『The Last Of Us』親父ゲイ活躍のサバイバルホラーゲームがTVドラマに

2013年に発売され世界中で大ヒットしたサバイバルホラーゲーム『The Last Of Us(ラスアス)』が、ドラマシリーズとして復活。謎の寄生菌に支配された世界で親父ゲイのキャラクターが活躍するこの新作ドラマの見どころを紹介する。

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世界で大ヒットしたゲームのドラマ化

ラスアス

2013年に発売、PlayStation3専用タイトルのサバイバルホラーアクションアドベンチャーゲーム『The Last Of Us』は、世界中のゲームファンから高い評価を受け、発売から5年で1700万本以上の売り上げに達するという大ヒットとなった。

物語は、キノコや咬傷によって広がる謎の寄生菌による感染症のパンデミックで人間社会が崩壊した近未来が舞台。四方を高い壁で囲われた「隔離地帯」で生存者は暮らしているが、その外は凶暴な感染者や無法者のハンターが蔓延する危険地帯となっている。

そんな隔離地帯のブラックマーケットで闇取引を生業としている男ジョエルは、感染症の抗体を持っているとされる少女エリーと共に、腐敗した政府、菌に感染したヒューマノイドに対抗して、治療法を探し求める姿を描く。

エリーは感染者に噛まれても感染しない抗体を持っており、彼女の血液が人類を救う鍵になると考えられている。そのエリーを遠くの医療機関まで無事に届けるための、ハードで過酷な旅が始まる。

ゲイ親父キャラの重要性が増す

ラスアス
Bill, portrayed by Nick Offerman, in the teaser trailer

『The Last Of Us』で注目すべきは、主人公のジョエルとエリーが過酷な旅の途中で出会う、解体屋のビルがゲイであることだ。他にも性的少数者のキャラクターは登場するが、ジオ倶楽部としては親父ゲイのビルに焦点を絞っていく。

ジョエルの昔の仲間で人嫌いのビルはフランクという恋人と2人で、要塞のように罠を仕掛けた解体屋で暮らしているが、ゲームではビルが登場した時にフランクはすでに殺されているという設定だった。またビルの登場場面も決して長くはない。

ところがドラマ版は設定を変更しており、全10エピソードのうちビルは4エピソードに登場すると言われており、かなり重要な役割を務めることになりそうだ。

ラスアス

ビルを演じるのは、エミー賞に3度ノミネートされたこともあり、映画やテレビの様々な作品に出演している俳優ニック・オファーマン。今年52歳のニックが演じる、ツンデレのゲイ・キャラクターがどのような活躍をするのか注目だ。

渋い親父好きにはたまらない2人

主役のジョエルを演じるのは、『ワンダーウーマン1984』やディズニープラスのドラマ『マンダロリアン』に出演のペドロ・パスカル。

52歳のニック・オファーマンと、47歳のペドロ・パスカル。渋い親父好きにはたまらない2人の共演に注目する親父好きゲイも少なくないだろう。

『The Last Of Us』を制作するHBOは、『セックス・アンド・ザ・シティ』『ウエスト・ワールド』『ゲーム・オブ・スローンズ』『チェルノブイリ』『ソプラノズ』など、大人が楽しめるエンタテインメントを連発するケーブルテレビ局。

本国アメリカでは「HBO Max」という自社配信プラットフォームを展開しているが、日本ではU-NextやCS放送で鑑賞することができる。『The Last Of Us』の日本での放送、配信情報が判明したら改めて紹介する予定だ。

HBO日本公式サイト:https://warnerbros.co.jp/tv/hbo/

※参考記事:theminstinct

(冨田格)

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