【Amazonプライム】英国王子と米国大統領の息子が恋に落ちるロマコメ映画

英国王室と米ホワイトハウスを巻き込む壮大なゲイ・ロマンスを描く、ロマコメ映画『レッド、ホワイト&ロイヤルブルー(原題)』が完成。8月よりアマゾン・プライム・ビデオで配信がスタートするこの作品の魅力を紹介する。

原作はベストセラーのBL小説

Red, White & Royal Blue

『レッド、ホワイト&ロイヤルブルー(Red, White & Royal Blue)』は、2019年刊行のケイシー・マクイストンによる同名のヤングアダルト小説というか、日本流にいうならボーイズラブ小説が原作だ。原作小説は日本では『赤と白とロイヤルブルー』のタイトルで二見文庫より発売中。

主人公は、2020年の再選を目指すアメリカ初の女性大統領の息子アレックス・クレアモント=ディアスと、英国の王子ヘンリー・フォックス=マウントクライステン=ウィンザー。米国ホワイトハウスと、英国王室という壮大な舞台で、若い男2人のロマンスが描かれるという前代未聞のロマンチック・コメディ。

2人の恋がどのように始まるのか、原作のあらすじから引用する。

アメリカ初の女性大統領の長男アレックスは、英国のフィリップ王子のロイヤル・ウエディングへの参列を前に憂鬱だった。

フィリップの弟ヘンリーとアレックスは、女性誌に載る回数を競うライバル同士だと言われるが、いつも冷淡なヘンリーがアレックスは苦手だ。

その夜の晩餐会でも、冷ややかな態度をとる王子の肩に思わず手をかけた次の瞬間、一緒にウエディング・ケーキの上に倒れ込んでしまった。

米英戦争勃発かと世間は大騒ぎになり、二人は全世界に向けて仲のよさをアピールすることになるが……。

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米国ホワイトハウスと英国王室という舞台設定は壮大でありながらも、ロマコメの基本を外さない導入部分は読者、そして実写版映画の視聴者の興味を掴むことは間違いなさそうだ。

英国王子と大統領の息子を演じる俳優

Red, White & Royal Blue

映画では、アレックス役をテイラー・ザカー・ペレスが、ヘンリー王子役をニコラス・ガリツィンが演じる。

テイラー・ザカー・ペレスは、2020年と2021年のNetflix人気シリーズ『キスから始まるものがたり』のシーズン2とシーズン3に出演して、一躍ティーンの注目を集めた。

ニコラス・ガリツィンも同じくNetflixの『チェンバース:邪悪なハート』(2019年)『パープルハート』(2022年)で注目を集めた新鋭だ。

2人のリアルな親密さが演技の説得力を生む

Red, White & Royal Blue

『レッド、ホワイト&ロイヤルブルー』のプロモーションで「GQ」のインタビューに応じた2人は自分たちのことをこう語っている。

ペレスは「僕たちは典型的な『Netflixの夏の男たち』なんです」と単刀直入に表現した。するとガリツィンが「どういう意味?」と口を挟んできた。

するとペレスが「”ハートスローブ(憧れの存在)”と言ってほしいの? じゃあ、僕たちは2人とも”ハートスロープ”です」と言うと、ガリツィンは「(自分たちを”ハートスローブ”だなんて)お前が言ったんだぞ。僕は自分のことを”ハートスロープ”なんて言わないからな」と慌てて反論した。

共演を通じて、2人はすっかり仲良くなったようだ。映画の中ではベッドシーンも登場するが、その撮影現場に関して、「GQ」ではこう語っている。

大勢のスタッフに囲まれてベッドシーンを撮影することの気まずさを解消するために、2人は小声でジョークを言い合いお互いを笑わせようとしていた。

ペレスは、リハーサルに費やされた膨大な時間とエネルギー、そして”マットレス”のことを思い出して笑いながら「ベッドシーンにはたくさんの振り付けがあるんだ」と語った。

ガリツィンは「友人とあのように親密になるのは、クレイジーなことですよ。でも僕たちは皆さんが映画のキャラクターと恋に落ちてほしいと願っています。そのためには、彼らの愛が本物であるように演じなければなりません」

そしてペレスが付け加えた。「リハーサルを通じて、お互いの(心の)ガードは緩んでいき、本当に親密な雰囲気で演じることができました。でも”カット”の声がかかるとすぐに、どっちかが冗談を言って雰囲気を変えていました。例えば「すぐに僕から離れて!」とかね。

Red, White & Royal Blue

アレックスの母でアメリカ大統領のエレン・クレモント役はユマ・サーマンが演じている『レッド、ホワイト&ロイヤルブルー』。米国では8月11日よりアマゾン・プライム・ビデオで配信スタートする。

日本での配信開始日も含めて、『レッド、ホワイト&ロイヤルブルー』の今後の情報にも注目していく。配信に向けて、原作小説『赤と白とロイヤルブルー』を読んで、ワクワクする感覚と期待を膨らませておくのもよさそうだ。

原作小説『赤と白とロイヤルブルー』

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※参考記事:GQ

(冨田格)

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