【灰になるまで男好き】高齢ゲイはノンケより性欲旺盛という調査結果が発表

歳を重ねるごとに体力も気力も衰え、性的活動からも遠ざかっていくもの。そんな世間の常識は、ゲイ男性には適合しないようだ。英国で最近発表された調査によると、高齢ゲイ男性は同年代のノンケ男性よりも、遥かに性欲旺盛で活発だと判明した。

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日本でも高齢ゲイ男性は性に活発

高齢ゲイは性欲旺盛
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日本のゲイ産業を考えると、高齢ゲイ・バイ男性は決して傍流の存在ではないことが分かる。

東京と大阪には高齢ゲイ男性を主要ターゲットとしたゲイサウナが昭和の頃からあり、現在も健在だ。また客層が高齢ゲイが中心の、いわゆる”フケ専バー”は、大都市を中心に全国各地にある。

SNSなどインターネットで男探しをする年代も、決して若い年代だけが中心ということはない。プロフィールに60代ないしは70代と記載している人も珍しくない。

ゲイは歳を重ねても性欲旺盛で活発に性行動をする人が多いような気がすると感じていたのだが、最近発表された調査結果でこの印象が事実だと裏付けされた。

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事前の予想を覆す調査結果

高齢ゲイは性欲旺盛
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英国の高齢のゲイやバイセクシュアル男性は、同年代のノンケ男性よりもセックスのパートナーが多く、性交渉の回数も多いことが最近の調査で判明した。

イングランドのノーフォークに本部をおくイースト・アングリア大学(University of East Anglia)は、「2022年、英国で流行した痘瘡(mpox・エムポックス)流行時の年齢とセックス・パートナー数の関係」と題した研究結果を、学術誌『PLOS ONE』で発表した。

これは、現在ではエムポックスと呼ばれるサル痘が最近流行した際に、英国人5,164人を対象に行った調査だ。5,164人のうち、SNS と出会い系アプリで募集したゲイ・バイ男性(MSM・男性とセックスする男性)1,900人弱を含んでいる。

ほとんどの回答者は、最近の性的パートナーが0人ないしは1人と答えた。異性愛者のパートナーシップ・グループでは年齢とパートナー数の間に比較的直線的な減少関係があったが、MSMでは中年期(35~54歳)にパートナー数と同時性行為のピークがあり、その年代より上の世代も性的に活発な傾向が異性愛者の男性に比べると顕著だった。

この研究の主任研究者であるイースト・アングリア大学ノリッジ・メディカル・スクールのジュリイ・ブレイナード博士は、こう述べている。

「この研究以前は、ある年齢(例えば40歳や65歳)を超えると誰もが性行為をしなくなるか、少なくとも複数のパートナーを持つことをやめると仮定していた。しかし、その答えはもっと微妙なもので、人々のセクシュアリティに左右される部分もあることが分かった」

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複数セックス・パートナーのいる高齢ゲイ

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この調査では、性的行動が時間とともにどのように変化するかを調べようとした。調査参加者は、性的アイデンティティについて3つの選択肢(同性愛者、両性愛者、異性愛者)を与えられ、過去3週間と過去3ヶ月の性的パートナーの数を尋ねられた。

調査の結果、70歳以上のMSMは比較的活発な性生活を送っており、特にSNSよりも出会い系アプリ経由で応募したMSMの性生活が活発であることがわかった。

ほとんどの人が過去3週間の性交渉相手は1人かゼロと回答しているが、70歳以上のMSMの17%が調査期間内に複数のパートナーがいたと回答しているが、出会い系アプリ経由で応募した人の場合は52%が同時性交渉相手がいたと回答した。

この研究は、性感染症の疾病伝播モデルを調査するために実施された。主任研究者のブレイナード博士は、こうまとめた。

「この結果は性行為に関する一般的な仮定を覆すものであり、疾病伝播のモデルについてさらなる検討が必要である。パートナーとの同時性行為を最も実践しやすい異性愛者を対象にした場合、これらの結果が再現されるかどうか興味深い。疾病伝播のモデルは、若年層が必ずしも最もリスクが高いとか、複数のパートナーを持つことが厳密な年齢の閾値で止まると仮定すべきではない」

「もう歳だから」と色々諦めて老け込んでしまうのは、決していいことではない。人生百年時代の今、なるべく長く元気で楽しめる方がいいに決まっている。

高齢と呼ばれる世代になっても、ゲイライフを充実できるよう頑張っていきたい。そして同時に、性交渉には性感染症のリスクがつきまとうことは決して忘れないようにしよう。

※参考記事:ADOVOCATE

(冨田格)

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