【ゲイの人生相談】金欠だけどセクシーな僕はOnlyFansを始めるべき?

多くの男たちにとって魅力的な容姿をしている若い男性は、それだけで最強の存在のように思える。しかし、若いゆえに裕福さとは無縁の場合は、往々にしてある。自分のセクシーな容姿を武器にして金を稼ぎたいと考えているゲイ男性に、人生相談の専門家が授けたアドバイスとは。

★ジオ倶楽部はひとつ前の記事も見逃せない
お宝画像を発掘!雄のフェロモン充満する世界の逞しき筋肉イケメン図鑑17

金欠の今と、将来への不安

金欠だけどセクシーな僕はOnlyFans
イメージ画像

結婚・家族セラピストの資格を持つジェイク・マイヤーズが担当する、米国のゲイ・メディア『QUEERTY』の人生相談コラムに、ゲイ男性ネイサン君(仮名)が送った相談。

「ハイ、ジェイク。

僕は22歳、数年前にゲイ・デビューしたので自分が他の男にとってかなり魅力的であることはよく分かってる。映画『マジック・マイク』のアレックス・ペティファーの若い頃に似ていると言われるんだよ。

ゲイ・バーに行くとみんなが僕のことを注目してくるし、いろんな人からナンパされるんだ。

で、質問なんだけど。自分の魅力を利用して『OnlyFans』を始めるべきかな? 友人たちから『君ならたっぷり稼げるはずだよ』って言われるし、正直、僕は金がないんだ。

僕の自慢は、とにかくいつもムラムラしていて、エッチなことが大好きだってこと。ただ唯一の不安は、『OnlyFans』をやることが、将来、僕を苦しめることにならないかなってことなんだ。

今やって稼いだら、この先、後悔するのかな?」

★あわせて読みたい!
【ゲイの人生相談】虚栄なシャイニー生活維持のため財政破綻しそうです

それをやるなら配慮すべきこと

50歳で独り身のゲイ親父はこれからどう生きるべき
イメージ画像

こんにちは、ネイサン。

ひと昔前なら自分のセックスアピールを生かそうとする人は男性ストリッパーになる道を選んだかもしれないが、今の時代は「OnlyFans」でデジタル・クリエイターとなる選択肢があります。ある意味、男性ストリッパーもデジタル・クリエイターもやっていることは同じですが、唯一の違いは後者がオンラインでその体験を提供することです。

どちらの場合も交換が存在します。ユーザーはあなたにお金を払い、あなたはユーザーにファンタジーを与えることで、誰もが利益を得ます。私たちは自由市場に生きているのですから、両者が取引に同意している限り、そこには何の問題もないと私は考えます。

たしかに、風俗業界やストリッパー、そしてOnlyFansのようなものには多くの批判があります。人々はすぐに批判をするくせに、裏ではOnlyFansのサブスクに課金したりしているものです。

あなたがモデルであろうと、ストリッパーであろうと、大人のエンターテイナーであろうと、あるいはインフルエンサーであろうと、人々が求めているものを提供しているのです。しかし、この仕事に参入することを考えるとき、考慮すべき重要なことがいくつかあります。

■あなた自身の個人的な境界線を明確にする

自分自身に問いかけてみてください。

「何が自分にとって正しいと感じるか?」「何が多すぎるのか?」「自分に忠実だと感じるか、利用されていると感じるか?」

例えばOnlyFansでは、多くの人が完全なヌードを見せるわけではありません。一方、あなたセックスに肯定的なので、完全なオナニー動画を投稿することに抵抗がないかもしれません。

多くの男性は、コンテンツを提供する側の「興奮させる」ためのアイデアによって「興奮」するものであり、私にはそれがお互いに有益だと思えます。そして、どれくらいの頻度でユーザーと関わりたいかは、あなたが決めることです。

さまざまな選択肢を天秤にかけたとき、自分が不安を覚えるレベルを確認して実行することが重要です。

■恥や後ろめたさを感じることなく進む

自分が本当に何をしたいのか、自分自身と向き合い気持ちを吟味し、そこに羞恥心があるならばそれを解放する努力をしてください。最終的に自分が嫌な思いをするのであれば、それに打ち込みたいとは思わないでしょう。

何か恥ずべきことをしている、あるいは「間違っている」と思いながらも、とにかくお金を稼ぐためにやるのだとしたら、セラピストに相談して、あなたが内面に抱えている問題を解消したほうがいいかもしれません。

その羞恥心はどこから来るのか?、そして、どうすれば違う考え方ができるのか?、と。

■良しとしない人がいることを理解する

残念なことに、道徳的規範に縛られて性的なもの、あるいはセクシーなものを不遜なものだと考える人たちはまだまだ存在しています。そんな人たちは、あなたに批判の声を投げつけるかもしれません。そのような意見に流されず、あくまで彼らの見解に過ぎないと受け入れることができるかどうかは、あなた次第です。

自分が悪いことをしていると思わなければ、他人の意見はそれほど影響しないものです。他人の意見を管理するのは、私たちではないのですから。

■起こりうる結果を受け入れる

もしあなたが将来、政治家になりたいと考えているのならば、「OnlyFans」を始めることで自分の選択肢を狭めることになるかもしれません。性的に大胆な動画をネットで公開して残り続けることは、将来の有権者には受け入れられない可能性があります。

また、もしあなたの家族がそれを知ったら、複雑な感情を抱くかもしれません。

時代と共に人々の考え方は変わってきています。性的なものに対する捉え方もさらに大きく変わっていくかもしれません。とはいえ、それにはまだかなりの時間が必要でしょう。

あなたの選択によってマイナスな影響が生じたとしても、あなたはそれを受け入れる覚悟をする必要があるでしょう。

■あなたにはセクシュアリティ以上の価値がある

セックスアピールを生かすかどうかは別として、あなたにはそれ以外にも誇れるものがあることを知ってください。時に、魅力的な容姿で生まれ育った人はその点だけを自分の価値だと考えてしまい、人に提供できるものは他にはないと考えてしまう傾向があります。

しかしあなたの価値は容姿だけではないことを、たとえ「OnlyFans」で大金を手にしたとしても忘れないでください。そして、人は誰もいつまでも若くてセクシーでいられないのです。

最後に。あなたが考えている人生の旅を始めたいのであれば、羞恥心は捨てて、本当に自分のためになる条件で実行してください。もし将来あなたが就きたいと思う仕事が過去を理由に不採用にするなら、それは本当にあなたが望む企業風土なのかを考える理由になるでしょう。

お金を必要とするのは誰もが一緒です。一番大切なのは、あなた自身がどう考え、決断するかです。

★あわせて読みたい!
全米ゲイの心の奥底の欲望が噴出する「本当に見たいゲイビ」議論が話題

考え直せという先輩たちの声

独り身なんだけど、これって問題あるの?
イメージ画像

ネイサン君の悩みに対するジェイクのアドバイスを受けて多くのゲイが意見を表明した。多くの意見は、ネイサン君の判断を止めようとするものだった。

「貧しさは、それをする間違った理由かもしれないと思う。本当に興奮する必要があると思うんだ。自分が満たしたい情熱があるのなら、それに向かって突き進めばいい。でも、それをタブーだと考える人は多い。私の素敵な友人には、過去にゲイビに出演したことで、仕事のキャリアのチャンスを奪われてしまった人がいる。

お金だけが理由なら、他の収入源を試してみる価値がある。アダルトの仕事は、この先の人生のどこかを傷つける可能性はかなり高い」

「すべての雇用主は日常的に採用希望者をググって検索しています。セックスワーカーを受け入れ始めている社会に生きていると思うのはいいことかもしれないが、あなたの過去を知った雇用主は、どんな理由をつけてでもあなたを雇わない可能性がある。そして、インターネットにアップする画像や動画は永遠に残り続ける」

「ゲイビに出演したことがある男を何人か知っているが、例外なく全員が後悔している。特に、若くてイケメンで小銭を稼ぎたいだけなら、最初は良いアイデアに思えるかもしれないが、動画は永遠に生き続けるし、将来のあなたの足を引っ張ることになるかもしれない。

私の友人の一人は、大学在学中に生活費を稼ぐために2本のゲイビに出演した。彼は、そのビデオは私たちが大学に通っていた町に1軒だけあるポルノショップでしか売らないと約束されていた。ところが数年後、海外のアダルト書店でそのビデオを見つけたんだ。ビデオ製作者たちが決して教えてくれないのは、大手の会社が中小の会社を買収したときは、その買収コストを回収するためにより大きな市場にビデオを再流通させるということ。

彼は、法学部の学位を持っているにもかかわらず、20年前に出演したこの2つのゲイビのせいで、弁護士としての仕事を見つけることができなかった。

世の中が変わるまでは、失うものが何もなく、より高い地位やプロフェッショナルなキャリアへの願望がまったくない場合にのみポルノを仕事にするべきだ」

しかし、こんな意見もあった。

「OnlyFansで十分稼げるから、将来の仕事の心配はいらない。稼いだ金を不動産や株に賢く投資して、30歳で引退すればいい。OnlyFansで人気があるデジタル・クリエイターの多くは年収1億円以上稼いでいる」

あなたが若くて金欠で、でも男たちにとって魅力的な容姿をしていたら、それを武器にして金を稼ぐことを選択するだろうか?

※参考記事:QUEERTY

(冨田格)

★あわせて読みたい!
「OnlyFans」で生計をたてる男たちのリアルに迫るドキュメンタリー誕生

コメントを残す