【漢の裸火祭り】見る? それとも参加する?「鬼の修正会」参加者募集中

季節は冬でも、祭りの漢たちは燃えている。真冬の裸祭りは、ふんどし一丁で参加する漢たちと、彼らを見守る祭り好きの人たちの高揚感で、独特の熱気に包まれる。2024年1月6日(土)に福岡県筑後市の熊野神社で開催する伝統の火祭り「鬼の修正会」は、男性参加者を募集中だ。

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伝統の「鬼の修正会」とは

鬼の修正会
@damadamaya 画像引用元:Instagram

筑後市筑後市の熊野神社には、約1,200年前から伝わる伝統の火祭り「鬼の修正会(しゅじょうえ)」がある。

明治以前は神仏混淆で、熊野神社と隣にある坂東寺を一体的に「坂東寺」と呼んでいた。坂東寺は桓武天皇の勅願で、紀州熊野三大権現として勧請されたことに始まるそうだ。※のちに「坂東寺」と「熊野神社」に分かれる。

「鬼の修正会」は別名「追難祭(ついなさい)」ともよばれ、坂東寺創建と同時に無病息災とを祈願する火祭りとして始められた鬼追いの儀式だ。

「鬼の修正会」熊野神社(福岡県筑後市)

神事は子供による「小松明」、鬼の面をつけた宮司を追い立てる「鬼追い」(非公開)、さらしとふんどし姿の氏子により行われる「大松明」の3つで構成される。

「大松明」は、長さ13メートル、直径1.5メートルの燃え盛る3本の大松明を、締め込み姿の男衆が刈又(かりまた)と呼ばれる棒で支えながら神社本殿を三周し、家内安全や無病息災を祈願する。場内を一瞬にして真っ赤に染める豪壮な火祭りは、昭和44年10月21日に、福岡県の無形民俗文化財に指定された。

君も男衆になってみないか?

@u3uaoi 画像引用元:Instagram

コロナ禍の影響を受け縮小していたこの伝統的な火祭り「鬼の修正会」も、今年1月に3年ぶりの通常開催となった。そして来年の「大松明」神事を支える男性参加者を募集している。

参加費は無料で、募集対象は健康な男性であること。参加特典として、当日使用する鉢巻き・サラシを参加者全員にプレゼントする。

また、今年度に20歳を迎える人は「特別参加者」という扱いとなり、参加プレゼントに加えて、熊野神社と縁の深い天台宗「坂東寺」の三面出世大黒天神の御守り(またはストラップ)もプレゼントする。

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募集人数の定員上限はないが、「特別参加者」枠は先着順で30名までとなっている。募集期限は12月25日(月)までなので、興味のある人は早めに申し込んだ方がよさそうだ。

もちろん参加するだけじゃなく、裸の男衆たちを応援に行くのも興奮する体験になること間違いなし。伝統の火祭りで、新しい年の健康を祈念したいものだ。

鬼の修正会
日時:令和6年1月6日(土)午後6時集合
場所:熊野神社
所在地:福岡県筑後市熊野730
問合せ:(筑後市観光協会)TEL:0942-53-4229
筑後市観光協会公式サイト

(冨田格)

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