逞しくて可愛いラグビー日本代表〝最強の男〟姫野和樹が明かす「思考習慣」

あれから4年。世界がコロナ禍に襲われる直前の2019年、日本中が盛り上がったラグビーW杯。今年9月にフランスでラグビーW杯が開幕する。2019年W杯で大活躍して日本の勝利を牽引し、今年のW杯でも活躍が大いに期待される姫野和樹の初の著書を紹介する。

W杯日本初戦は9月10日(日)

姫野ノート  「弱さ」と闘う53の言葉

「ラグビー・ワールド・カップ フランス2023」は、9月8日(金)のフランス対ニュージーランド戦で開幕する。

日本は「プールD」で、イングランド・アルゼンチン・サモア・チリの4カ国と予選リーグを争うことになる。現時点の世界ランキングで日本は10位、イングランドとアルゼンチンは日本より上位で、サモアとチリは日本より下位に位置している。とはいえ、サモアは11位なので要注意だ。

日本の初戦は9月10日(日)、日本対チリ戦が日本時間午後8時にスタートする。

事前の予想をいい意味で裏切って日本国中が盛り上がった2019年W杯で、外国人選手に負けないぶっ太い腕で繰り出す「ジャッカル」や、そのフィジカルの強さ、そして笑顔の可愛さで一躍注目を集めた姫野和樹が、〝最高の準備〟のための「思考習慣」を明かす初著書を8月3日に発売する。

〝最高の準備〟のための「思考習慣」

姫野和樹の初著書『姫野ノート 「弱さ」と闘う53の言葉』は、「意識する」「受け入れる」「行動する」「率いる」「フォーカスする」「整える」という、姫野の経験に基づいた観点から“最高の準備”をするためのシンプルな思考習慣を書き下ろしたものだ。

選手として、チームのキャプテンとして、これまでのラグビー人生の中で掴み取ってきた考え方や意識作り、メンタルメソッド、自分との向き合い方、「弱さ」の受け入れ方、目標設定術、リーダー論、組織マネジメント論……等々を余すところなく書き下ろしたという。

ラグビーファンは知っている、姫野が7年間にわたって書き溜めてきたラグビーノート“姫野ノート”の一部を初公開することにも注目だ。

<目次>

1章・「目の前」だけにフォーカスする
2章・自分の中に「芯」を作る
3章・本当の自分と「向き合う」
4章・リーダーの「伝える」力
5章・人は誰でも「一流」になれる
6章・最強マインド「失敗したい」を手に入れる
7章・「前提」を捨てて「概念」を壊す

姫野和樹、ここまでの歩み

姫野和樹(ひめの・かずき)

 1994年7月27日、愛知県名古屋市生まれ。プロ・ラグビー選手。リーグワン・トヨタヴェルブリッツ所属。ラグビー日本代表。ポジションはNo.8、フランカー。

中学からラグビーを始める。春日丘高校(現・中部大学春日丘高校)に進学すると、1年次、2年次とチームを全国大会に導くだけでなく高校日本代表、U20セブンズ日本代表に選出される活躍を見せる。

帝京大学では、ケガに悩まされながらも大学選手権8連覇に大きく貢献。

2017年、社会人ラグビーリーグ、トップリーグ(現・リーグワン)のトヨタ自動車ヴェルブリッツへ入団し、1年目からキャプテンに任命されチームの中心選手に。同年、日本代表に初選出。

2019年に日本で開催されたラグビーW杯では、得意プレー〝ジャッカル〟をはじめ攻守にわたってチームを牽引、日本代表初のベスト8入りに大きく貢献した。

2021年は、ニュージーランドの名門ハイランダーズに期限付き移籍。世界最高峰リーグ、スーパーラグビーにおいても〝ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)〟を獲得するなど、日本ラグビーを代表するプレーヤーとして活躍中。

2023年5月、日本代表メンバーに選出された。

『姫野ノート 「弱さ」と闘う53の言葉』は、アスリートはもちろんだが、学生や社会人など年齢問わず誰もが実践できる「考え方のヒント」が詰まった一冊になりそうだ。すでに予約は始まっているので、気になる人はチェックし
てみてほしい。

『姫野ノート  「弱さ」と闘う53の言葉 』
著者:姫野和樹
価格:1400円(税込)
発行:飛鳥新社
Amazon:https://amzn.to/43Pqw3n

(冨田格)

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