【ハッテン好き注目!】銭湯やスパ銭でノンケに手を出すと逮捕される時代

時代は大きく変わった。ゲイへの理解が深まることでゲイ・フレンドリーな人が増えた反面、知られたくないゲイの裏事情も周知されるようになってきた。そのため銭湯やスーパー銭湯、電車など公共の場でのハッテン行為にも厳しい目が向けられるようになってきている。

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千葉の入浴施設でトラブル発生

銭湯やスパ銭でノンケに手を出すと逮捕される時代
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2024年1月16日、TBS NEWS DIGが『「性的欲求を満たすため…」入浴施設の男湯で男性に性的暴行か 警察が駆けつけ現行犯逮捕 千葉・柏市』というニュースを配信した。

これは千葉県柏市の入浴施設で男性に性的暴行を加えたとして35歳の男が逮捕された、というニュースだ。「入浴施設」と記してあるので、サウナや銭湯ではなくスーパー銭湯のことではないかと思われる。

逮捕された男は35歳の自称・英語講師で、入浴施設内の浴室で他に人がいないときにある男性に対して猥褻行為に及んだところ、その男性が110番通報をして駆けつけた警官に逮捕されたという顛末だ。

逮捕された男は取調べに対して「性的欲求を満たすためにやってしまいました」と容疑を認めている、とのこと。

このニュースはTBSで放送され、逮捕された男は本名も顔も広く報じられることになった。

「タガが外れた」迷惑なハッテン行為

銭湯やスパ銭でノンケに手を出すと逮捕される時代
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今回の報道を見て、内心ギクリとしたり、冷や汗が流れた人はいないだろうか。

昭和から平成初期、インターネットを利用する人もごく僅かで今よりもはるかにゲイの世界がアンダーグラウンドだった頃は、銭湯や電車など特定の公共空間を「ハッテンしやすい場所」だと口コミで広まりゲイが集まってくるという傾向はたしかにあった。

その当時も、ゲイだと思い込んで間違えてノンケに手を出してトラブルになったという例はあったかもしれないが、それが大きく報じられることはなかった。ゲイ自体がアンダーグラウンドな存在であって、大手メディアが取り上げる対象にはなっていなかったからだ。

また一部暴走する人もいただろうが、口コミで情報が広まっていた当時はあくまで「人目を盗んで」というスタンスでこっそり目立たぬようハッテンに勤しむ人が多かったので、ゲイ以外の噂になることも少なかったと思われる。

しかし、インターネットでの情報伝達が口コミを凌駕するようになって、公共空間でのハッテン行為のあり方は大きく変わった。率直に言うならば「タガが外れた」状態になってしまったのだ。

ハッテンしやすい造りの銭湯が「ハッテン銭湯」であるという情報が、インターネット検索で一気に広まってしまう。口コミの情報伝達速度よりも遥かに速く、そして多くの人がその情報を知ることになった。

そこで何が起きたかというと「人目を盗んで」というスタンスが消え去ってしまい、まるで有料ハッテン場であるかのように堂々とハッテン行為に及ぶようになってしまったのだ。

「タガが外れた」ハッテン行為がどんなものであるかは、実際に被害に遭っている銭湯店主の方々に話をうかがった記事『ハッテン銭湯と呼ばれて~ゲイのハッテン行為で被害を受けた銭湯店主の本音』をご参照いただきたい。

それでも銭湯でハッテンする?

銭湯やスパ銭でノンケに手を出すと逮捕される時代
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令和の現在、ゲイはアンダーグラウンドな存在ではなくなり、フレンドリーな人たちも増えてきた。と同時に、アンダーグラウンドにしておきたかったゲイの真実にも注目が集まるようになっている。

2023年には、ジャニーズと歌舞伎という芸能の世界での男性から男性への性加害が大スキャンダルとして報じられた。「me too運動」を経て、男性から男性による性加害を泣き寝入りせず訴えることが正しいという認識が広まっている。そして、もはやアンダーグラウンドではないゲイの公共空間でのハッテン行為に対しても厳しい目が向けられるようになってきた。

昭和の終わりごろ、あるお笑い芸人による「赤信号みんなで渡れば怖くない」というフレーズが流行した。「タガが外れた」ハッテン行為をしているゲイの意識は、これに近いものがあるのかもしれない。

しかし真実は、「みんなで渡っても、一人で渡っても怖い」のである。今回の報道はノンケに対する性加害という側面があったが、ゲイ同士の「タガが外れた」ハッテン行為自体も警察への通報から逮捕、そして実名報道という流れになっていく可能性だって考えられる。

銭湯やスパ銭でノンケに手を出すと逮捕される時代
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一時の欲望を満たすためのハッテン行為には、人生が詰んでしまう可能性が秘められているのだ。それでもあなたは公共空間での迷惑なハッテン行為を、これからも続けていくのだろうか? 

すべてのゲイ・バイ男性が、早急に考えを改める時期だと認識するべきだ。

参考記事:TBS NEWS DIG

(冨田格)

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