昭和〜平成、日本のゲイの出会い方はどう変わってきたのか?【前編】
学校や職場、街中でのナンパ、合コン、街コン、男女が出会う機会は生活する上でいたるところにあるが、ゲイ同士はそうはいかない。少しはオープンな空気感がうまれている令和になっても、好意を持った男性に街中や会社で気軽に声をかけられる、という勇気があるゲイ猛者は決して多くない。
しかしゲイ同士が出会う方法はいつの時代にも確実に存在してきた。昭和の時代から平成にかけて、ゲイならではの出会い方で恋人や友人という繋がりを広げてきた。
日本のゲイの出会い方が、時代によってどのように変わっていったのか、その変遷を振り返ってみよう。
世界のゲイ映画に出会えるチャンス「レインボー・リール東京」開催決定
毎年夏に開催している「レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」をご存知だろうか? 世界各国から性的少数者をテーマにした映画を、ジャンルを問わずセレクトして上映する映画祭だ。
コロナ禍のため、この一昨年は中止、昨年は縮小開催となった「レインボー・リール東京」だが、今年は本来の形での開催が決定した。
高齢ゲイの友達づくりと、老後・終活への備えを学ぶ「勉強会」が4月から7月にかけて連続開催
ゲイが歳を重ねていくと、さまざまな問題が生じてくるが、なかでも大きいのは「孤独」だ。
家族や親戚は他界していき、退職してしまうと他人との関わりも極端に少なくなる。そうなってから、「友達」づくりを始めようとしても、その機会を見つけることは非常に困難。
しょっちゅう会うわけじゃなくとも、たまに会って話したり、スマホでメッセージをやり取りしたりする友達の存在はとても重要だ。
そんなゲイの孤独を解消するきっかけになるかもしれないのが、「友活の会」が開催する「友活(ともかつ)」イベントだ。
4月から7月にかけて開催する、全5回の「ゲイ・バイ男性向けの友達づくりと老後対策の勉強会」のスケジュールを紹介しよう。
「HIVは怖い病気じゃなくなった」からもう平気って、それホント?
最近ではいつHIV検査を受けた?
コロナ禍もあって、ここ数年「HIV」に関する情報に触れる機会がめっきり減ってきているように感じる。しかし、新型コロナウィルスが消えてなくならないのと同じく、HIVが消えてしまったわけではない。
話題に上らなくなったから、もう心配いらない、というわけではないことを、ゲイは特に意識しておきたい。特にゲイの老後にも大きく関わってくる問題なのだから。
ゲイの老後に友達は大切、高齢期を支え合う友達づくり「友活」レポート
若い頃は、知り合えばすぐ友達になれるような気になっていたけれど、歳を重ねて自分の生活スタイルが定まってくると、若い時分に「友達」と思っていた繋がりも次第に消えていき、そこから新たな人間関係を築こうとするのはなかなか困難なもの。概ね50代~80代の高齢期に支え合える友達づくりの場となる「友活(ともかつ)」イベントを紹介しよう。