【レトロが素敵!】ヴィンテージ広告から学ぶアメリカ男性水着の歴史と変遷
あなたが好きな水着は、ピッチピチの競泳タイプ? それともノンケっぽいトランクス・タイプ? 男の水着も時代とともにトレンドが大きく変わっている。簡単な男性水着の歴史とともに、ヴィンテージ広告の数々を見て、時代の変化を再確認しよう。
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男性水着の時代による変遷
アメリカのビーチで男性が、今のようなトップレス、つまり下半身のみの水着スタイルが登場したのは1930年代半ば以降のこと。その時代が、男性水着の世界においては大きな転換点だったとも言える。
そこでまずは、この100年間の男性水着のトレンドを3分間で振り返る動画をご覧いただこう。10年ごとの水着のトレンドを見ていくと、デザインや長さが大きく変わっていることが一目瞭然だ。
男性がビーチでトップレスになるのが当たり前となった1940年代と50年代には、水着の新しいスタイルが爆発的に増えた。その多くは見慣れたトランクス・タイプのものだったが、一方、明らかに当時のトレンドで、その後は見かけなくなったタイプもある。
たとえば、ウエストの位置が高くなり、ベルトやボタンが内蔵されたトランクス・タイプはその筆頭だ。
また「サイドレーサー」と呼ばれるデザインのものは、サイドに紐がついたトランクス・タイプで、1950年代とは思えないほど肌の露出が多いのが特徴。ある広告では、このスタイルを「向こう見ずなトランクス」と呼んでいる。「向こう見ずなトランクス」を、もっとピッチピチにして、現代に復活させられないだろうか。
ヴィンテージな水着広告の多くはイラストを使っている。水着姿の女性と共に描いているものも多いが、なかには男性のみのものもある。それらのイラスト広告によって、男性の肉体も素晴らしいピンナップになることを証明した。
ヴィンテージな男性水着の世界は、いくつかのブランドが明らかに市場を支配していたことも分かる。
競泳タイプの水着の代名詞となった「スピード(Speedo)」”アメリカで最も人気のあるスイム・トランクス”をコピーとしていたにも関わらずその後廃業した「カタリナ(Catalina)」、そして最もクリエイティブな広告の代表格である「ジャンセン(Jantzen)」である。
時代の変遷を実感するヴィンテージ広告
今見ると、どこか長閑で、ちょっと野暮ったくて、でもそこに男らしさを感じるヴィンテージな水着広告。これからもジオ倶楽部は、男性水着にこだわった記事を配信していく予定だ。
※参考記事:QUEERTY
(冨田格)
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