世界の音楽ファン注目！ガッチビ指揮者ヤニック・ネゼ=セガンはゲイを公言
身長が低めで体を鍛えている”ガッチビ”男子は、日本人ゲイの間で人気の高いカテゴリーの一つ。そんなガッチビ好きなら気になるに違いない、カナダ生まれの指揮者がいる。フィラデルフィア管弦楽団とニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督を兼任するヤニック・ネゼ=セガンを紹介する。
同性愛者を公言できなかった世界
2018年2月、フィラデルフィア管弦楽団を率いて来日公演をしていた指揮者ヤニック・ネゼ=セガンに、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場が同年よりネゼ=セガンが音楽監督の座に着くとことを発表したというニュースが届いた。
これは、世界の音楽ファンにとって大きなニュースとなった。
その理由のひとつが、ネゼ=セガンがゲイであることを公表していることだ。クラシックの世界では一流オーケストラのトップに立つ者が同性愛を公言することがタブーであった時期が非常に長く続いていた。20世紀を代表するスター指揮者のレナード・バーンスタインもその一人だ。
もう一つの理由は、前任の音楽監督ジェームズ・レヴァインが男性へのセクハラ問題により解任されたことだ。もともと健康問題を抱えていたレヴァインの後任としてネゼ=セガンは2020年より次期音楽監督となることが決定していたが、セクハラ問題により着任時期が2年早まることとなった。
ちなみにレヴァインは、2017年に当時40歳の男性から、彼が15歳だったころにレヴァインに性器を触られたり、全裸になって自慰をするよう強要されるなどの性的虐待を受けたと告発した。レヴァインは2021年3月9日に死亡した。
セクシュアリティを公言していなかった1943年生まれの高齢指揮者が男性へのセクハラ告発で解任され、その後任にゲイを公言している1975年生まれの指揮者が着任したのは、保守的なクラシック音楽の世界にも時代の変わる時が訪れたことを象徴する出来事と言えそうだ。
パートナーと共に精力的に仕事に打ち込む
ネゼ=セガンは1975年3月、カナダのモントリオールで生まれた。教育学の教授を親に持つ彼は、5歳でピアノを習い始め、10歳の頃には指揮者を目指すようになったという。
14歳でモントリオールの合唱団のリハーサル指揮者を務めるようになり、19歳になるとその合唱団の監督に就任。さらにモントリオール・オペラの合唱指揮者も務めるほどに、若いうちから指揮者としての才能を開花させた。
フィラデルフィア管弦楽団とメトロポリタン歌劇場の音楽監督を兼務しているが、ニューヨークとフィラデルフィアの間は高速鉄道で1時間超の距離なので、行き来することはそう困難ではなさそうだ。
ネゼ=セガンは現在、メトロポリタン管弦楽団のヴィオリストであるパートナーのピエール・トゥールヴィルとともにモントリオールとフィラデルフィアの二箇所に住まいを持っている。彼らは複数のペットを飼っていて、ペットに聞かせるためのプレイリストを音楽配信サイトで公開している。
ネゼ=セガンのインスタグラムには、仕事現場での画像とともに、パートナーとの2ショットや、ガッチビな肉体を鑑賞できるお宝画像も見つかる。
クラシック音楽とは縁遠いと思っていた人も、セクシーでかわいいガッチビ指揮者への興味から聴き始めてみるのも趣味の世界が広がる楽しみになるかもしれない。音楽を聴くだけじゃなくネゼ=セガンの姿を見たいという人には、DVD『ドキュメンタリー「ヤニック・ネゼ＝セガン」』がおすすめだ。
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※参考にした記事はこちら：ニューズウィーク日本版/Wikipedia
（冨田格）
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