【ディズニープラス】筋肉消防士が”男”に目覚める新展開が話題の海外ドラマ

逞しくて強くてカッコいい、そしてなによりもセクシー。消防士は、ゲイ・バイ男性にとって憧れの存在。そんな消防士たちの活躍を描いたドラマ『9-1-1: LA救命最前線』は、イケメン消防士たちのブロマンスが視聴者の注目を集めてきたが、米国で放送中の最新シーズンではノンケだったはずの筋肉消防士が男との恋に目覚める展開が描かれているという。

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「9-1-1: LA救命最前線」とは

『9-1-1: LA救命最前線』ノンケのはずの筋肉消防士が男との恋に目覚める!
『9-1-1: LA救命最前線』オリヴァー・スターク 画像引用元:Instagram

2012年に米国NBCで放送開始した消防士ドラマ『シカゴ・ファイア』が大ヒットしたことで、消防士ドラマは米国ドラマの人気カテゴリーとなった。

2018年にFOXで放送開始した『9-1-1: LA救命最前線』も、ロサンゼルス市消防118分署が舞台とする消防士たちが主役のドラマだ。

プロデューサーは「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」「Glee/グリー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」などのヒットドラマを制作してきた、ライアン・マーフィー。ゲイであることを公言しているマーフィーの作品は、ゲイ好みのテイストが濃厚な作品が多いのが特徴。

9-1-1 LA救命最前線
『9-1-1 LA救命最前線』photo credit:FOX

『9-1-1: LA救命最前線』は第一話から、主要キャストの一人であるロス市警の女性巡査部長の旦那が実はゲイだったという衝撃のドラマが展開された。

しかし『9-1-1: LA救命最前線』が全米のゲイ・バイ男性の心を捉えたのは、シーズン2から始まるイケメン消防士2人のあまりにも濃厚なブロマンスだ。

イケメン消防士のブロマンスが人気

9-1-1: LA救命最前線
(左)エディ役:ライアン・グスマン(右)バック役:オリヴァー・スターク

ロサンゼルス市消防118分署には、マッチョでプレイボーイでナルシストのバック(オリヴァー・スターク)というキャラクターがシーズン1から登場する。

シーズン2の冒頭でバックはチャリティーのための消防士ヌード・カレンダーに応募しようと筋トレに励んでいるが、そこに現れたのが新たに赴任してきたハンサムな消防士エディ(ライアン・グスマン)。自分以上にマッチョでイケメンなエディにライバル意識を抱くバックは、なにかと張り合うようになる。

9-1-1 LA救命最前線
『9-1-1 LA救命最前線』photo credit:FOX

しかし、消防士としても、また男としても魅力的なエディの人間性に触れることで、バックの心から対抗意識は消える。そして、バックとエディは心から信頼しあう相棒的な存在になっていく。

エディは脳性麻痺の息子クリストファーを男手ひとつで育てており、バックはクリストファーとも仲良くなる。シーズン2の第10話では2人はゲイカップルと間違われ「お2人のお子さん可愛いですね」と言われたパックは、一瞬戸惑いながらも満更でもないという表情で「ありがとう」と答えるシーンが描かれる。

9-1-1 LA救命最前線
『9-1-1 LA救命最前線』photo credit:FOX

さまざまな事件を乗り越えて、バックとエディの絆は深まる一方。そして、そんな2人のブロマンスは全米のゲイ・バイ男性やBL好き視聴者の心を鷲掴みにしているようで、「Buck and Eddie」の場面だけをつないだファン動画がYou Tubeにも多数投稿されている。

シーズン7で衝撃の新展開

『9-1-1: LA救命最前線』ノンケのはずの筋肉消防士が男との恋に目覚める!
オリヴァー・スターク 画像引用元:Instagram

消防士であるバックとエディは常に危険と隣り合わせ、生命の危機に直面するようなトラブルに巻き込まれることも少なくないが、そんな時にお互いを心から想い必要としあう2人を見ていると、思わず「もうお前らデキちゃえよ」と言いたくなること必至。

とはいえノンケ(という設定)の2人なので、恋愛対象となる女性もそれぞれの前に何度も現れるのだが、2人とも女性との関係が長続きしないのも共通している。そして女性と破局するたびに、「Buck and Eddie」のブロマンスが復活するという繰り返しで、シーズン6まで続いてきた。

9-1-1 LA救命最前線
『9-1-1 LA救命最前線』photo credit:FOX

FOXでシーズン6まで放送されてきた『9-1-1: LA救命最前線』だが、現在全米で放送中のシーズン7からはチャンネルがABCネットワークに変更になった。

そして、変更になったのはそれだけではなかった。プレイボーイだったバックが「男」に対する恋愛感情に目覚める展開が、物語の主要な部分となっているようなのだ。

バックの恋の相手はエディではなく、シーズン2に登場した元消防士のトニー(ルイス・フェリーニョ・ジュニア)。トニーとエディが意気投合して仲良くなったことに嫉妬したバックだったが、トニーとその件について話そうとしたところ微妙なムードになり、トニーから不意打ちのキスをされる。

『9-1-1: LA救命最前線』ノンケのはずの筋肉消防士が男との恋に目覚める!
『9-1-1: LA救命最前線』photo credit:ABC

バックはそのキスを受け入れ、自分の心が変化したことに気づく。今までどんな女性と交際しても続かなかった理由は、求めている対象が違っていたからかもしれないと。

『9-1-1: LA救命最前線』ノンケのはずの筋肉消防士が男との恋に目覚める!
ルイス・フェリーニョ・ジュニア 画像引用元:Instagram

本来は昨秋からスタートする予定だったシーズン7だが、昨年の全米脚本家協会と俳優協会のストによって番組の制作が大幅に延期となり今年になってからやっと放送がスタート。まだシーズンの前半までしか放送されていないので、今後の展開が大いに注目されている。

バックはバイセクシュアルなのか、それとも遅咲きのゲイなのか。トニーとの関係が長く続いていくのか、それともエディの心にも変化が生じて「Buck and Eddie」のブロマンスが本物のロマンスになっていくのか。

日本ではディズニープラスでシーズン6までを現在配信中。放送チャンネルがFOXからABCに変わったが、どちらもディズニー傘下なのでシーズン7もディズニープラスで配信されるはずだ。シーズン7に備えて、今のうちにシーズン6までを見て「Buck and Eddie」のブロマンスに浸っておくのもよさそうだ。

ちなみに『9-1-1: LA救命最前線』のスピンオフであり、テキサスの消防署を舞台にしたドラマ『9-1-1 LONE STAR』では救急救命士と警察官のイケメン・カップルが物語の主要な部分を担っている。こちらもディズニープラスで配信中だ。

ディズニープラス『9-1-1: LA救命最前線』

ディニープラス『9-1-1 LONE STAR』

(冨田格)

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