生相談コラムに、ゲイ男性スティーブンさん(仮名)が送った相談。
「ハイ、ジェイク。
最近、とても屈辱的なことがありました。
SNSで、まさに本理想のタイプと知り合うことができました。隣の県に住んでいる彼は、わざわざ長距離ドライブをして会いに来てくれました。
ところが、家の扉を開けて顔を合わせた途端に、彼の顔が曇ったのです。そして彼は僕を罵倒し始めました。
『とんだ詐欺師じゃないか』
『あなたのような人が、ネットでの出会いを幻滅させるんだ』
『ガソリン代と高速代を使ってまで来るんじゃなかった』
僕を罵倒した彼は、踵を返して帰っていってしまいました。
正直に言うと、事前に彼に送った画像は10年くらい前のものでした。それが一番お気に入りで、自分らしさが出ていると思ったからです。
少し歳をとり、体も少々たるんだかもしれないけれど、そんなに変わっているとは思いません。実際、自分は年齢の割には「若いね」と言われることが多いし。
しかし、彼はそうは思わなかったようです。
彼が来るために使ったガソリン代と高速代をペイパルで送金しようと思いDMを送ったのですが、すでにブロックされていました。
私はすごく惨めな気持ちになりました。それ以上に、罪悪感も覚えました。
私は、そんなに酷いことをしたのでしょうか?」
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今の自分を愛して自信をもつべき
こんにちは、スティーブン。
振られるのは、決していい気持ちはしないですよね。しかし、SNSでの出会いの場合、リアルした時に「印象が違った」と断られるリスクは常についてまわります。
だから、あなたの家に訪ねてきた彼が心変わりしたことは問題ありません。
しかし、彼はあなたを傷つけるのには十分すぎるほどキツい言葉で罵ったようですね。「気が変わった」と言うだけで良かったのかもしれないのに。
もしかすると、彼にとって10年前のあなたの画像は本理想だったのかもしれません。だから過剰な期待を抱いていた可能性もあります。
もしくは、SNSでの出会いで何度も同じような目に遭って、彼は心に大きな傷を抱えていたのかもしれません。
彼がそこまで罵倒したのは、何らかの感情があったのは事実でしょう。
とはいえ、あなたも人の気を惹くために10年前の画像を使うのならば、それなりの覚悟は必要です。あなたがどう考えようとも、直近の画像と10年前の画像では、人に与える印象は大きく異なります。
人は誰しも、自分のレンズを通して物事を見極めます。あなたの目には、10年前の画像と、鏡に映る今の自分との間に極端な違いはないと感じているかもしれません。
しかし、若さにこだわるゲイ男性は、人を見る目は厳しいのに、自分を見る目は甘くなりがちです。あなたも「まだまだ俺はイケてる」と、”自惚れ鏡”に自分を映していませんか?
あなたの話を聞く限り、相手を騙そうという意図があったとは思えません。本理想の相手とリアルにこぎつけたかっただけなのでしょう。
必要なのは、今の自分に自信をもち、今の自分を愛することです。
時間を巻き戻して10年前の自分に戻ることは不可能です。あなたの目には、今の自分は魅力的に映らないかもしれません。
たしかに10年前のあなたを魅力的だと思った人は、今のあなたに失望するかもしれません。でも、人の好みは千差万別、十人十色。今のあなただからこそ魅力を感じる人も必ずいます。
リアルをした時に、相手を傷つけたり、あなた自身も傷つくことは本望ではないでしょう。自分を売り込むときは、透明で正直であればあるほどいいものです。
年齢も、画像も偽ることなく、ありのままのあなたをアピールしましょう。そうして初リアルにこぎつけた時には「写真より全然素敵です」と言われるかもしれないのですから。
読者のみなさんは、SNSで出会った相手に過去の画像を送ったことはあるだろうか? アンケートで尋ねてみよう。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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