【ゲイの本音】悪気がないことは知っているが軽く不快になるノンケの発言集
軽い冗談だったり、その場の空気を変えたかったり。そんな気持ちで何気なく発する言葉が、実は誰かの気持ちを傷つけてしまうことってありがちだったりする。ノンケが悪気なく発した言葉で、ゲイ男性が軽く不快になってしまうものをリストアップした。
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お前のことは狙ってない!

たとえば、知り合いのノンケ男性に「俺はゲイ(バイ)なんだ」とカミングアウトした時によくあるのが、「俺は狙うなよ」という返答。
悪気なく言っているのはよく分かっている。カミングアウトされたことをシリアスに捉えすぎてしまい、重くなりそうな空気を変えたくて冗談めかしたのかもしれない。気が置けない男同士の、本当に軽い言葉のジャブ程度の意味しかないのかもしれない。
しかし、言われたゲイ・バイ男性の中には、軽く不快な気分になる人もいる。いや、結構多いかも。
生真面目な性格のゲイ・バイ男性だったら、「俺を狙うなよ」の言葉の裏にある真意を「(俺を狙わないなら)受け入れてやるよ」と解釈してしまう可能性がある。
もっと柔軟な思考・性格のゲイ・バイ男性の場合は、「お前のことは好みのタイプじゃないからカミングアウトしたのに、それ言われたらまるでお前のことをイケるみたいじゃん」と感じて、ムカつくかもしれない。
前者の場合はゲイ・バイ男性が傷ついてしまうし、後者の場合は「ゲイは男ならなんでもイケると思うなよ」とか「無人島でお前と2人きりでもその気にならないタイプだからカミングアウトしたんだから、勘違いするなよ」とか「お前はゲイにモテるタイプじゃない」とかキツい口撃が帰ってきて逆にノンケ男性が傷つけられることもありそうだ。
もしこれを読んでいるノンケ男性がいるなら、職場の同僚や友人から「ゲイ(バイ)」だとカミングアウトされた時に、「俺を狙うなよ」と返すのだけは止める方がいい。ましてや、尻を手で隠すポーズは絶対NGだということをお忘れなく。
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ちょっと気に障るノンケの発言集

悪気がないのは分かっているけれど、ゲイ・バイ男性が軽く不快になってしまう言葉を発するのは、なにも日本のノンケ男性に限ったことではない。
米国のゲイユーザーが多いあるネットフォーラムで、「ゲイ(バイ)だと知っている周囲のノンケが悪気なく言ってくるちょっと気に障る言葉は何?」という問いかけがなされた。
このスレッドには非常に多くの書き込みがあり、なかには「ちょっと気に障る」レベルではないものも。そのなかから日本人のゲイ・バイ男性も共感できそうなものをピックアップする。
「ゲイなの?でも、ゲイらしくないね」
「あなたは引き締まって筋肉質じゃないし、カラフルな服も着ないからゲイに見えない」
「ゲイだけど、カッコいい」
「で、どっちが女役なの?」
「実はゲイの友達がいるんだ。紹介するからデートしなよ」
「女と寝たことある?」
「女と試したことがないのに、どうしてゲイだってわかるの?」
「必要なら女とも寝るの?」
「ゲイの友人や同僚はたくさんいるから気にならない」
「大目に見てやるよ」
「君はバイじゃない、ただ貪欲なだけだ」
ノンケ女性から言われた言葉にも「ちょっと気に障る」ものはあるようだ。
「ゲイだなんてもったいない」
「ハンサムなのに。残念だわ」
「私といる時はバイセクシュアルにならないでね」
どんな言葉も、人間関係しだいで「軽い冗談」になったり「ちょっと気に障る」ものになったりするもの。ゲイ・バイ男性に対して「冗談」を言う時は、彼との距離感を考慮する方がよさそうだ。
これは同じくゲイ・バイ男性にも言えることで、カミングアウトした後にノンケ男女と話をするときは相手の許容範囲を考える方がいい。酒が入って気が緩むと、ついつい下ネタを言いがちなゲイ・バイ男性は少なくないはずだから。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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