老後を楽しくするために独身ゲイは自炊を始めよう「まずは家で米を炊く」
独身ゲイの人は、どんな食生活を送っているのだろう? 外食中心か、惣菜や弁当を買って帰る中食派か。コンビニ一筋という人も少なくなさそうだ。
しかし、そんな人も薄々自覚しているはずだ、「このままではよくないのでは?」と。
健康寿命をのばすため、また老後資金のための節約にもなる「自炊」の重要性を考えていこう。
外食ばかりだと栄養バランス良くないよね?
外食や昼食、コンビニなどの選択肢があることは、仕事が忙しい独身ゲイにとっては、非常にありがたいもの。
しかし、どうしても好きな物ばかり選んでしまったり、野菜や魚などが不足して栄養のバランスが偏ったり、塩分摂取量が多くなってしまったり、と体の健康への影響が気になってしまう点があることは否めない。
また、外食・中食ばかりだと、月々のエンゲル係数が大きくなってしまう傾向だってある。
若いうちはあまり意識しなかったかもしれないが、まだまだ自分には縁がないと思っていた「老後」「高齢期」が視野に入ってくると、「このままの食生活でいいのだろうか?」と考え始めるはずだ。
そんな独身ゲイに、「自炊を始めよう」と提案したい。
なるべく長く健康でいられるために
「健康寿命」という言葉はご存知だろうか?
これは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを指す。医学の進歩もあって平均寿命は延びているが、介護が必要だったり寝たきりの状態になってしまったらそれは「健康」とは言えない。
面倒を看てくれる家族がいない独身ゲイはなるべく「健康寿命」を延ばして、自分のことは自分でやり続けるる必要がある。
「健康寿命」を延ばすために重要な要素のひとつは、食生活だ。
出来上がったものを食べるよりも、自分で買い物をして自炊をする方が、はるかに栄養のバランスを意識するようになる。食事を用意してくれる人がいないならば、健康寿命を延ばすためにも、自炊を始めるべきだ。
まずは家で米を炊く
自炊した方がいいに決まっている、とはいえ経験がないので、どうやって始めればいいいのか分からない。
そんな人に勧めたいのは、「まずは家で米を炊く」ということ。自炊の基本中の基本である主食を自分で用意することから始めてみよう。
おかずは買ってきて、味噌汁はインスタント、それに炊き立てのご飯があれば、十分にご馳走だ。
まったく自炊をしてこなかったのなら、炊事道具を買い揃えなければならないけれど、いきなり全部を揃えるのは難しい。
「米を炊く」ためなら、炊飯器さえあれば大丈夫だ。炊飯器と米を購入して、主食は自分で用意することから自炊を始めていきたい。
どうやって米を炊けばいいのか分からない人は、「家庭での美味しいご飯の炊き方」という動画を参考にしよう。米の保管の仕方から、洗い方、炊き方まで分かりやすく解説している。
初めての炊飯器選びのヒント
これから炊飯器を買おうという人は、覚えておいてほしいことがある。
「炊飯器は価格が上がるごとに炊き上がった米が美味くなる」
炊飯器は1万円以下のものから10万円以上する高額商品まで、価格帯の幅がとても広い。
さらに、「マイコン式」「IH」「圧力IH」「可変圧力IH」「スチームIH」「スチーム圧力IH」「おどり炊き」「Wおどり炊き」、など機能を示す単語もたくさんある。
あまりにも幅が広すぎて、家電サイトを見たり、量販店の店頭で見ても、初めて購入する人にとっては、どれを選ぶべきなのか判断するのが非常に難しいアイテムだ。
そこで、筆者の経験をもとに選ぶ目安を紹介する。
まず大きさ。一回に食べる量は人によって違うだろうが、最低でも半日くらいは保温することを考えて3合炊きから3.5合炊きあたりを選びたい。
美味しいご飯のためならお金は惜しまない、という人は高額のものから選んでほしいが、そこまで予算がないという場合は、最低でも「IH」「圧力IH」という機能のものを選んでほしい。量販店などでは2万円前後の価格帯のものが多いはずだ。
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家で炊くご飯で重要なのは、米の銘柄よりも炊飯器の性能だと実感している。それは、ワンランク上の炊飯器に買い替えた時に、同じ米でも炊き上がりの味が驚くほど違っていたからだ。
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ご飯を炊いて、おかずを作って、味噌汁も用意して、などいきなり全部をやろうとするのは無理がある。だから、「まずは家で米を炊く」ことを習慣にしていきたい。
米を炊く習慣がついたら、次のステップに進んでいきたいのだが、その話はまた次の機会に。
(冨田格)
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