”よく脱ぐ”豪快な男たち、英インクルーシブな裸のラガーマン・カレンダー
”よく脱ぐ、すぐ脱ぐ”イメージのラガーマンだが、英国ではラグビー選手のヌードカレンダーが注目されている。今回紹介するのは、人口の面で英国5番目の都市・シェフィールドのゲイ・フレンドリーなラグビー・チーム「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」の2023年版カレンダーだ。
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インクルーシブなラグビー・チーム
2017年8月に設立した「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」は、”インクルーシブ・ラグビー”を掲げ、国際ゲイ・ラグビー(IGR:International Gay Rugby)と「スピリット・オブ・ラグビー・キャンペーン」によって立ち上げられた。
IGRとイングランドラグビー(RFU)は、ロンドン・オリンピック後にスポーツの増加を促進する「スピリット・オブ・2012」活動を背景に、ラグビーの普及に密接に協力した。
IGRは、当事者のコミュニティに「恐れずにラグビーに挑戦しよう(Fear less and give rugby a try)」と呼びかけ、インクルーシブ・ラグビーの普及を図った。それが「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」の設立につながっていく。
「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」は英国内で13番目の、インクルーシブ・ラグビー・チームとなった。
”インクルーシブ・ラグビー”とは?
”インクルーシブ・ラグビー”とは、ゲイ/ノンケ、体の大きい/小さい、若い/若くない、ラグビー経験者/まったくの初心者ボールなど、様々な人が参加して、一緒にプレーできることを意味する。
男性スポーツのクラブでは同性愛嫌悪が蔓延していたのは事実で、それを理由に参加することをためらうゲイやバイ男性は少なからずいる。
インクルーシブ・ラグビー・チームの主な目的は、性的少数者もそうでない人も、偏見を心配することなくスポーツに参加できる安全な場所を提供することだ。
※インクルーシブ・ラグビー・チームを舞台にした映画『In From The Side』が今年英国で公開された。
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資金調達のためのチャリティ・ヌード
「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」が属しているのは、シェフィールドのコミュニティ・ラグビーにおいて大きな役割を担う「シェフィールド・タイガース・ラグビー・クラブ」。
「シェフィールド・タイガース・ラグビー・クラブ」は、「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」以外にシニアチーム、女性チーム、ジュニアチームなど16セクションを抱えている。これらのチームにとっては、プレーや練習をするためのフィールドが必要だ。
現在3つのフィールドがあるが、さらに4番目のフィールドを作るための資金が必要となる。予想されるコストは15万ポンド。そこでその資金集めのために、「シェフィールド・ヴァルカンズRUFC」所属選手のヌードカレンダーを作成することにした。
トップリーグで活躍する超一流プレーヤーとは違い、近所の兄ちゃん、おっちゃん風の男たちのスキのある肉体の写真は、妙にリアルな艶かしさがあって好ましい。
日本のラグビーチームも、ぜひ、英国をお手本にヌードカレンダーに積極的に取り組んでほしいものだ。
※参考記事:Croudfounder
シェフィールド・ヴァルカンズRUFC
公式サイト
(冨田格)
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