【シングルに理由あり?】「僕に恋人がいない100の理由」を考えてみた

当たり前のように恋人がいる人もいれば、付き合いたいと願っているのにいつまでもシングルのままの人のひともいる。はたして、その違いはどこにあるのだろうか? アメリカのネットフォーラムで話題になった「私に恋人がいない100の理由を考察する」論争を紹介する。

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ゲイのシングル率は際立って高い

僕に恋人がいない100の理由
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米国で2018年に実施したある調査によると、45歳以上のゲイ男性の57%がシングルであると回答している。高齢になるとパートナーを失うため、独身が増えるものだ。しかし、ゲイ男性の統計はレズビアンやバイセクシュアルの数値よりも高く、際立っていた。

また、シングル率が高いのは高齢のゲイ男性だけではない。2017年に実施したある調査によると、1980年代から1990年代半ばに生まれた”ミレニアル世代”のゲイ・バイ男性の69%がシングルであるのに対し、同じ世代のレズビアンおよびバイ女性のシングル率は54%だと分かった。

この2つの調査から、年代を問わず、ゲイ・バイ男性のシングル率が高めであることが言えそうだ。

「運命の人」が見つからない理由とは

私に恋人がいない100の理由を考察する
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最近、米国のゲイ・ユーザーが多いある掲示板型ソーシャルニュースサイトで一人のユーザーが、「あなたがシングルである理由は何だと思いますか?」と問いかけた。

ちなみにこの投稿者は、自分がシングルである理由を「仕事が忙しすぎて自分の時間がまったくとれず、誰かと出会ったり付き合ったりする余裕がないから」と考えている。

この問いかけに多くの意見が寄せられた。なかでも最も共感度が高そうだと思える回答は、「私は特定の男性とより深く親密なレベルでつながるのが下手だと思う」というものだった。

また、「恋愛に対して期待が大きすぎることや、それゆえ不安を抱いてしまうこと、さらに身についてしまった悪い生活習慣などが混ざっているから」という意見もあった。

「恋愛に対する期待の大きさ」と「相手に対する選り好みの強さ」を理由に挙げる人は多い。

たとえば、「僕は相手に対する”こだわり”のレベルが高い。でも、出会う相手も僕と同じように”こだわり”のレベルが高いんだよね(泣)」とか、「自分は内気で、内向的、人と接するのが苦手で収入が低い。それなのに自分に厳しいから、誰かとデートする自信がない」と言う人もいた。

オネエ、デブ、ブスの三重苦

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また少なくない人が、シングルである理由を自分のルックスや重たい体重のせいにしているようだ。

ある人は「僕がブスだから、恋人がいないのも当然だ」と言い、ある人は「アタシはオネエだから男に好かれないのよ」という。また「恋人ができない理由? それはアタシがブスでデブでオネエの三重苦だからよ!」という人もいた。

しかし、これは事実だろうか? 

恋人がいるネエさんは珍しくないし、GMPD好きやデブ専の人は結構多い。そして「美」は常に見る人の目の中にあることも忘れてはならない。

「どうしてあんなブスに男がいるのよ?」と思った経験はないだろうか。それは、あなたにとっては”ブス”に見える男も、他の人には”ブス”に見えないということ。つまり自分にとって自分は魅力的でないからといって、他の人も同じように感じるとは限らないということだ。

他には、「選り好みが激しいから」「今まで出会った男のほとんどは、ただヤリたいだけだった」という意見もあった。

恋愛を求めていないし一人でも幸せ

私に恋人がいない100の理由を考察する
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その一方で、単に恋愛を求めていないだけだと言う人や、シングルで十分幸せだと言う人もいた。

ある人は、10年間付き合った男と別れてから2年が経ったが、次の恋人を望む気持ちは戻ってこなかったという、「相手がいるのはいいことだけど、疲れることもあるんだよね」。

またシングルでいることに慣れてしまい、恋人を作ることが難しくなってしまうという意見もあった。

「大人になってからの人生の大半をシングルで過ごしてきた。実のとことシングルでいることはとても快適だし、幸せに暮らすために恋愛が必要だとは感じていない。だから、恋愛相手を見つけるモチベーションは低いんだ。僕の人生に新しい恋人を迎え入れたいと思わせるには、かなり特別な人じゃないと難しいと思う。もちろん、相手にとってもそれは同じことだろうけどね」

記事を読んだ恋人なしのゲイ男性の感想

私に恋人がいない100の理由を考察する
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以上の記事は、アメリカのゲイ・メディア『QUEERTY』に掲載されたものだが、この記事を読んだ読者が書き込んだ感想にも興味深いものがあったので紹介しよう。

「”内気で、内向的、人と接するのが苦手で収入が低い。それなのに自分に厳しいから、誰かとデートする自信がない”

僕の場合はこれに加えて、都会からすごく離れた田舎に住んでいるので、周りにゲイは僕しかいないし、いまだにコロナを恐れている。またゲイの中では異端児と思われるようなことにたくさんハマっている。例えば、好きな歌手はフランク・シナトラだし、鉄道マニアでスポーツにも興味があるとか」

「正直なところ、シングルでいることが好きなんだ!」

「真実:誰かを持つことは素晴らしいことだが、それは疲れることでもある」

「私はウケで、ウケはタチより10倍多いから。これ冗談じゃなくて、マジなこと。

それに加えて、ここに引用されている最後のコメント『大人になってからの人生の大半をシングルで過ごしてきた。実のとことシングルでいることはとても快適だし、幸せに暮らすために恋愛が必要だとは感じていない』は、すごく心に刺さった。

結局のところ、身体的なことだけでなく、精神的、感情的な面でも、すべての相性を満たしてくれる男性を生涯待ち続けてきた。だから、私がまだシングルでいるのは、偶然の産物でもあると思う」

「ケ・セラ・セラ。少なくとも私は素晴らしいディルドを持っている(笑)」

「若い頃はいつも彼氏がいて、自分は 『恋人タイプ』だと自負していた。でも40歳を過ぎてから、彼氏が欲しいという気持ちがいつの間にか消えてしまった。欲しいとも思わないし、求めてもいない」

さて、これを読んでいるあなたはシングル? もしそうなら、その理由の真相を探ってみる気はあるだろうか?

※参考記事:QUEERTY

(冨田格)

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