【大谷も着用】”おむつ”に見えるMLBのシースルー・ユニに選手の不満爆発

今シーズンも、大谷をはじめ日本人選手の活躍が伝えられるMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)だが、所属する選手たちの間ではNIKE製の新たなユニフォームに対する不満が爆発しているようだ。

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下着のシルエットがくっきり見える

MLBの選手は今季から採用のNIKEのユニフォームに不満
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(左)と山本由伸 Credit: Mark J. Rebilas-USA TODAY Sports

水原一平ショックを乗り越えられたのか、連日のようにその活躍が報じられる大谷翔平をはじめとして、多くの日本人選手が活躍するMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)への注目は高まる一方だ。

スケール感が大きくダイナミックなプレーでファンを魅了するMLBの選手たちの間には、シーズン前の春季トレーニング・キャンプが始まって以来、ユニフォームへの不満が広まっているという。

MLBが今年から採用したのはNIKE製の新ユニフォームだが、選手たちが特に不満を抱えているのはシースルーのユニフォームパンツだ。

シースルーなので下着のシルエットがくっきりと見えてしまう。トランクスの場合、まるで「おむつ」を履いているように見えてしまうという。またより肉体にフィットするタイプの下着の場合は息子の形まで分かってしまうという声もあるとか。

このユニフォームは2023年のオールスターゲームでデビューして、今シーズンから全選手が着用することになった。

選手のネームプレートの文字サイズが小さくなり、ユニフォームパンツはシースルーの透ける生地以外にも、破れや裂け目など仕立ての悪さも指摘されている。また文字のレタリングや生地が安っぽく、ユニフォームが汗じみで汚れるという声もある。

どうせなら下着メーカーを雇うべき

MLBの選手は今季から採用のNIKEのユニフォームに不満
トロント・ブルージェイズの中堅手ドルトン・バーショ Credit: John E. Sokolowski-USA TODAY Sports

ウォール・ストリート・ジャーナル紙のジェイソン・ゲイ記者は、春季トレーニング・キャンプを取材した時にこう指摘した。

 「MLBは、このユニフォームパンツは昨年のオールスター・ゲームの時と変わっていないと主張しているが、選手の多くはそれを信じていないようだ。プロモーション用に撮影されたチーム写真をチェックすると、かわいそうだがユニフォーム・パンツの下に”おむつ”をはいているようにしか見えない選手もいる」

ロサンゼルス・ドジャースのスーパースターである大谷翔平の写真が拡散されたとき、このパンツは大きな話題となった。確かに、彼は下に”おむつ”を履いているように見えるのだ。

ゲイ・メディア『Outsports』専属の野球専門家でファッション評論家のケン・シュルツは、こう述べた。

「サンフランシスコ・ジャイアンツのケーシー・シュミット内野手のピチピチの新しいユニフォーム姿の画像を見て、ファンは “ジャイアンツはいつロバート・メイプルソープ(ゲイの写真家)を雇ったのだろう?”と思ったんじゃない」

シュルツは、このユニフォームを修正するための最高の提案をしてくれた。

「下着メーカーの”アンドリュー・クリスチャン”を雇えばいい。今後も選手にシースルーのユニフォームパンツを履かせるつもりなら”ストレッチ・メッシュ”を所有しているレーベルと提携するべきだ。

野球選手の多くは、アンドリュー・クリスチャンのモデルに必須の逞しくセクシーな肉体的資格を持っているのだから」

爆発する選手たちの不満の声を受けてMLB選手会は、2025年からユニフォームを変更すると発表した。

主な修正点としては、ジャージの背中の文字を大きく戻すこと、グレーのトップスとボトムスのミスマッチを改善すること、汗じみにならないよう生地の工夫をすること、などを揚げている。

もちろんシースルーのユニフォームパンツも、下に”おむつ”を履いているようには見えないようになるだろう。

選手の下着まで分かってしまう今のユニフォームパンツは、ゲイにとっては楽しみが大きいものでもあるだけに、来シーズン変更されてしまうのは少々寂しい気持ちもする。今シーズンのうちに気になる選手の下着チェックを済ませておくほうがよさそうだ。

※参考記事:OUTSPORTS

(冨田格)

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