教えて！”イマドキ”Z世代ゲイの私生活 第一回【TAACHI・23歳】
同じゲイ・バイ男性でも世代が異なると好きなモノや考え方にも違いがあるもの。イマドキZ世代のゲイ・バイ男性は何が好きで、どんな将来を描いているのか。恋やエッチな話も含めてじっくり話を聞く連続企画。第一回はGoGoデビューを目前にしているガチムチ青年TAACHI（たあち）君。
★ジオ倶楽部はひとつ前の記事も見逃せない
【全米ゲイ騒然】若き日のキアヌ・リーブスが男とイチャつく画像が発掘
TAACHI君の「肉体」
2000年（平成12年）3月9日生まれ、23歳になりました。身長は173cm、体重は93kgです。
運動は3歳の頃から柔道とレスリングをやって、中学に入ってからは総合格闘技もはじめました。でもメインで続けたのはレスリングです。国体と年代別世界大会などにも代表として出場しています。高校を卒業して陸上自衛官になりました。レスリングを続けていましたが、練習中に怪我をしてしまい、競技人生はあきらめました。
もともとめちゃくちゃ食べるし、太りやすい体質でもあってどんどん大きくなってしまい、ちょうど一年前に体重が100キロ超えてしまいました。さすがにマズいと思ってジムに通い始めました。
今はどんなに忙しくても毎日2～3時間は筋トレしています。小さい頃から体を動かしたり自分を追い込むのが好きだったので、トレーニングがとても大好きで苦痛に感じたことはありません。時間があるときは一回行って、ちょっと時間を置いてからまた行ったりしているので週に6～8回くらい通ってますね。
今の体型からは想像もつかないかもしれませんが、実はアスリートっぽいスジ筋マッチョみたいな体を目指しています。
TAACHI君の「好きなものリスト」
「食べ物」
ピーマン、アボカド、フルーツタルト、果物全般、唐辛子、わさび、が好きです。逆に何回食べても好きになれないのはレバーです。お漬物とジビエのお肉も苦手です。クセが強い食べ物は基本的に受け付けません。
「得意な料理」
学生時代から自衛隊時代まで寮生活が人生の大半をしめているので、自炊が得意です。特に自衛隊の頃は食事の量が物足りなくて、いろいろ自炊していました。友達や好きな人に作ってあげたいタイプです。得意なのは、ハンバーグ、カレー、ポテトサラダ、グラタン。父が料理上手だったので作り方を教えてもらいました。
「ファーストフード」
『サブウェイ』が大好きです。中でもピザサンドが好きです！ピーマンたっぷり入れてもらいます。あと、よく『ドミノピザ』をウーバーしたりします。コカコーラとピザの組み合わせがたまんなく好きで、太ると分かっていても止められません（笑）
「コンビニ」
『セブンイレブン』です。「紅シャケおにぎり」が好きなんです。「カスタードシュークリーム」も本当に美味しいんですよ。
「ゲーム」
『LINEツムツム』には課金しちゃうぐらい、めちゃくちゃしてます（笑）あと、『ポケモン』と『ドラクエ』ですね。ロールプレイングゲームが好きです！
「アニメ」
『東京喰種』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』『転生したらスライムだった件』アニメは大好きなので、普段からとてもよく見ています！
「映画」
DCとかマーベルなどアメコミが原作の映画が好きです。アクアマンとかソー、アトムスマッシャーのような体がデカいキャラクターが好きです。あと、ヒーローよりもヴィラン（悪役）を好きになりがちで、『スーサイドスクワット』や『ロキ』も好きです。
それから、これは引かれるのであまり言わないのですが……、グロい系の映画やホラー系など、めちゃくちゃな物ほど好きです（笑）『レディープレイヤー1』『華麗なるギャツビー』とかも好きです。
「漫画」
『賭ケグルイ』『魔法少女サイト』『終末のワルキューレ』『十字架のろくにん』。ジャンプ系とかも好きです。漫画もめちゃくちゃ見ますよ！
「アーティスト」
『Rihanna（リアーナ）』『ちゃんみな』『Awich（エーウィッチ）』の3人は特に大好きです。リアーナの「California king bed」はとても大好きな曲です。
TAACHI君の「ヰタ・セクスアリス」
初めてオナニーしたのは、小学2年生頃です。ちんこがムズムズして固くなっていじってみて、色々な触り方をした結果、握って上下にしてみたら気持ちよくてイきました（笑）でも、精子は出なかったです。
それから、親父の書斎に隠されていたエロ本を見つけて、それをしばらく”おかず”にしていました。パソコンでエロ動画ばかりを検索するようにもなりました（笑）
自分がゲイなんだって気づいたのは19歳、陸上自衛隊時代です。今思えばゲイっぽかった同期の子と2人でいる時にふとしゃぶってもらった事があって、結構気持ちよかったし、全然気持ち悪いと思わなかったので、ゲイなんだって自覚しました。
自分は結構悩んだりしないタイプなので、素直に「あ、自分男にも興奮するんや。ちんこ勃つやん」って感じで、すんなり受け入れました。
初めて男の人を好きになったのも19歳の頃で、14歳年上の素敵な方でした。ほぼ毎日、電車で片道1時間かけて仕事終わりに会いに行ってました。
初めてのカミングアウトも19歳の時で、相手は幼馴染のギャルの女の子です。何となく「実はさ最近男の人と付き合ってんだよね」って言いました。すると「男の子同士ってどうやってセックスすんの？」って質問返されたので細かく説明した事を今でも覚えてます（笑）
カミングアウトは、特にする必要もないと思いますけど、場合によってはした方がいいこともあるかな。絶対しなきゃいけないとは思っていません。僕自身は、すごくオープンなので学生時代からの友達たちも家族も全員知っています。
好きな男性のタイプは、セクシーで変態な人。僕が性欲がとても強いので、性欲が強い人がいいですね。好きな人とはとことん何回もエッチしたいですから（笑）
最初の頃から男性の好みの幅は広かったのですが、年齢を重ねてさらに広がった気がします。今は見た目だけで好きになるのではなく、その人自身の魅力にも合わせて惹かれるようになりました。
TAACHI君の「恋愛観」
お互いがお互いを愛し合っていれば男性同士だろうと、性別は関係なくそれは「恋愛」だと思います。決まった形なんてあってないようなものでしょう。大切なのはお互いが愛し合っている、という事実だと考えます。
恋人には、お互い常に成長をしていける関係になることを望みます。お互いを磨き続け、いつでも「素敵だな」と思い続けていきたいです。
2人の関係を束縛しあうか、オープンにするのかは、付き合う相手に合わせています。でも、好きな人のエッチなところは自分だけが独占したい気持ちはありますね（笑）
付き合ったら、愛の言葉を伝えたり、行動で愛情を沢山伝えることはもちろんですが、2人の時間を幸せだなと感じれるように誰よりも大切にしてあげたいです。たまにケーキを買って帰って2人で食べる、とか大好きです。
理想のデートは、お家で一日中何回もセックスかな。2人でダラダラしてたら結局ムラムラしてすぐ抱いちゃうループに入っちゃいます（笑）
今までで最高のデートの思い出は、好きな人と2人で横浜の港を見ながら手を繋いで、誰も見えないところでチューした事で。そのあとお家でエッチしました。その時に僕から告白して、付き合うようになったんです。
TAACHI君の「これから」
これからやりたいこと。自分磨きは勿論ですが、人として大きく大きく、内面から綺麗な心と余裕を持った優しい人になりたいです。
3月2日（土）に、新宿2丁目のGMPD&ベアーのイベント『CHUNKS』でGoGoデビューします。まだまだ自分が認める自分にはなれていないのと至らない部分ばかりですが、これからもっと努力して「あの人素敵だね」と何となくふわっと言ってもらえるようなGoGoになれるよう頑張ります。
目標とする大人は親父です。とても愛情深くて全てが僕の憧れなので、親父のような大人になりたいです。人に優しく、自分に厳しく。人に手を差し伸べる人間になりたいと思っています。そして、最終的には自分自身が納得できる自分になりたいです。死ぬ時に「僕の人生は最高だった、やりきった」と思えるような人生にしたいです。
これからは、海外に沢山行って色んな景色と色々な人々に関わりたいです。そして将来的には、自分で誰もが気軽に来れるゲイバーを出来たらいいなと思っています。
＜インタビューと撮影を終えて＞
実際にTAACHI君に会ってみると、イベントのフライヤー画像やXのポストから想像していたイメージとは大きく違っていた。待ち合わせ場所に立つ彼の姿は、かなり遠くからでもくっきりとした輪郭が見えるようで、周囲の人々とは圧倒的に異なるオーラを放っていた。
またいろいろな話をしていると、23歳という年齢よりもはるかに成熟しており、人生に対する明確なビジョンを抱いていることが分かった。
その反面、写真が写し出した表情には少年ぽい面影もあり、内面の成熟さとのギャップが特有の魅力を生み出している。
たくさんの目標と夢をもった23歳のTAACHI君。GoGoデビューをすることで、これから彼の姿を目にする機会も多くなりそうだ。彼の夢がひとつずつ実現して、さらに魅力的な大人になっていく姿をこれjからも追いかけていきたい。
TAACHI君のXアカウント／Instagramアカウント
『CHUNKS 5th ROUND』
日時：3月2日（土）午後9時～午前5時
会場：
D-light,Tokyo @D_light_Tokyo
BOILERROOM @BOILER_ROOM_MEN
■私生活を語ってくれるZ世代のゲイを募集中。
『ジオ倶楽部』では、顔出しでインタビューに答えてくれるZ世代のゲイを募集しています。興味のある方は「お問い合わせフォーム」からご応募ください。
（構成・撮影 冨田格）
★あわせて読みたい！
ゲイのクロスフィット選手が掴んだ幸福と男たちを歓喜させる逞しい肉体
