【ゲイの社会学】「同族喰い」と「異種交配」どっちが得するゲイ人生?

自分と同じタイプを好むのか、それともまったく異なるタイプを好むのか。同性を好きになるゲイ・バイ男性にとってどんな男を好きになるのかは、とても重要で絶対に譲れないポイントだ。

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『同族喰い』と『異種交配』

「同族喰い」と「異種交配」01
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肉体の構造も感情の動きも異なる男女の異性愛と違い、男同士の関係は好みが細分化される傾向が強い。その細分化された好みがマッチングすると、さまざまなカップリングが誕生する。

男同士のさまざまなカップリングは、大きく2種類に分けることができる。それが『同族喰い』と『異種交配』だ。

『同族喰い』とは、同じカテゴリーの男を好むこと。たとえば体型のカテゴリーなら「マッチョ×マッチョ」「ガチムチ×ガチムチ」「スリム×スリム」「デブ×デブ」「中肉×中肉」など。年齢のカテゴリーなら、大きく歳の差がない「同年代」同士。

自分とは異なるカテゴリーの男を好むのが『異種交配』だ。たとえば体型のカテゴリーなら「デブ×スリム」「マッチョ×GMPD」「ガチムチ×スリ筋」「デブ×マッチョ」など。年齢のカテゴリーなら、ある程度以上の「年齢差」同士だ。なかには「老け×若」など数十歳と大きく年齢差のあるカップリングもある。

同じゲイとはいえ、棲む世界が異なると言い切っても過言ではない『同族喰い』と『異種交配』。それぞれのメリットやデメリット、そして別れた場合の「勝ち組」として得するゲイ人生を歩めるのはどちらなのかを考えていく。

今回は、【異種交配:若専兄貴親父×若者】と【同族喰い:マッチョ×マッチョ】を取り上げる。

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【異種交配:若専兄貴親父×若者】

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(カップリング)30代以上の若専兄貴や40代後半以上の若専親父と、大学・各種学校生から新入社員くらいの若者。

(プラス点)若者にとって自分よりも人生経験豊富な年上は、同世代には感じられない大人の魅力の持ち主であり、プライベートや仕事に関すること、美味しい店などを教えてもらえることが多い。また収入格差があるので、食事などをおごってもらえる可能性は高い。

多くのノンケ男性が「若い女性」を好むように、若者好きな年上世代にとっては自分の好みの年代と付き合えることに加えて、アクセサリー感覚で自慢げに連れ回すことで優越感を覚えられる。

(マイナス点)若者にとっては、一年ごとに残酷な現実「若さを失っていくこと」と向き合わざるを得ない。若専兄貴・親父の中には「24歳を超えたらBBA」と公言する人もいるので、次々と自分より年下の子が現れる現実と、自分に残された時間を意識し続けるストレスと向き合わなければならない。

「時間」は若専兄貴・親父にも共通する問題だ。24歳以下を好むなら、一年ごとに好みの世代との年齢差が大きくなっていく。兄貴だったはずが親父の年代に、そして親父だったはずが爺さんの年代に。そうなった時に、好みの若者がこのまま手に入り続けるだろうかという不安が生じてくる。

(勝ち組)若専兄貴親父×若者のカップリングで勝者になる可能性が高いのは、圧倒的に「若者」。24歳という若さのタイムリミットを超えたなら、肉体を鍛えマッチョで男らしい大人へと変貌すれば、若専ではなく年下専のマッチョ兄貴親父とマッチングできるチャンスがある。

「若さ」を失ったとしても、自分を変えていくことでゲイ・ライフを長くエンジョイすることが可能だ。

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【同族喰い:マッチョ×マッチョ】

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(カップリング)ジムで肉体を鍛えることが日常となっている、マッチョ同志のカップル。同年代、年齢差はあれども、お互いにマッチョであることは共通している。

(プラス点)さらに逞しい肉体になる、もしくはマッチョな肉体を維持するという共通の目標があるので、恋愛関係に加えて、筋トレのパートナーとして一緒の時間を過ごすこともできる。また同じ目的(趣味)があることは、情報交換など会話のネタが無尽蔵にあり、2人で過ごす時間が有意義になるだろう。

さらに栄養管理の面での食事やプロテイン摂取なども、トレーニングに打ち込んでいる同士だからこそ理解し合えるところだ。

お互いに真剣にトレーニングに打ち込み納得のいく肉体を維持できたうえで、2人が浮気OKというオープンな関係を選択するなら、恋愛関係も性生活もさらに充実させることができるはずだ。鍛えた肉体にこだわりを持つ【同族喰い】のマッチョはとても多いのだから。

(マイナス点)もしどちらかが病気や怪我などで筋トレに打ち込めなくなった場合、「マッチョである」という同族喰いの条件を満たせなくなってしまう。2人の間に外見を超えた人間同士の絆が芽生えていなかった場合は、恋愛関係の終焉となってしまう可能性が高い。

また、それ以外の理由で別れた場合、顔を合わせるのが嫌で一緒に通っていたジムに行きづらくなる場合も考えられる。付き合う期間が長くなるほどにジム仲間も増えていくものだから、別れた後は少々面倒なこともおきそうだ。

(勝ち組)マッチョを維持したままシングルになったのならば、次の出会いのチャンスを見つけることはそう難しいことではないだろう。シングルになったのだから、しばらくは奔放な性生活を送るという選択もできる。

病気や怪我などで筋トレに打ち込めなくなった場合は、たとえばGMPDなどマッチョではないカテゴリーに移行せざるを得ない。それはそれでゲイ人生を楽しむことはできると思うが、マッチョな男にしか魅力を感じない人の場合は、好みのタイプと巡り会う機会が少なくなることを覚悟する必要がありそうだ。

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【異種交配】と【同族喰い】の組み合わせは、まだまだたくさんある。次回はどんな組み合わせが登場するのか、乞うご期待。

(冨田格)

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