【隣のお兄さんの魅力】日々の労働で鍛えられた農夫たちの上裸カレンダー
シックスパックの腹筋を持つビルドアップした消防士の肉体も尊いが、日々の労働の積み重ねで自然と逞しくなった農夫の肉体もまた尊いもの。「隣のお兄さん」的な親しみを感じるナチュラルな肉体を楽しめる、アイルランドの『農夫カレンダー2024』を紹介する。
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完璧じゃないからこそ魅力的
ゲイが好きなカラダ、はまさに十人十色。無駄肉のないシャープな体型から、筋肉よりも脂肪が圧倒的に多い体型まで、人それぞれで”こだわり”のポイントが異なっている。
今回紹介する『アイルランド農夫カレンダー2024』は、筋トレで鍛え上げたというよりは、毎日の農作業で自然と鍛えられた肉体の魅力を堪能できる逸品だ。ビルドアップした肉体を持つ男たちを取り上げることが多い「男性ヌードカレンダー」の中では、非常に珍しい存在と言えるだろう。
そして、完璧な筋肉ではなくちょっと”隙（すき）”があるカラダの方が、より身近でリアルな存在として好む人も少なからずいるはずだ。
きっかけは消防士カレンダーの人気ぶり
2024年版で第14弾となる『アイルランド農家カレンダー』の生みの親シアラ・ライアンは、この企画の始まりについてこう語っている。
「2009年にカレンダーを始めるきっかけになったのは、ダブリン消防隊のカレンダーの人気ぶりを見たこと。都会の消防士を取り上げたカレンダーがあるなら、アイルランドの一番の特徴である地方の農夫を取り上げたカレンダーがあってもいいと思った。そこで、アイルランドの農夫たちが日頃見せない興味深いポーズをとっているカレンダーを作ろうと考えた。このアイデアは、アイルランド国内だけでなく、海外でも好評だった」
実は『アイルランド農夫カレンダー』は、コロナ禍によって2年ぶりの発売となった2023年版がフィナーレの予定だったという。ところがアイルランドを始め各国のファンからのリクエストが殺到したために急遽2024年版を制作することになった。
『アイルランド農家カレンダー2024』は、過去13年間にアイルランドの6つの郡で撮影したベストショットや人気ショットと、4人の才能あるフォトグラファーの作品をフィーチャーした『ファン・フェイバリット』の特別版となっている。
農場の動物とのコラボが特徴
『アイルランド農夫カレンダー』の特徴は、それぞれの農場で飼っている動物たちと農夫のコラボも楽しめることだ。期待通りには動いてくれない動物との共演に関して、シアラはこう語る。
「モデルとなる農夫たちとアイデアを出し合って撮影しても、動物たちはいつも思い通りのポーズをとってくれるとは限らない。もちろん、印刷物になったものが当初の計画よりうまくいくこともあるのだけれど。写真撮影の現場はカレンダー制作の過程で最も楽しくて面白い部分だ」
英国の人気番組『レイト・レイト・ショー』の元司会者であるライアン・タブリディに「アグリ・ポルノ（醜いポルノ）」との烙印を押されたこのカレンダーだが、アイルランドや英国全土をはじめアメリカ、オーストラリア、イギリス、ブラジル、日本、香港、南アフリカからもオーダーがくる人気ぶりで、世界中のファンがアイルランドの農夫たちの写真をもっと見たいと思っているようだ。
「このカレンダーが、健全で楽しいものであることを、人々は知っている。多くの人々は、楽しいポジティブな写真を家の壁に貼るのが好きなのだ。私たち制作チームは、人々の笑顔を作ることに成功していることを、とても嬉しく思っている」
洗練されすぎていない素朴な雰囲気の農夫から感じる、明るい男らしさは実に魅力的。日本でも農業や漁業、林業などに携わる男たちのヌードカレンダーが登場することを切に願う。
（冨田格）
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