【プライムビデオ】男同士のロマコメ『赤と白とロイヤルブルー』続編決定
2023年夏にプライムビデオで配信されるや、世界中のゲイ・バイ男性と腐女子&腐男子を熱狂させた男同士のロマンチック・コメディ映画『赤と白とロイヤルブルー』。世界的な大ヒットを受けて、続編の制作が進行中というニュースが届いた。
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英国王子と米国大統領の息子が恋に落ちる
2019年刊行のケイシー・マクイストンによるヤングアダルト小説、というよりも日本流にいうならボーイズラブ小説『赤と白とロイヤルブルー(Red, White & Royal Blue)』を原作とした、プライムビデオ・オリジナル映画が2023年8月に世界配信スタート。
主人公は、2020年の再選を目指すアメリカ初の女性大統領の息子アレックス・クレアモント=ディアスと、英国の王子ヘンリー・フォックス=マウントクライステン=ウィンザー。米国ホワイトハウスと、英国王室という壮大な舞台設定で若いイケメン2人の恋を描くロマコメ映画だ。
アメリカ初の女性大統領(ユマ・サーマン)の長男アレックス(テイラー・ザカー・ペレス)と英国のヘンリー王子(ニコラス・ガリツィーン)には多くの共通点がある。圧倒的なイケメンぶり、紛れもないカリスマ性、女性誌に載る回数を競う国際的なライバル同士だと言われている。
そして、互いを完全に軽蔑していることも共通していた。
英国と米国は大西洋を隔てて離れているため2人の長年の確執が問題になることはなかったが、ヘンリーの兄であるフィリップ王子のロイヤル・ウエディングへ招かれたアレックスがヘンリー王子と口論になり、倒れてきたウェディング・ケーキの下敷きになってしまう事件が発生。
これが「ケーキゲート事件」と呼ばれ、表に出ることがなかった2人の確執がスキャンダラスに封じられたことで、最悪のタイミングで米英関係に楔を打ち込む可能性が出てきた。
ダメージ・コントロール・モードに入った2人の家族と関係者(ハンドラー)は、2人のライバルを演出された「休戦」へと追い込んでいく。しかし、アレックスとヘンリーの氷のような関係が思いがけず解け始め、いつしか2人の間には化学変化が生じていく。
世界が待望する続編制作をサプライズ
先日、ロスアンゼルスのカルバー・シアターで、Amazon MGMスタジオの新作ラインアップ発表会が開催された。それに続き、昨年の大ヒット作『赤と白とロイヤルブルー』のスタッフとキャストが壇上に登場してパネル・ディカッションが始まった。
会場から寄せられた、続編制作の予定はないのか、という質問に対しマシュー・ロペス監督は、「はい、続編はあります」と明確に答えた。
その瞬間の会場の熱狂ぶりをご覧いただこう。
原作者のケイシー・マクイストンは、「映画の続編は進んでいます。マシューと私が一緒にストーリーを執筆しています。私たちが言えるのはそれだけです」と語った。
主演のニコラス・ガリツィーンとテイラー・ザカー・ペレスは、引き続き続編に出演すると伝えられており、映画の公式インスタグラムはすでにティーザー・ポスターを投下している。
これに先立ち今週初め、ガリツィーンとザカー・ペレスは『赤と白とロイヤルブルー』のキャストやスタッフとFYCイベントで再会し、その模様をSNSにアップしてファンを騒然とさせていた。
FYC(For Your Consideration)イベントとは、今年のエミー賞の投票期間中に有力候補となりうる作品がその存在をアピールするために開催するものだ。
『赤と白とロイヤルブルー』続編がどのような展開を見せるのか、今後の制作状況などを注視していきたい。まだ『赤と白とロイヤルブルー』を見ていない人は、プライムビデオでチェックしてほしい。
※参考記事:Out
(冨田格)
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