【スメハラ対策】「おじさん臭い」と言わせないための基礎知識

中年以上の男性は、自分が「おじさん臭く」なることが気になってくるものだ。では「おじさん臭さ」の理由と、効果的な対処法は理解しているだろうか? 同僚や気になる男性に「おじさん臭い」と感じさせないための基礎知識を学ぼう。

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「おじさん臭さ」には2種類ある

【スメハラ対策】「おじさん臭い」と言わせないための基礎知識
【スメハラ対策】「おじさん臭い」と言わせないための基礎知識(イメージ画像)

おじさん臭い、というと「加齢臭」が頭に浮かぶ人は多いだろう。しかし、あなたが感じているおじさん臭さは、実は「ミドル脂臭」かもしれない。

おじさん臭い、と言わせないためにはその二大原因「加齢臭」と「ミドル脂臭」の違いを、きちんと知ることから始めよう。そうすることで、正しい対策の方法も理解できるのだから。

「加齢臭」の発生原因

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「加齢臭」は、50代半ば以降から本格的に発生する人が多い。

「加齢臭」という名称ゆえに、加齢によって誰もが発する、と思ってしまうかもしれない。しかし、単なる加齢現象ではなく「カラダの酸化」に起因して生じる臭いであることはおさえておきたい。

主な原因は、皮脂腺の中にある「ノネナール」という臭い物質。この皮脂成分が酸化されることで、胸や背中などの体幹部を中心に「加齢臭」が発生する。枯草のような臭いが特徴。

日頃の食生活や生活習慣が乱れていると体内で「活性酸素」が増加する。「活性酸素」が、皮脂腺内にある「9-ヘキサデン酸」と結びつくと「ノネナール」に変化するのだ。

乱れた生活習慣や食生活によって生じる臭いなので、60代を過ぎても無い人はいるし、逆に30代なのに発する人がいることにも注意したい。

「ミドル脂臭」の発生原因

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「ミドル脂臭」は、30代半ば~50代半ばの中年男性が、後頭部・頭頂部・うなじを中心に発する臭い。

加齢臭の元となる皮脂臭「ノネナール」にくわえて「ジアセチル」という臭い成分がミックスされた強烈さで、使い古した油のような臭いが特徴だ。

「ジアセチル」は、汗の中の乳酸が皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に代謝されることによって発生する。

「加齢臭」と「ミドル脂臭」の違い、発生する部位は理解できただろうか。では続いて、それぞれの対処法を紹介する。

「加齢臭」を防ぐには

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皮脂成分が酸化することで発生する「加齢臭」対策としては、入浴時に消臭成分が配合された防臭効果のあるボディウォッシュを利用することをすすめる。

胸や背中などの体幹部を中心に発生する臭いなので、この部位を丹念に洗おう。特に洗いにくい背中は、洗い残しがないよう注意することが必要だ。

「スメハラ(スメル・ハラスメント)」対策を心がけたいならば、就寝前だけではなく、朝の出勤前にもシャワーを浴びて、胸や背中などの体幹部をボディウォッシュできちんと洗うことを習慣づけたい。

夏はもちろんだが、暖房が使われる冬場も汗をかくことが多いので、こまめにボディペーパーで皮脂を拭き取ることも効果的だ。

ジャケットやアウターなど、なかなか洗濯できない冬用の衣類などには「加齢臭」が蓄積しやすいので、衣類用の消臭スプレーを使用することも考えたい。

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「ミドル脂臭」を防ぐには

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一般的に男性がよく汗をかく部位は、若い時代は「脇」だと言われている。これが、40代前後の中年期になると「後頭部~首の後ろ」へと変化。

さらに、加齢により頭皮脂が粘性の高い“ねっとり頭皮脂”に変化、「ミドル脂臭」はその頭皮脂に蓄積する。 

「ミドル脂臭」を防ぐためにはシャンプーの選び方が重要となる。

臭い成分「ジアセチル」の発生原因となる菌を殺菌し、常在細菌による代謝を抑制する成分が配合された「ミドル脂臭」対策用シャンプーを選ぶことが大切だ。

男性用総合化粧品ブランド「マンダム」が提供するサイト『汗とにおい総研』で公開されている「ミドル脂臭」対策の動画で、効果的な方法をチェックしよう。

仕事中など汗をかいたときは、こまめにボディペーパーで耳の後ろやうなじの皮脂を拭き取ることも効果的だ。

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最後に読者に「おじさん臭さ」について尋ねてみる。

※参考記事
『汗とにおい総研』
・加齢臭:https://www.mandom.co.jp/sweat-smell/knowledge/knowledge-smell-overage.html
・ミドル脂臭:https://www.mandom.co.jp/sweat-smell/knowledge/knowledge-smell-middle.html

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(冨田格)

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