青年と大人の狭間に男が見せる刹那の艶気に迫る台湾の写真家チャン・ムー

ゲイにとっての”eye candy”(アイ・キャンディ)、「目の保養になるくらい素敵、可愛い、魅力的」な男たちを撮り続けている台湾の写真家”チャン・ムー”。青年が持つ若さの輝きと、大人の漢ならではの落ち着き、その狭間の瞬間に見せる「艶気」と「かわいさ」を切り取る”チャン・ムー”の世界と、厳選したつるマッチョなモデルたちを紹介する。

ほんの一時期だけ見せる魅力をカメラで切り取る

写真家チャン・ムーの世界
アーサー(Arthur/亞瑟) 画像引用元:Instagram

青年が放つ若さの輝きはとても貴重なもの。そして、成熟に向かう大人の漢だからこそ醸し出すことのできる落ち着きもまた魅力的だ。

青年期の終わりが近づき、大人の漢らしさが滲み始める端境期は、輝きと落ち着きが共存する刹那の艶気を発するものだ。そして独特の「かわいさ」も共存している。

20代と思しき”つるマッチョ”な男たちのヌードを撮影し続けている台湾の写真家チャン・ムーの作品を見ていると、青年と大人の端境期にのみ見せる魅力が充満していることに気が付く。ソロのヌードはもちろんだが、学生服を着用した2人のモデルの姿もリアルな学生の年代には出せない艶気がたっぷりなのだ。

チャン・ムーの作品は、ヘア&メイクアップ・アーティストのブライアンと協働で作りあげている。ブライアンは台湾・高雄に店があるようだが、チャン・ムーと共に京都や韓国のソウルなどにも出張撮影に出かけている。

次は、チャン・ムーの被写体となった魅力的なつるマッチョをピックアップする。

エリー・リン(Ellie Lin)

ワークアウトと映画と旅行が趣味で、仕事もプライベートも手を抜かないことが信条。本人の自撮り画像と、チャン・ムーが撮影したものを比べると、表情が明らかに異なることがわかる。自撮り画像が「かわいい」路線に傾きがちだが、チャン・ムーは彼の中の大人の漢の面を巧みに引き出している。

信(Xin)

高雄在住、ナチュラル・ボディビルのプロアスリートでフリーランスのフィットネス・インストラクター。

https://www.instagram.com/p/CifEe5wP349/
https://www.instagram.com/p/Cic2H5gPfak/

シェン・ラン(Sean Lung)

台湾在住のフィットネスモデル。複数の写真家の被写体となっているが、チャン・ムーは彼の中の青年と大人の端境期の表情を引き出した。

イヴァン(Ivan)

台湾在住のフィットネス・モデルで、GoGoとしても活躍中。写真家ヴァンビジョンの写真集のモデルにもなっているが、チャン・ムーのカメラの前では、他では見せたことのない表情を見せている。

アーサー(Arthur/亞瑟)

台湾在住、ボディフォトとミュージックアートが専門のマッチョなアーティスト。逞しい肉体と端正なマスクを活かして、インフルエンサーとしてさまざまな案件とタイアップしている。チャン・ムーは、彼の自撮り画像にはない表情を引き出した。

刹那の魅力を切り取り続ける写真家チャン・ムーの世界は、これからも目が離せそうにない。

(冨田格)

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