「セクシーのつもりが実は相手をムカつかせている行為は何?」論争が勃発
自分なりにセクシーな誘い方をしたのに、完全スルーされてしまった。そんな経験はないだろうか? もしかしたら、あなたの「セクシー」が間違っているのかもしれない。アメリカのネットフォーラムで話題になった「実はムカつく”セクシー”な行為」論争を紹介する。
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セクシーを勘違いした「やらかし」
ハッテンに必要不可欠なことは、相手を「その気」にさせること。しかし、どんな行為にソソられるのかは、実は個人差が大きい。自分の中では最大限に「セクシー」で「イケてる」誘い方をしたつもりでも、それがまったく逆効果だった、なんてこともある。
最近、米国のゲイ・ユーザーが多いある掲示板型ソーシャルニュースサイトで一人のユーザーが、「本人はセクシーなつもりでやってきたことでムカついた事は何?」と問いかけた。これに対して220以上のコメントが寄せられるほど反響があった。
その中には社会的に見て非難されて当然と思えるようなものもあれば、セクシーを勘違いしたゲイがやりがちなものもある。日本のゲイ・バイ男性にとっても共感できそうなものをピックアップしよう。
「得意のセクシーな表情」が逆効果かも
ゲイ・バイ男性の中には即ヤリを好む人もいれば、もっと段階を踏んでいきたい人もいる。後者にとっては、あまりに性急すぎるアプローチは、不快に思わせてしまう可能性が高い。
「穴の拡大写真を送ってくるのが早すぎる」
「初対面で会話を始めて数分後には『ヤリたい』と言い始めること。こっちはもうちょっと話したいんだけど」
自撮りの時のお気に入りの表情やポーズが、相手にとっては逆効果なこともある。
「怒っているように見えるプロフィール写真だと、怖そうに思えて敬遠しがち」
「自撮りの動画で唇を舐めること。セクシーなつもりかもしれないが、思い出すだけでゾッとする」
「”アヘ顔”画像だと無理。ルックスや性別に関係なく、”アヘ顔”をセクシーに見せることはできない。二次元のキャラクターでさえもできないのだから。私が想像できる限り、最もセクシーでない顔だ」
「ポカンとした表情や口が開いたプロフ写真の男は好きじゃない。間抜けに見えるんだよね」
「口をだらしなく開けたり、舌を出したりしたアップ画像を使う人は苦手」
女性っぽさはセクシーにならない
女性的な行為を取り入れることで「セクシー」を演出することにも、違和感を抱く人は少なくないようだ。
「ボディビルダーの男たちがメイド服を着た画像はあまり好きじゃない。むしろ裸かベーシックな下着姿の方がいい」
「Gストリングの魅力がわからない。ボクサーブリーフとか、ジョックストラップとか、何もない方がいい」
Gストリングとは、こういうタイプの下着。
主に女性が低くしゃがんだ体勢で尻を激しく動かし音楽に合わせて挑発的に踊る「トゥワーク」をするゲイに対しては、厳しい意見が目立った。
「多くのゲイが『自分はトゥワークが得意だ』と思っているけど、そんなことはない。尻が大きくなくてもトゥワークはできるけど、背中を何度も反らすだけじゃダメなんだ」
「個人的な意見だけど。トゥワークができてもセクシーじゃない。男がトゥワークするのを見せられるのは嫌」
ちなみにトゥワークとは、こんな感じの踊りだ。
「男のアナルのことを女性器を模した用語で呼ぶのが嫌」
自分大好きな人はちょっと無理
「自分大好き」なナルシストっぽい振る舞いに対する不快感を表明する人も多い。
「SNSの自撮り画像がいつもシャツなしとか、割れた腹筋を見せても顔は見せないとか、もしくは局部が写っているだけの写真とか。私はむしろ会話をして身体的特徴以外のものを説明してもらいたいのに」
「基本的なナルシシズム。外見が自分の個性だと思っている男たち。ジムのセッションが終わるたびに写真を投稿しなければならない。このメンタリティは理解できない」
「ノンケっぽさ」を売り物にする男に対して厳しい視線を向ける人もいる。
「いわゆる『マッチョ』な行為を『ノンケっぽく振る舞っている』と表現すること。でもそれ無神経で粗暴なだけで、『ノンケっぽい』わけじゃないから、素敵に見えるわけじゃないんだよね」
「ゲイなのに『ノンケ』であろうとすること、あるいは『ノンケ』のふりをする男に夢中になること」
”勘違いセクシー”にはムカつく
他にも、こんなことを不快に感じる人がいるようだ。
「男っぽくするつもりなんだろうけど、変なうめき声で話されると興醒めする」
「不潔なトイレの鏡で自撮りした画像を送られるのは嫌」
「今までに出会った男たちとヤッた自慢」
「パートナーがいる男性といちゃつくことがセクシーだと信じているゲイをたくさん見てきた。なぜそう信じているのかまったく理解できないけど」
共感できるコメントはあっただろうか。日本とアメリカ、国が違ってもゲイの感覚は共通点が案外多いようだ。「勘違いセクシー」な行為でムカつかれないように、自分のやり方を少し客観的な視点で見直す必要もあるかもしれない。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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